雨の日が続いてしまうと、ゆっくりとお散歩に行けず公園で遊ぶことも出来ずに、犬はストレスが溜まってしまいますよね。そんな時に室内でも楽しく遊ぶ方法を知っていれば、愛犬と楽しく過ごすことができます。
そこで、雨の日に室内で遊ぶ方法だけでなく、その時に気を付けて欲しいことなどを合わせて紹介します。
室内遊びのメリット
雨で散歩に行かれない時には、犬はその分体力を持て余してしまいますので、是非室内での遊びを積極的に取り入れてあげてください。室内遊びは運動不足の解消になるだけでなはなく、身体を動かすことで楽しみにしていた散歩に行かれないストレスの解消にもなります。
また、室内での遊びは普段外では経験出来ないような刺激を犬に与える場合があります。いつもとは違う遊びを取り入れることで、犬の身体や脳は刺激を受け生活に張りが生まれます。
室内遊びのデメリット
室内遊びにはデメリットもあります。 飼い主さんと一緒に遊ぶのではなく、おもちゃなどを用いた一人遊びばかりをさせるようにしてしまうと、そのおもちゃを出されると一人にされてしまうと勘違いする犬がいます。 本来であれば楽しくストレスを解消する為の遊びだったはずが、犬はそのおもちゃを与えられたことで逆にストレスを感じてしまうようになってしまいます。
時には一人遊びをさせる時間も必要ではありますが、常にそればかりにはならないように配慮をするようにしてください。
室内遊びで気を付けること
室内で遊ぶ時に気を付けて欲しいことを4つあげておきます。
1.テンションを上げ過ぎない
2.ぶつかりそうな家具の近くは避け、床に配置してある物は片付けておく
3.床が滑りやすい素材の場所では遊ばないようにする
4.おやつなど食べ物を与えすぎない
最初の3つは、全て怪我予防に繋がります。あまりテンションを上げ過ぎてしまうと、犬は飼い主さんの制止がきかなくなってしまうことがあります。興奮し過ぎたあまりに思わぬ怪我をしてしまわないようにテンションを上げ過ぎないことは意外と大切です。家具の近くで遊ばないことや、室内の物を片付けておくのも同じく怪我の予防です。
床の素材に関しては、フローリングなど滑りやすい床材の場所で遊んでいると、ジャンプ後の着地の際に足をひねってしまうこともありますので、室内では滑りにくいマットや絨毯の上で遊びようにしてください。 遊びの最中におやつなどを与えることもあると思います。与えること自体は問題ないのですが、楽しく遊んでいるとついつい多くあげてしまうことがあります。 おやつの与えすぎは肥満に繋がりかねませんので、気を付けるようにしてください。
室内遊びをするうえで必要なしつけはあるの?
室内で遊ぶ時には、次の3つのしつけをしておくようにしましょう
おすわり・待て・伏せ
この3つをきちんと教えておくと、室内遊びの時だけでなく様々な面で役立ちます。 楽しく遊んでいる時には、犬も興奮をしてきてしまうことがあります。そのような時には、一度クールダウンさせるためにも、おすわりや待てなどの指示を出して一度犬を落ち着かせます。 伏せもマスターしているのであれば、そのまま伏せの体勢を取らせて休ませます。時間がたっぷりある時でも、長時間遊び続けずに途中で休憩を挟みながら遊ぶようにしましょう。
犬がくわえているおもちゃを離すこと
室内では、おもちゃを口でくわえて運んだり、引っ張り合いをしたりする遊びが多く登場します。この時に犬がくわえた物をすんなり離すような指示を教えておくと、遊びもスムーズに楽しむことが出来ます。 教える時には「離す」や「ちょうだい」など指示語を一つ決めて、犬がくわえている状態で反対側を持ち指示語を出します。おもちゃを離した瞬間に褒めて、おやつなどのご褒美を与えてください。 このしつけは、イタズラして欲しくない物を犬がくわえてしまった時にも利用できますので、教えておくと大変役立ちます。
犬の行動の制止
「待て」のしつけと似ていますが、こちらは行動を制止したい時に使用します。 例えば興奮して走り回っているのを止めたい時には、おすわりの指示よりも先にまず制止させなくてはいけません。その為のしつけです。
室内でのおすすめの愛犬との遊び方
最後に、室内でのおすすめの遊び方について紹介します。
身体を動かす室内遊び
身体を動かす遊び方といえば、やはり「とって来い」の遊びでしょう。 ボールやお気に入りのおもちゃを飼い主さんが投げて、犬が取ってくるという単純な遊びですが、犬は飼い主さんが投げてくれる姿をワクワクとした目で見つめ、投げてくれると喜んで走って取りに行きます。
室内ではスペース的な問題がありますので、中型犬以上のサイズの犬では満足に遊べないかもしれませんが、小型犬であれば良い運動になります。 取って来いをやるスペースがない時や、あまりバタバタと走り回れない住宅事情であれば、ロープ状のおもちゃを使用しての引っ張りっこ遊びもおすすめです。犬はかなり力を入れて引っ張ってきますので良い運動になります。
犬の脳を刺激する室内遊び
脳を刺激する遊び方といえば、「宝探し」です。 犬の大好きなおやつを、犬からは見えにくいけれど、ちょっと鼻先で確認すれば見付けられるような絶妙な場所にいくつか隠し、それを見付けさせる遊びです。但し、あまりおやつばかりを与えてもよくありませんので、犬がお気に入りのおもちゃやボールなどで代用しても構いません。
宝探しにおもちゃを使用する場合には、普段遊んでいる物ではなく、時々しか使わないけれど犬が喜ぶような特別感のあるものを使用するのがおすすめです。犬はそれで遊びたくて必死で探すことで、脳を使い自然とエネルギーが消費されていきます。
犬の身体も脳も使う室内遊び
身体も脳も両方使う遊び方では、ドッグスポーツをアレンジした遊び方があります。 室内ではペットボトルを何本か用意し、犬が通過出来る程度のスペースを開けて等間隔で並べます。
最初はおもちゃやおやつを見せながら、ペットボトルの間を波線を描くように誘導します。 一見簡単なようですが、ペットボトルの間をぬって歩くのは犬にとっては難しいものですので、犬は脳を使いながら一生懸命歩きます。 段々と慣れてきたら、ペットボトルの置き方を変えてみます。すると犬はまたどのように歩けばいいのか考えますので、脳を使い更に歩くことで運動にもなります。
まとめ
雨の日に室内で遊ぶ方法や、その時に気を付けて欲しいことを紹介してきました。室内には、生活に使用している様々な物が置いてありますので、思わぬ怪我に繋がってしまうことがあります。その点にだけよく気を付けるようにしながら、雨の日でも愛犬と楽しく遊んであげてください。
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