犬種別で毛の色の種類を知ろう!【チワワ】

健康

大きな瞳に小さな身体で、まるでぬいぐるみのような可愛らしさのチワワは、長年に渡り人気の犬種です。
実はこのチワワは、毛色の種類がとても豊富であることも大きな魅力のひとつだとされています。
このチワワの毛色の種類について、詳しく紹介していきましょう。

どの毛色もチワワは認められている?

チワワはコンパニオン犬として古い歴史を持つ犬です。毛色の種類が多いことが有名で、JKC(ジャパンケンネルクラブ)では、基本的に全ての毛色について認定をしています。 これは、ホワイトやブラックなどの単色だけではなく、複数の色が混ざっている毛色についても同様で、原則全て色を認定すると定められています。このようなことは大変珍しいことです。

但し、ひとつだけ認められていない「マール」という毛色があります。これは、大理石のような美しいマーブルの柄で色素が若干薄く出ることが多い毛色です。 レアカラーとして好む方が多い毛色ではあったのですが、マールの遺伝子を定着させようとマールカラー同士で掛け合わせを行うと、劣性遺伝が強く出てしまい健康障害を持つ犬が産まれてくる確率が高いということが判明しました。 その結果、犬種血統を正しく保つために、2011年4月よりマールは認定色から除外されることとなりました。

また、チワワの毛色の特徴として、成長するに連れて毛色に変化が出てくることがあります。どのような毛色になっていくのかは、その両親犬の毛色を参考にするのが一般的です。

チワワの人気の毛色の特徴

多くの種類があるチワワの毛色について、その特徴を紹介していきます。

1色だけの毛色

1色だけの毛色のものを総称して「ソリッドカラー」と呼びます。ソリッドカラーは単色とはいえ、それぞれ色の濃淡などに違いがあり、同じ色でも違う色に見えることもあります。

ホワイト

全身真っ白の被毛で覆われています。耳の先だけにクリームが少しだけ入る場合もありますが、これもホワイトに区分されます。

クリーム

ホワイトよりも少し黄色みがかかったような毛色で、レッドと比較すると白っぽく見えます。優しい雰囲気をかもし出す毛色です。

ブラック

真っ黒の被毛に全身が覆われています。可愛らしさの中にシャープなイメージを持つので、男性に人気が高い毛色です。

フォーン(薄茶)

レッドよりは薄めの茶色で、明るい金色に近い被毛となります。色味の幅がとても広く、同じフォーン同士でも違う色のように感じることもある程です。小鹿のような黄色系の被毛が比較的多いようです。 子犬の頃に濃い目の色だったとしても、成長すると共に若干色が薄くなっていく傾向にあります。

チョコレート(濃茶)

濃い茶色や焦げ茶と表現される毛色です。光の加減で濃い赤褐色に見えることもあります。

ブルー

少し青みがかかったようなグレーの毛色です。ブルーも濃淡の幅が大変広く、単色に見えないこともあります。 単色のなかではレアカラーとされていて、流通数も少ないようです。

レッド

クリームよりも更に濃い茶色で、少し赤みのかかった茶色い被毛になります。

2色以上の毛色

次に2色以上の毛色が入ったものについて紹介していきます。

パーティカラー

2色以上の被毛で構成されているものを「パーティカラー」と呼びます。 パーティとは英語で「部分的」という意味を持つ「Parti」からきていて、「部分的に違う色が入っている」ということを表現しています。

特徴としては、ベースとなる色に対してはっきりと区別のできる違う色が斑に入っているところです。2色以上の被毛とは言いますが、ほとんどの場合2色のみの構成であることが多いです。 パーティカラーの中でも人気のものが次の3つです。

1.ブラック&ホワイト:白毛が基調となり、そこに黒の被毛が混ざっているカラーです。

2.フォーン&ホワイト:白毛をベース色として、淡い色のクリームが混ざっているカラーです。

3.クリーム&ホワイト:白毛が基調となり、そこに淡いクリーム被毛が混ざっているカラーです。

上記以外にも、レッド&ホワイト、チョコ&クリームなど組み合わせは多数ありますが、同じ組み合わせのカラーでも、被毛の濃淡や混ざり具合で全く違う雰囲気を持つこともチワワの特徴となります。

トライカラー

3色の被毛から構成されているものを「トライカラー」と呼びます。 色の組み合わせに規定はありませんが、パーティカラーにタンが入るものが一般的で、人気のトライカラーが次の2つです。

1.ブラックタン&ホワイト:ブラック&ホワイトのパーティカラーにタンが入っています。

2.チョコレートタン&ホワイト:チョコ&ホワイトのパーティカラーにタンが入っています。

この他に超レアカラーとして「ブリンドル」というものがあります。これは虎毛と表現するのが一番分かりやすく、全身にまだら模様が入っていて、3色以上の被毛が複雑に絡み合っています。 但し、ブリンドルカラーは成長と共に虎毛はどんどん薄くなっていき、いずれはベース色だけが残る薄い色に変わってしまうことが多いとされています。

眉の位置に違う色が入る場合

両目の上に、眉毛のように違う毛色のタンが入っているカラーがあります。タンの色は黄土色系か赤茶色系となり、ベースになる毛色の違いによって呼び名が変わります。また、周囲の毛色と混ざらずにはっきりと眉のように見えるこの部分を、タンマークと呼びます。

このタンマークは、両目の上だけでなく、口の周りや足の先に入ることもあります。 ベースがブラックの毛色のものが最も人気があり「ブラック&タン」と呼ばれ、ベースがチョコレートの毛色なら「チョコレート&タン」、ブルーであれば「ブルー&タン」と呼ばれます。

まとめ

チワワの毛色について紹介してきました。多くの毛色と、更に多くの組み合わされたパターンがあり、家族として迎える時には、どの毛色にするべきかとても悩みそうです。 成長と共に毛色に変化が出てくるのも特徴のひとつですので、可能であれば両親犬も一緒に見せてもらうとイメージが付きやすいでしょう。

毛色によって性格の違いはほとんど無いようですので、自分の好みの毛色に絞って犬を探すことができます。 多くの毛色のなかから、自分好みのものを探すのも大きな楽しみとなります。

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ドッグパッド編集部

ドッグパッド編集部

ワンちゃんとの楽しい生活に役立つ独自の情報を取材し、配信するエディター集団です。皆さまが普段「あるといいな」と感じていること「こんな工夫は楽しいよ」と知らせたいこと、疑問、質問、困りごとなど、どしどしお寄せください。

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