公開日
2018/10/01

【10月1日はピンクリボンデー】犬の乳がんについて知ろう

皆さん犬の乳がんってご存知ですか?
「えっ!犬も乳がんになるの?」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、犬の乳がんについてご紹介します。
この機会に乳がんについて勉強しておきましょう。

犬にも乳がんってあるの?

「犬にも乳がんってあるの?」と思う方も多くいらっしゃるかと思います。
実は、犬の乳がんは人と同じく、メス犬に多いがんの1つなのです。
犬の乳がんは7歳以上の犬に多く見られます。
しこりの大きさは個体差があり、小さい小豆程度のもので済む場合もあれば、握りこぶしくらいの大きさになる場合もあります。
しこりは1か所とは限らず、左右5対ある乳房の周りに数個から多数、大小さまざまなしこりができる場合があります。
乳がんは乳腺腫瘍の悪性のことをいいます。
乳腺腫瘍は良性のものもあります。
良性と悪性の違いは、良性は徐々にゆっくりと腫瘍が大きくなり、他の場所に転移することはありません。
悪性は、リンパ節やお腹などに転移することもあり、命に関わってきます。

犬の乳がんの原因は?

乳がんつまり、乳腺腫瘍が悪性になってしまう原因ははっきりとは分かっていません。
しかし、乳腺腫瘍ができる原因は、女性ホルモンの影響を受けて乳腺の細胞が増殖する過程で、遺伝子変異などによって腫瘍化すると考えられています。
そのため、子犬のうちに避妊手術をしておくことで乳腺腫瘍の発症リスクを下げることができます。

どんな症状が出るの?

乳がんの症状を初期症状と末期症状に分けてご紹介します。

初期症状

触るとしこりに触れる

犬のわきの下から胸、腹部、内股にかけて触った時にコリッとしたしこりがある場合は、一度動物病院で診察を受けたほうが良いでしょう。
犬の場合、約50%は良性の腫瘍ですが、悪性の可能性もあるので、早めに受診しましょう。
特に、3cm以上の大きめのしこりが急にできた場合は、悪性の可能性があるので、すぐに動物病院へ連れていきましょう。

末期症状

痛みが出る

腫瘍の増殖と共に皮膚が破け出血や壊死が起こる場合があります。
そのような場合や皮膚に炎症を起こした場合、強い痛みを伴います。

転移する

リンパ節や肺、肝臓などの他の組織に転移する場合があります。
肺に転移した場合は咳や肺の痛みなどが生じます。

以上のような症状が犬の乳がんでは見られます。
症状は個体によって様々なので、今回ご紹介した限りではありません。

治療方法は?治療費はどれくらい?

早期発見ができ、摘出可能と獣医師が判断した場合は、外科的手術により、腫瘍摘出手術を行います。
また、悪性の場合は、外科的な治療だけではなく、抗がん剤治療や放射線治療を行うこともあります。
治療費は病院や入院日数により差が大きくありますが、目安としては日帰りで安くて5万円から入院すると数十万円かかる場合があります。

予防はできるの?

乳がんの原因には女性ホルモンが関係しているということが言われているので、子犬のうちに避妊手術することで乳がんの予防に繋がります。
しかし、避妊手術をしたからと言って、絶対に乳がんにならないとは限りません。
あくまでも発症のリスクを下げる予防です。

人と同じく早期発見が大切

犬の乳がんは人と同じく、早期発見、早期治療がとても大切です。
気づくのが遅れてしまうとすでに転移していて、腫瘍の摘出が困難になってしまう場合があります。
毎日、何気なく脇の下から胸、お腹、内股にかけて触ってあげてしこりがないかチェックしてあげましょう。

最後に

犬も乳がんになることがあります。
愛犬が苦しむことを少しでも減らせるよう、早期発見、早期治療はとても大切です。
飼い主さんがしてあげられる予防や毎日のチェックはしっかりしてあげましょう。