動物病院は、多くの飼い主さんや動物が集まる場所です。体調が悪いコも、健康診断や病気の予防にやってきたコもいます。また他の犬や動物が苦手なコも動物病院が大嫌いなコもいます。動物病院で思わぬトラブルを起こさないためにも知っておいてほしいマナーと心得、獣医さんとのコミュニケーションについてお伝えします。
予約時間を守ること
最近は、予約診察を受け付けている動物病院はとても多いです。予約診察は、待合室での待機時間を減らすこともできるので便利なサービスです。
診察の予約をしている場合は、常識として予約時間は守りましょう。
もし、遅れる場合は、わかった時点で病院へ連絡を行ってください。
待合室で診察を待っている間のマナー
動物病院には具合の悪いワンちゃんやケガをしているワンちゃんが診察をするためにやってきます。
むやみに「可愛いですね〜」と他の動物に触ったり、自分のワンちゃんを触らせないように注意してください。
また、診察を待っている間、他の飼い主さんとお話しする機会もあるかもしれません。でも、相手の動物の症状を聞くなど、配慮がない質問はしないようにしましょう。
もし待合室で愛犬が粗相してしまった場合は速やかに病院の方に一声かけてから片付けるようにしましょう。
他のワンちゃんがおしっこやウンチ、嘔吐をしているのを見かけたら、感染症の恐れもあるので触らずに、動物病院のスタッフに伝えることが大切です。
待合室ではノーリードにしない
獣医師によれば、うちの子は大人しいから・・・とリードをつけずに抱っこで来院する方がたまにいるそうです。
動物病院は基本的に犬以外にも、猫やうさぎ、鳥、ハムスター、爬虫類などさまざまな動物が来院します。
他の動物とのトラブルにも繋がることがあるので、必ず首輪とリードをつけましょう。
また、診察中に犬が暴れてしまうこともありますが、診察台からの転落や脱走を防ぐためにも、リードをつけて落ち着かせ、飼い主さんのそばから離れないようにしてあげましょう。
病院に持っていく持ち物
かかりつけの病院の診察券
人間の診察券と同様、意外と忘れやすいですのが、愛犬の診察券です。スムーズな受付や診察を行ってもらうためにも、診察券は準備しておきましょう。忘れてしまった場合は、動物病院のスタッフに伝えるようにしましょう。
首輪とリード
動物病院内でのトラブルや脱走、事故を防ぐためにも必ず必要です。
ケージ・カート
移動できるサイズのワンちゃんであれば、家から病院へ移動の際に便利です。他の動物との接触も避けることができます。
ウンチ袋、水
当たり前のことですが、犬の排泄物は飼い主が責任を持って処理をしましょう。ウンチ袋は犬と出かける際に必須のアイテムです。
また、動物病院の周辺でおしっこをした場合は、水をかけることもマナーです。
ティッシュ、トイレットペーパー類
愛犬が粗相してしまった時や体が汚れたときにあると便利です。
ワンちゃんの症状・癖に合わせた持ち物
愛犬のウンチまたはおしっこ
下痢や嘔吐物、異常な色やニオイのウンチやおしっこは検査をすることで病気ががわかることもあります。
おかしいな?と思ったら捨てずに病院へ持参することが大切です
普段与えているごはん・おやつ
犬が体調不良を起こしている場合、与えた食材やドックフードが原因で症状が出ている可能性もあります。
動物病院へ持参するか、与えたものをメモしておくとよいでしょう。
スムーズな診察をするために
動物病院では、動物の様子を見ただけでは症状を診断することはできません。
病気を早く特定するためにも、飼い主として獣医さんへ愛犬の体調について情報提供ができるように、日頃からメモをしておいたり、ケガや病気の症状が出た時の様子を「いつ、どこで、何を、なぜ、誰が」など分かりやすく説明できるように準備しておくと、より的確な確定判断ができます。
初診の際は、ワクチン接種やノミダニ予防の有無、普段与えている薬などについても伝えましょう。
診察後のケア
お薬が処方された場合は、獣医師の指示通り用法・用量・期間を守って投薬を行いましょう。副作用について心配がある場合は、獣医師とよく相談をしておくことが大切です。
診察後から、次の診察までの間に、容態が少しでもおかしいな?と思ったらすぐに動物病院へ連絡をしましょう。
飼い主の判断で、状態がよくなってきたようだからと、投薬を勝手に中止したり、頻度を変えたりすると薬が効かなくなったり状態を悪化させてしまうケースもあります。
中には、突然投薬をやめると体に大きな負担がかかる薬もあるので、自己判断は厳禁です。
治療が必要な場合、今後飼い主と愛犬がこれからどうすればよいか、治療について獣医さんとよく相談をしましょう♪
夜間や休診日の救急対応可能な動物病院を探しておく
ときには、夜間や休診などの診療時間外に急に容態が悪くなったり、大きなケガをすることもあります。
すぐに対応してもらうために、あらかじめ夜間対応の動物病院を最低2ヶ所は確認しておくことが大事です。
全国の夜間救急対応の動物病院の一覧はこちらから
最後に
動物病院は、さまざまな動物が集まります。最低限のマナーを守り、気持ちよく来院できるようにしましょう!
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