犬との暮らし方、飼い方はどんなスタイルでないといけないという決まりはありませんが、より良い犬との生活のために知っておくべきこともあります。成犬(室内犬)にとって必要性の高い習慣を確認しておきましょう!
犬との暮らし方は自由!でも気をつけておくべきこともある
犬と暮らす生活、それぞれのご家庭で「愛犬が〇〇をしてもOK」「〇〇はさせないようにしている」などルールや生活スタイルがあると思います。
犬と暮らす1日1日の過ごし方や飼い方は、狂犬病予防法や動物愛護法など法律やマナーに関わる以外の部分については「絶対にこうでないといけない!」というものはありません。どんな暮らし方や過ごし方でも自由です。
でも、犬と暮らすため、愛犬との暮らしをもっと楽しむため、犬が健康であるため、他人に迷惑をかけないためにも「しつけ」や「犬の習慣」はとても大切になってきます。
これを管理するのが、飼い主の責任です。
犬が成犬になって、しつけや健康管理で飼い主さんが困らないためにも、犬がストレスを感じたり辛い思いをしないためにも、子犬の頃から人と暮らす中で必要性の高い習慣は身につけさせておくことをおすすめします。
では、5つの習慣を順番にみていきましょう!
<犬との暮らしをより良い生活にするための飼い方ガイド>
基本的なしつけができていること
犬にとって一番大切なことは、基本的なしつけができていることです。「アイコンタクト」「おすわり」「待て」「おいで」「伏せ」などの基本的な動きができていることで、飼い主さんが犬をコントロールすることができます。
例えば、犬が苦手で今まで犬を見るたびに吠えかかっている場合も、興奮が高くなったとしても吠えずにすれ違うことができれば、他の犬との挨拶や一緒に遊ぶことができなくても、飼い主さんの心配事が減りますし、犬にかかる緊張やストレスも減らすことができます。
体のどこでも触れるようにしておくことも大切
犬と暮らしていると必ず動物病院との関わりが出てきます。犬の体に触ることができることもとても大切で、飼い主さんとのスキンシップや病気の早期発見にもつながるので、愛犬の体のどこでも触れるようになっておきましょう。
<しつけで大切なこと>
食事管理ができていること
可愛いからといって、おやつを多く与えてしまったり、人間用の味のついた食べ物を習慣的に与えてしまうことで、犬が肥満になったり病気の原因になることもあります。
飼い主さんが日常的に必要以上の食べ物を与えてしまったことで、一度美味しい味やもらえることを知ってしまった犬、肥満になってしまった犬は、ある日突然、人間の都合で今までの食生活が変わって、混乱してしまうことでしょう。
もし、愛犬のダイエットを勧められたら、無理なダイエットはさせないであげてください。犬に大きな負担がかかります。かかりつけの獣医師に相談しながら、一気にごはんを減らすことなく、時間をかけて徐々に行うことをおすすめします。
<肥満犬の管理>
健康管理や病気の予防ができていること
犬をできるだけ病気にさせないためには、健康管理ができていることが大切です。当たり前のことかもしれませんが、日々のお散歩での運動や、愛犬とのコミュニケーションは、ストレスや病気の予防、健康管理につながります。
面倒くさいからといってお散歩にいかず、犬が運動不足で肥満になってしまうことが考えられますし、運動不足によってストレスを抱えて問題行動が起こることもあります。
また、病気の早期発見のために定期的な健康診断を行い、混合ワクチンの接種やフィラリア、ノミ、ダニ予防など必要な病気の予防を行うことは、愛犬の健康にとってとても大切な生活習慣です。
ケージに入れること
日本は災害の多い国です。いつどこで大きな地震などの災害が起こってもおかしくはないといわれています。
例えば、避難が必要となり犬を連れて避難する場合、普段からケージに入れるようにしておくことは、とても大切です。
避難所では飼い主さんと同じ空間にいることができない可能性もあります。ケージが苦手な犬は、知らない犬達のいる空間で強い緊張を感じてパニックを起こしてしまうことも考えられます。
「ケージに入れるのがかわいそう」と思われる方もいるかもしれませんが、ケージが安全な場所と認識して、ケージの中で落ち着いて過ごせる犬になっておくことは犬のためにも大切なことです。
ケージに入れることは、災害時だけではなく、動物病院に入院する際や、ペットホテル、ペットサロンなどに愛犬を預ける場合も必要なことですので、成犬になっていても諦めずに、ケージトレーニングをはじめることをおすすめします。
<災害発生時にペットを守る方法>
室内でも屋外でもトイレができること
「うちの犬は外でしかトイレをしない」「台風の中でも外に連れ出している」という場合もあるかもしれません。小型犬の場合は抱っこができるので、愛犬が年齢を重ねて老犬になって介護をする場合も、大きな問題にはならないかもしれませんが、室内でも屋外でもトイレができるようになっておくことは、大切だといわれています。
特に屋外だけでしかトイレをしない中型犬や大型犬の場合は、介護が必要になった際に抱き上げて外に連れ出す必要が出てきます。できるだけおむつを使わないために、室内でも屋外でも我慢せずにトイレができるようになっておくことは、泌尿器系の病気を防ぐだけでなく、犬のQOL(生活の質)を保つことにもつながり、大雨などの天候の悪いときでも介護が楽になります。
できることなら「室内でも屋外でもどっちでもトイレができる犬」になっておくとよいでしょう。
<トイレトレーニングができるとこんなに便利!>
できることからはじめよう!
より良い愛犬との生活のために、飼い主さんができることからはじめてみませんか?今回は、人と暮らす中で成犬(室内犬)の必要性の高い習慣を5つご紹介しました!
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