愛犬と一緒に踊ってみよう♪ドッグダンスのトレーニング方法

しつけ

ワンちゃんとハンドラー(飼い主さん)が一緒に楽しめるドッグダンス。ドッグダンスは、犬とハンドラーが楽しそうにしている姿が印象的なドッグスポーツです。簡単にできるドッグダンスの踊り方や、見ているだけでワンちゃんと踊ってみたくなるドッグダンスの参考動画などをご紹介します。

ドッグダンスとは

ドッグダンスは犬とハンドラー(飼い主さん)が音楽に合わせて、一緒に踊っているように見せるドッグスポーツです。

ドッグダンスはドッグショーなどで正式種目となっており、イギリスで開催されるCrufts(クラフツ)という世界最大のドッグショーでもドッグダンスのすばらしい競技が見られます。

国内ですとJKC(ジャパンケネルクラブ)が開催しているFCIジャパンインターナショナルドッグショーや、ドッグダンス教室が独自に開催しているイベントなどでみられます。

ドッグダンスと聞くと敷居が高そうに思えますが、簡単なものですと「おすわり」「マテ」「呼び戻し」この3つだけでもドッグダンスを踊ることができます。他にも「お手」や「ふせ」などまずはできるもので挑戦をしてみましょう。

テンポの早い音楽からスローな音楽まで、飼い主さんのペースにあわせて楽しめるドッグダンス。ドッグダンスはあらゆる年齢の方に楽しんでもらえ、ワンちゃんとの絆が深まる魅力あふれるドッグスポーツなのです。

ドッグダンスの参考動画

実際にドッグダンスを見てみましょう。わかりやすいものから海外の華麗なドッグダンスまで、見ているだけでも楽しくなるドッグダンスの動画を集めてみました。

練習の成果がバッチリ「那須どうぶつ王国」発ドッグダンス

このドッグダンスの特徴は、たくさんの大技の中に簡単にできるトリックが多く入っています。「スピン」「ターン」「8の字」などはドッグダンスに大活躍をする挑戦していただきたいトリックです。

華麗な技が目を引く!息がぴったりのドッグダンス

テンポのいい音楽と華麗なダンス。ハンドラーと犬の息がぴったりあった素晴らしいドッグダンスです。小さなマルチーズが楽しそうに演技している姿が印象的な可愛らしいドッグダンスの動画です。

世界のドッグダンス

イギリスのドッグショーCrufts(クラフツ)で披露されたドッグダンスです。たくさんの大技や、3部にわけられたダンス構成など見どころが満載の動画です。最後には観客からの手拍子もおき、ハンドラーと犬、観客が一体となった素晴らしいドッグダンスです。

ドッグダンスのトレーニング方法

実際にドッグダンスを踊ってみましょう。ドッグダンスの基本となるトレーニング方法を説明します。ご紹介するトレーニングはどれもドッグダンスによく使われるものです。ワンちゃんと楽しみながらトライしてみてください。

1.犬の集中をとる(アイコンタクト)

「ドッグトレーニングはアイコンタクトに始まりアイコンタクトで終わる」というほど、アイコンタクトはドッグトレーニングに欠かせないものです。

動画の犬たちはハンドラーをずっとみています。これはハンドラーの動きに集中し、ハンドラーを意識できていることなのです。

では犬がハンドラーを意識できるようになるアイコンタクトの教え方を説明します。

まず、ハンドラーの目と目の間に犬の好きなおやつを持ち、だまって犬と向き合います。このとき犬の名前は呼ばないでください。
犬がおやつを見つけると同時に目が合ったら「よし」や「GOOD」など正しいことをした合図を出し、持っているおやつをあげます。

なかなかこちらを見ない場合は、舌を「ツッツッ」と鳴らすなどをして犬がおやつを見つけられるように誘導をします。

最初のステップがしっかりできるようになったら、犬の名前を呼んでから同じことをやってみましょう。それができるようになったら、おやつを持たずに犬の名前を呼んでみましょう。

