ワンちゃんを飼いたいと思う理由は様々でしょう。どのような犬種のワンちゃんを選ぶかで、全く私達の生活が変わってくると言っても過言ではありません。近年は良いとこ取りのMIX犬も人気があるようです。
犬種毎の違いを知って、人も犬も幸せになれるワンちゃんライフを始めたいですね。
10の犬種グループ
国際畜犬連盟(FCI)によると犬種は10のグループに分類されています。ジャパンケネルクラブも以前は7グループに分類していましたが、近年は所属するFCI基準に変わりました。
このグループによって、大体どのような性質の犬種の集まりなのかが解ります。
あなたが、もし決まった犬種を求めずに犬と暮らしたいと思っているなら、どんな事を一緒にしたいのか、家族とともにどのようにワンちゃんと過ごすのか、想像しながら調べてみると良いかもしれませんね。
G1:牧羊犬・牧畜犬
G2:使役犬・番犬
G3:テリア(小獣猟犬)
G4:ダックスフント(獣猟犬)
G5:スピッツ・原始的な犬
G6:嗅覚ハウンド(嗅覚獣猟犬)
G7:ポインター・セター(鳥猟犬)
G8:レトリーバー、フラッシングドッグ、ウォータードッグ(鳥猟犬)
G9:トイドッグ・パートナードッグ(愛玩犬)
G10:サイトハウンド(視覚獣猟犬)
それぞれのグループの大まかな紹介と馴染みのある犬種を抜粋してみましょう。
牧羊犬・牧畜犬
中型犬を中心とした、知能も運動性能も高いと言われる犬種が多いグループです。現在も実際に人の役に立つ仕事をこなす犬です。
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
ジャーマン・シェパード・ドッグ
ラフ・コリー
ボーダー・コリー
シェットランド・シープドッグ
オーストラリアン・シェパード
使役犬・番犬
護衛犬、番犬といった、大型で屈強な体躯を持つ犬種が多いグループです。なかなか、その迫力には圧倒される物があります。
グレート・デーン
ボクサー
ブルドッグ
バーニーズ・マウンテンドッグ
ドーベルマン
テリア(小獣猟犬)
見た目の可愛さからは想像できないほど勇敢な性格で、元々は小動物の猟犬として作られてきたので、外での活動量が豊かで運動性能も高い犬種が多いようです。
ジャック・ラッセル・テリア
ブル・テリア
ヨークシャー・テリア
ダックスフント(獣猟犬)
アナグマなど、細い穴状の巣を持つ動物の猟で活躍できるように改良されてきた犬種です。あの短い足が愛らしいですよね。近年はミニチュアサイズに人気が高いようです。
原始的な犬・スピッツ
とがった口先という意味のスピッツ。日本古来の犬種はこのグループに属します。なかなか、バリエーションにも富んでいますね。
秋田
柴
シベリアン・ハスキー
ポメラニアン
嗅覚ハウンド(嗅覚獣猟犬)
このグループも嗅覚が優れている猟犬だという特徴が共通だとしても、見た目はかなりのバリエーションですね。
ダルメシアン
ビーグル
ポインター・セター(鳥猟犬)
このグループはスレンダーな体躯の犬種が揃っていますね。長い間、鳥猟に貢献し続けている犬種ですね。
イングリッシュ・セター
ブリタニー・スパニエル
ワイマラナー
レトリーバー・フラッシングドッグ・ウォータードッグ(鳥猟犬)
前述の鳥猟犬グループに属さない鳥猟犬たちです。それぞれ、猟においては役割を分担して仕事をします。本来の役割とは別にたいへん日本でも親しまれている犬種が多いですね。
ゴールデン・レトリーバー
ラブラドール・レトリーバー
アメリカン・コッカー・スパニエル
トイドッグ・コンパニオンドッグ(愛玩犬)
日本で人気が高い犬種が目白押しです。従来種の良いところを残しつつ、小型で可愛らしい容貌に作られてきたので、扱いやすい犬種がたくさん揃っていますね。日本の住宅事情ともマッチして、人気を博しているグループです。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
シー・ズー
チワワ
パピヨン
パグ
ボストン・テリア
マルチーズ
プードル
視覚ハウンド(サイトハウンド)
優れた視覚を有し、犬の中ではずば抜けた走力を持ち合わせるグループで、猟に於いては獲物が疲れ果てるまで追い詰める。体は協力抵抗をなくしたようにスレンダーでしなやかな脚を持つ。
ウィペット
イタリアン・グレーハウンド
ボルゾイ
最後に
ワンちゃんを選ぶのには、第一印象と相性がとても大事です。
しかし、犬と共にどんな生活を望むのかという点では、犬種独特の特徴を予め調べた上で選ぶことはとても大切なことです。
犬種毎の特徴の違いも知るほどに興味が湧いてきて面白いので調べることも楽しんでください。
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