愛犬のマナーと聞いて、どのようなものを想像しますか? 10月30日は「マナーの日」です。マナーの日をきっかけに、いろいろな愛犬のマナーについて再確認をしましょう!
トラブルが発生!原因は愛犬のマナー?

「何もしていないのに、愛犬にまつわるトラブルがおきてしまった」このようなことを経験された方は多いのではないでしょうか。
トラブルの原因はさまざまですが、お互いの価値観の違いや生活環境の違いなど、根底にお互いの考え方の違いがあるため、トラブルは起きます。理由がなければトラブルはおきませんよね。
では、トラブルが起きないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
人や犬同士が接する世の中で、トラブルをゼロにすることはできません。
ですが、こちらがしっかりと対策をしていれば、多くのトラブルは回避できます。
10月30日は「マナーの日」です。愛犬のマナーを見直して、嫌なトラブルへの対策をしましょう。
再確認をしよう!簡単にできる愛犬のマナー
「誰も見ていないからいいかな?」「まあいっか」と考えがちな犬のマナー。
愛犬のマナーを再確認していきましょう。
必ず愛犬にリードを付ける

「動物愛護管理法 第7条1項」で人に迷惑をかけたらいけないということを、「動物愛護管理法第9条」で、各自治体でノーリードに関する条例を決めてくださいと記されています。
結論から申し上げますと「公共の場でのノーリードはやめましょう」。
もちろんイレギュラーもありますが、お散歩のマナーとして、リードは必ずつけましょう。
排泄物は持ち帰る
言わずもがなですね。歩いていて犬の排泄物を踏んだら嫌ですよね。
それだけではありませんが「犬の排泄物は必ず持ち帰る」これは必須のマナーです。
犬の排泄物は愛犬の健康のバロメーターでもあります。そのような大切なものを放置していいのでしょうか?
おしっこは水で流すなどの配慮をする
場所によって、マナーベルトやトイレシーツを利用し、地面に直接排泄をさせないことも大切です。
注意書きなどで、おしっこ禁止と書かれていたら、素直に耳を傾けましょう。
歩行者に配慮しながら歩く

お散歩は愛犬との大切な時間です。愛犬とのコミュニケーションを楽しみましょう。
歩行者が近づいてきたら、リードを短く持ち、愛犬と歩行者の間に飼い主さんが入ってあげてください。
愛犬が人に飛びついたり吠えたりしてしまうなら、歩行者が通り過ぎるまで、その場で待機することも大切です。
犬同士が触れ合うときのマナー
お散歩中に「ワンちゃんに近づけていいですか?」と自分の愛犬を近づけていいか、聞いてくださる飼い主さんがいらっしゃいます。
犬同士を近づけるときは、お互いが正面から近づかないように配慮しましょう。
相手のワンちゃんの様子を見て、横からそっと近づけるなど、お互いのワンちゃんが怖がらない工夫をしてあげてください。
触っていいですか?と聞かれたら?

フレンドリーなワンちゃんで、人に対して攻撃的にならないコなら「いいですよ」とお伝えしましょう。
ただ、絶対に事故が起きないとはいいきれません。
小さなお子さんなどは特に、行動が読めない場合があります。人と愛犬がふれあう場合は、飼い主さんの細心の注意が必要です。
また、愛犬が人を怖がってしまう場合「このコ怖がりなので、ごめんなさい」と断る勇気も大切なマナーです。
ご近所へのマナー
ご近所だけではなく、どのおうちにも共通することですが、他人の家の前で排泄をさせることは絶対にやめましょう。
また、愛犬がおうちの中でよく吠えてしまうなら「いつも申し訳ありません、吠え声がうるさくありませんか?」など、ご近所の方と顔を合わせたときに、ひとことお伝えするだけで、トラブルを回避しやすくなります。
飼い主さん同士で密にならない
今は、コロナウイルス感染拡大防止のため、ソーシャルディスタンス(フィジカルディスタンス)を守ろうという働きがあり、人との距離を保つようになりました。
ですが、どうしても弾んでしまう犬友達との会話。
楽しい気持ちはとてもわかります!ですが、犬と暮らしていない方から見ると「犬の飼い主さんって……」と思われる可能性があります。
ひとりひとりが「犬の飼い主の代表」だと思っていただき、時代に合った対応をしていきましょう。
犬が嫌いな方へのマナー

犬が大好きだと忘れてしまいがちな「犬が苦手な方もいる」ということ。
犬が苦手な方や、犬が好きでもアレルギーがあって近づけない方もいます。
お散歩中など、愛犬を自由に人に近づけることはマナー違反です。犬が苦手な方やふれあえない方がいらっしゃることを、忘れないようにしましょう。
愛犬にしつけを教えるマナー
リードを引っ張るクセを改善するしつけや、人に飛びつかないしつけなどを愛犬に教えることはとても大切です。
基本的なしつけがしてあるだけで、愛犬をコントロールしやすくなります。
愛犬をトラブルから守るためにも、基本的なしつけはしておきましょう。
最後に:愛犬のマナーは他人への心づかい

たくさんのマナーを書かせていただきましたが、愛犬家の皆さまなら、すでに実践されていることだと思います。
愛犬のマナーは小さな心づかいの積み重ねです。
他人を思いやる気持ちが、愛犬をトラブルから守ります。
マナーの日をきっかけに、もう一度、愛犬のマナーについて考えていただけたら幸いです。
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