犬とアイコンタクトがとれたらたくさんほめてあげてください。これが犬の集中力を高めるアイコンタクトの教え方です。

2.基礎トレーニングをしっかり教える

ドッグダンスのベースになる基礎トレーニングを犬に教えましょう。

基礎トレーニングはまず「おすわり」「ふせ」「マテ」「呼び戻し」この4つをマスターします。ドッグダンスをすることが目的なので、一度の指示でしっかりと聞けるようにします。

できるようになったらお散歩中など犬が集中しにくい場所で練習をします。どんな場所でもできるようになれば、基礎トレーニングがしっかりと定着したといっていいでしょう。

他にも教えておきたい基礎トレーニングは「つけ『ヒールポジション』」、「ヒールウォーク」などがあります。

3.「スピン」「ターン」をやってみよう

くるくるとワンちゃんがまわる、かわいいトリック「スピン」と「ターン」の教え方です。

おやつを指先で持ち、犬の鼻先に持っていきます。

次におやつを持っている手を、「スピン」と言いながらゆっくりと円を描くように回転させます。

最初は犬が1、2歩ついてきただけでもほめてあげましょう。最初は円の4分の1ついてきたら大成功です。それができるようになったら円の半分を目標に。さらに4分の3、最後に1周回転できるようにゆっくり焦らずやってみましょう。

「スピン」は反時計回り、「ターン」は時計回り犬を回転させることで、どちらも教え方は同じです。 「スピン」「ターン」という言葉と手を回転させる動き(ハンドシグナル)この2つで犬は「スピン」と「ターン」を覚えます。

那須どうぶつ公園の動画で、とても分かりやすいハンドシグナルが使われているので参考にしてみてください。

4.「8の字」をやってみよう

犬がハンドラーの足の間をくぐり抜けるトリック「8の字」。「8の字」もドッグダンスで多く使われるトリックです。

まず犬の右側に立ちます、ヒールポジションができる方は犬をハンドラーの左側へ誘導します。ハンドラーは左足を大きく1歩前に出します。

次におやつを右手で持ちます。左側にいる犬の鼻先に右手を出し、犬におやつのにおいをかがせながら足の間をくぐるようにゆっくりと誘導をします。犬が足の間をくぐったらほめてあげましょう。

次にハンドラーは左足の位置に右足をそろえ1歩前に進みます。次に右足を大きく1歩前に出し、左手でおやつを持ち同じように誘導をします。これが「8の字」の練習方法です。

一通りできるようになったら「8の字」という言葉を言いながらやってみましょう。「8の字」という言葉と、ななめに動かす手の動き(ハンドシグナル)で犬は「8の字」を覚えます。

ご紹介した「おすわり」「ふせ」「マテ」「スピン」「8の字」などを音楽にあわせてやってみましょう。最初はリズムに乗って楽しく練習をすることがポイントです。
音楽にあわせて指示ができるようになったら振り付けをし、犬とダンスをしているように見えるようにコマンドを出す順番を決めてみましょう。

頭の中にワンちゃんとダンスをしている姿がイメージされてきましたか?ゆっくりと焦らずに楽しみながら挑戦をしてみてください。

ドッグダンスで得られるもの

ドッグダンスは飼い主さんと犬それぞれにいい効果がたくさん得られます。
飼い主さんは身体を動かしてストレスの解消に。犬は基礎トレーニングをしっかりと覚えられ、マナーを身につけた犬にかわります。

犬と飼い主さんがシンクロをするドッグダンスはワンちゃんとの絆が深まるすばらしいドッグスポーツなのです。

最後に

ドッグダンスは簡単なものなら気軽に始められ、犬の基礎トレーニングの集大成ともいえるものです。今までドッグダンスを知らなかった方や、難しそうだと敬遠していた方が挑戦してみたいと思っていただけたらうれしく思います。ドッグダンスで笑顔のあふれる毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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只野 アキ

殺処分をなくしたい!という思いでドッグトレーナーになりました。犬が大好きで暇さえあれば犬のことを考えています。CPDT-KAを取得。アニマルコミュニケーション、Tタッチなどを学んできました。ワンちゃんとの生活が豊かになる楽しい情報をお届けします。

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