公開日
2022/01/16

いつ起こるかわからない災害、愛犬のために飼い主ができること

地震や津波、台風などの自然災害が起きた時、私たち飼い主は愛犬にどのようなことをしてあげられるでしょうか?
愛犬も大切な家族の一員。突然の災害に備えて事前に何を準備しておけばいいのか、避難所でのケアなどをご紹介します

災害に備えて準備しておきたい愛犬の防災グッズ

災害に備えて準備しておきたい愛犬の防災グッズ ドッグパッド

人間の防災セットと一緒にバッグなどにまとめて愛犬用の防災グッズを作って保管しておくといいでしょう。

必ず用意しておきたい犬用品

  • 鑑札、狂犬病予防注射済票、混合ワクチン接種証明書
  • 迷子札、マイクロチップのID番号
  • 避難用のケージ、クレート、キャリーケースなど
  • おやつなどの非常食
  • 飲料水
  • ワンちゃんに持病がある場合は薬と病歴などのメモ

あると便利なモノ

  • ・遊び慣れたおもちゃ
  • ・タオル、新聞紙、段ボール・トイレシーツとティッシュペーパー、またはウエットティッシュ
  • ・折りたたみ式の食器
  • ・ビニール袋
  • ・ワンちゃんの写真
  • ・消毒液やガーゼ、包帯などの応急セット

犬との暮らしで災害に備えて準備しておきたいこと

犬との暮らしで災害に備えて準備しておきたいこと ドッグパッド

犬の基本的なしつけ

災害時は人間と同じように犬もパニック状態や興奮状態になると予想されます。その際、周囲に迷惑をかけないために重要なのは、しっかりとしつけしておくことが大切です。また、サイレンや防災無線の大きな音に対して怖がらないようにしておくことも現場での犬のストレスを軽減させることにもつながります。

・「待て」や「おいで」などを覚えさせる
・避難所では主にキャリーケースなどに入れるので慣れさせておく
・避難所でなるべくストレスがかからないよう、散歩やドッグランなどでの交流で家族以外の人にも慣れさせておく

災害時における家族との連携を話し合っておく

家族とはあらかじめに、もし災害が発生した場合にどう連携を取るのかを話し合っておく必要があります。

・どこへ避難するか、どこに集合するか
・災害伝言ダイヤルなどの連絡手段の確認
・防災セットの持ち運びの分担
・多頭飼いの場合は誰がどのワンちゃんを担当するのかなど

愛犬の予防接種や不妊手術・去勢手術の検討

災害時は狂犬病予防注射や混合ワクチン接種をしていないと、避難所やペットホテルに預けられない場合も想定されます。不特定多数の多くの動物が集まる避難所では感染症にかからない、または感染症を広めないためにも、混合ワクチンの予防接種は必要です。

また、不妊手術をしていない犬の場合、脱走した際に繁殖してしまったり、避難所で発情して周囲に迷惑をかけることも考えられます。繁殖を考えていないのであれば、不妊手術や去勢手術についてかかりつけの獣医師に相談することも検討しましょう。

災害発生後の対応を確認する

災害が発生したとき、飼い主さん自身が怪我をすると愛犬を守ってあげることはできません。まずは命を守る行動をとり、自分の身を守りましょう。

動物はとても繊細で、飼い主の気持ちは犬に確実に伝わっています。もし飼い主さんの不安な気持ちが伝われば、愛犬もパニックになったり、普段とは違う行動を取ることも考えられます。このため慌てず冷静に、できるだけいつもと同じように優しく声をかけてあげてくださいね。

また、犬が急にびっくりするなど突発的な行動をとったりすることで、首輪やリードが抜けたり、外れたりすることも考えられます。愛犬とはぐれないためにも、リードは必ず付けるようにしましょう。心配であれば予備のリードも準備しておくと安心です。

避難所で愛犬とどう過ごすか

慣れない環境へのケア

犬もストレスを感じます。突然、訳も分からないまま避難所に連れて行かれれば、多くの人や動物たち、窮屈な環境、知らないニオイや音などでとても不安になってしまいます。

避難所での生活に人間も疲労困憊したり、不安な気持ちになってしまうかもしれません。ですが、そのような時こそ周囲をよく見渡して、家族やワンちゃんを励まし、愛犬のそばにいてあげることがとても大切です。

<確認しておきたいワンちゃんのストレスサイン>

避難所で過ごす中で下記のような異変がみられたら、愛犬のストレスサインの可能性があります。

・下痢
・血便
・食欲不振
・離れると不安になって吠える分離不安
・ちょっとした音におびえる過敏反応

周囲への配慮

避難所には多くの人が集まります。同じ被災者であっても、避難所には、動物が苦手だったり動物アレルギーの人もいます。すべての方が犬好きではないことを理解しておくことはトラブルの防止にもつながります。

また、強いストレスを感じていたり興奮した動物が、人を噛んだり引っ掻いたりしてしまう可能性はゼロではありません。安全を考えて可能な限りキャリーなどの中から愛犬を出さないようにしましょう。周囲への配慮を忘れず、飼い主同士が協力し合うことが大切です。

東日本大地震では、多くの人や動物が命を落としました。震災により死亡した動物の数については、青森県で少なくとも31頭、 岩手県で602頭、福島県では約2,500頭との報告である他は、不明とされているそうです。

また、震災時では避難所にペットを連れて行けるところと、連れてはいけないところがあり、ペットはNGな所がまだまだあるようです。今後はもっと災害時のペット対策ができているように、、、と願うばかりです。

地震や津波などの災害が多い日本ではありますが、自分のためにも、ワンちゃんのためにも、しっかり「万が一」に備え、冷静に判断し行動できるようにしたいですね。

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