公開日
2018/09/13

犬も寒暖差で体調を崩す?

季節の変わり目には寒暖差が大きくなりますので、体調を崩される方も多いのではないでしょうか?
「犬は寒暖差に強いからいいわね」と思っている方がもしかしたらいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
寒暖差によって人間が風邪をひいたりするように、犬も寒暖差にはそれほど強くありませんので、体調を崩すことがあるようです。
そこで今回は、犬も寒暖差で体調不良になることについて、詳しく紹介していきます。

犬も寒暖差で体調を崩す?

犬は基本的に暑さに強く、寒さにもある程度は耐えることが出来るはずと考えている方が多いようです。
私たち人間は季節の変わり目などの急激な寒暖差に直面すると、体調を崩しがちになりますが、実は犬も同じように寒暖差による体調不良は起こります。

犬が体調不良になってしまう寒暖差の目安は、およそ7度前後の寒暖差と言われています。これだけ大きな温度変化は、血圧の数値異常や血管の伸縮に異常をきたしてしまう恐れが出てきます。
特に「子犬・シニア犬・心臓疾患のある犬」は、免疫力が少なく寒暖差による体調不良が起こりやすいので、生活環境の温度には注意をしてあげる必要があります。

犬にとって快適な気温は約○℃

犬が快適に生活を送ることの出来る気温は、約23度程度と言われています。
想像よりも低い温度だと感じるかもしれませんが、一部の超短毛種を除いて犬は身体全体が被毛に覆われていますので、私たちよりも常に1~2枚分多く洋服を着ているとイメージしてください。
その為、夏場にエアコンの効いている部屋で一緒に過ごしていた場合、薄着である私たちが快適と感じている室温では、犬は暑いと感じている可能性が高いです。

また、シニア犬になると身体が冷えるのは好ましくありませんので、快適に生活出来る気温は少し高めの約26度前後になります。但し、心臓に疾患のある犬の場合には、シニア犬であっても心臓に負担をかけない為にも涼しく過ごせる24度前後に保ってあげるのがおすすめです。

温度差を減らす工夫をしよう!

冷暖房を使用して室内の温度を調整することは可能ですが、外出の際や別の部屋へ移動する際には温度差が生じてしまいます。この時の温度差があまり大きいと、犬の身体には多少なりとも負担がかかってしまいます。
この温度差も可能な限りなくしていくことで、犬は快適かつ健康的に過ごすことが出来ます。

ケージの置く場所

まず気にかけて欲しいのが、犬が休む場所であるケージの置き場所です。
窓際にケージを置いている飼い主さんが比較的多いようですが、窓がすぐ側にあることで、外気温の影響を受けやすくなってしまいます。
特に冬場は窓のわずかな隙間から冷気が入って夜間は底冷えしますので、可能であれば窓からは1m程度離すようにしてください。
どうしても窓際に設置するのであれば、ケージの周りをタオルなどで囲ってあげるなどの工夫が必要です。

また、冷暖房の風が直接当たる場所は、冬場は乾燥し過ぎてしまいますし、夏場は身体が冷えすぎてしまいます。犬の健康にはあまりよくありませんので、置き場所を変更出来ないようであれば、こちらもタオルなどを利用して直接冷暖房の風が当たらないようにしてあげてください。

ブラッシング

ブラッシングをこまめに行うことで、まずは不要な抜け毛が取り除かれます。その結果、解かされた被毛と被毛の間に空気が入りこみ、冬場であれば温められた空気が被毛と共に身体を温め、夏場であれば無駄な被毛がなくなることで通気性がよくなります。
また、ブラッシングで皮膚を刺激することで、血行が良くなり新陳代謝も上がるメリットがあります。

空気の入れ替え

冷暖房を使用して室内が適温に保たれていると、ついそのままの状態で長く過ごしてしまいがちです。犬が快適に過ごす室温は大切なのですが、常に一定の温度の中に居続けてしまうと散歩で外に出た時に、些細な温度の変化に身体がついていかれなくなってしまいます。

室内は適温に保ちつつ、1時間に1回程度は外の新鮮な空気を取りこんで空気の入れ替えを行い、外気温に少し振れさせることも大切になります。

外出前には外気に慣らす

散歩や外出の際には、適温に保たれている場所から出ることになります。この時に急に外に出てしまうと、その温度差に犬の身体が驚いてしまい心臓などに負担がかかってしまう場合があります。
その為、外出前には冷暖房の効いていない廊下や玄関などで準備をする時間を少し取るなど、身体を少し慣らしてから出掛けるようにしてください。
特にシニア犬などは、この「慣らし」は健康維持のためにもとても大切になります。

食事の管理

寒くなり始める少し前から、ほんの少しだけ食事の量を増やしてあげることで、犬の身体には皮下脂肪がつきます。
この皮下脂肪があることで、多少ですが寒さをしのぐことが可能となります。
寒い時期はそのままの食事量をキープし、温かくなり始める少し前から徐々に食事量を戻していくようにします。

室外犬の場合

常に室外で生活をしている犬は、室内で生活をしている犬よりは寒暖差には強いのですが、ダメージが全く無い訳ではありません。
特に季節の変わり目は、昼間は温かく快適に過ごせることが出来ても、朝晩の冷え込みはかなりの寒暖差になることもあり、身体には大きな負担がかかってしまいます。

冬場は冷たい空気が犬小屋の中に入りこまないように、犬小屋自体に段ボールなどを使用して防寒対策を行ったり、犬小屋の中に毛布などを1枚敷いてあげたりするだけで、ずいぶんと過ごしやすさが変わってきます。
夏場には、昼間の太陽で温度があがり過ぎないように、すだれやパラソルなどを使用して日陰を作ってあげてください。

まとめ

犬も人と同じように、寒暖差によって体調を崩してしまうことについて紹介してきました。
犬が快適に過ごしていくには、室内の温度調整をしてあげることも重要ですが、寒暖差をあまり感じずに過ごしていけるように、その季節ごとに合った対策をしていくことも大切です。
童謡には「犬は喜び庭駆け回る」という歌詞がありますが、犬も私たち人間と同じで極端な温度変化や、暑さ寒さによって体調を崩してしまうことはありますので、充分注意をしてあげるようにしてください。