公開日
2019/04/22

犬を車に慣れさせるトレーニング方法

旅行や動物病院へ行く際など、犬が車へスムーズに乗れるととても便利です。ですが車内で吠えるなど、犬が気になって運転に集中できないという飼い主さんも多くいらっしゃいます。愛犬の車嫌いを改善する犬を車に慣れさせるトレーニング方法や、犬を車に乗せるときにあると便利なグッズなどをご紹介します。

犬と車で出かけよう!

愛犬を車に乗せて困ったことはありますか?
犬が車の中で起こす困った行動として、吠える、暴れるなどが多く見られます。

では犬にとって車とはどのようなものなのでしょうか?
犬も人間と同じように車酔いをします。また車のエンジン音や車の振動、車内のにおいは犬にとって非日常的なため恐怖や不安を感じます。

このように、車は犬にとってあまり居心地がいい場所ではないのです。だからといって愛犬とのドライブをあきらめないでください。

愛犬を無理なく車に乗せるための、犬を車に慣れさせるトレーニングをしてみましょう。犬を車に慣れさせるトレーニングをすれば、車に対する恐怖や不安を徐々に軽減していくことができます。

犬を車に慣れさせるトレーニング方法

犬を車に慣れさせるトレーニングを始めましょう。犬の様子を見ながらあせらずに、順を追ってトレーニングをしてください。

どうしても犬が興奮してしまうなら、ひとつ前のトレーニング方法へ戻り、もう一度おさらいをしてから次のステップを練習するようにしてください。

ほめるときは愛犬が大好きなおやつを使うと効果的です。犬が負担に感じる前にトレーニングを終わらせるのも大切なポイントです。

1.車で出かける準備に慣れる

車が苦手な犬は、飼い主さんが車のキーを持っただけで緊張し、興奮のスイッチが入ります。出かける前から犬が興奮していたら車内で問題がおきる可能性が高くなります。

最初のステップは車で出かける準備に慣れるトレーニングです。

まず、飼い主さんが車のキーを持ちます。
犬が少しでも興奮するならキーを持ったままソファーなどに座り、犬が落ち着くのを待ち、犬が落ち着いたらほめます。

これを繰り返し、車のキーを持っても犬が反応しないように練習をします。落ち着いていたら飼い主さんにほめてもらえると犬に覚えてもらいましょう。

飼い主さんが車のキーを持つことに犬が慣れたら、次は犬を入れるキャリーバッグや、犬を車に乗せる準備をして車のキーを持ってみましょう。

犬が興奮したらソファーなどでくつろぎ犬が落ち着くのを待ち、落ち着いたらほめてください。

それに慣れたら車のキーを持って車で犬と出かける準備をして玄関まで行ってみましょう。ここでも犬が興奮したら部屋に戻り、ソファーでくつろぎます。

このように車で出かける準備をしながらだんだんと車に近づいていきます。

ソファーでくつろぐ意味は、車に乗る準備をしているけれど車には乗らずにいつも自宅でしていることをして犬を落ち着かせるためです。何度も繰り返しトレーニングをすると犬が興奮をしにくくなります。

犬が興奮しにくくなったら次のステップに進みましょう。

2. 車に犬を乗せてエンジンをかけてみよう

車で出かける準備に慣れたら、次のステップは犬と車に乗ります。車を動かす前の動作に犬を慣れさせるトレーニングです。

まず犬を車に乗せ、飼い主さんは運転席に座わります。犬が興奮してしまったらそのまま運転席に座って落ち着くまで待ちます。どうしても犬が落ち着けないなら車から犬と一緒に降りてみましょう。

犬が落ち着いたら犬をほめます。これを繰り返し、車に乗っても犬が興奮しないようにします。

車に乗ることに慣れたら次は車のエンジンをかけてみましょう。車は動かさず犬の様子を見ます。
犬が興奮をしたらすぐにエンジンを切り、犬が落ち着くのを待ちましょう。

車のエンジン音や車内に愛犬が慣れて来たら次のステップにすすみます。

3.車に犬を乗せて近所をドライブしてみよう

犬が車内に慣れたら、次のステップは実際に車を動かします。

車を走らせても犬が興奮しないで落ち着いていたら、こまめに犬をほめます。犬が興奮したら車を止め、犬が落ち着くのを待ちます。車が止められない場合はすぐに自宅に戻りましょう。

短時間、近距離のドライブからはじめ、犬が興奮をしないで車に乗っている時間をたくさん作れるようにトレーニングをしましょう。

犬を車に乗せるときに注意すること

愛犬とドライブを楽しむための注意点や、車に対する恐怖心が戻らないコツ、犬が興奮しやすいシチュエーションなど、犬を車に乗せるときに注意したいポイントをご紹介します。

犬の専用スペースをつくる

愛犬の専用スペースをつくりましょう。

犬が落ち着いていられるからといって、運転席で抱っこをしながら運転をしてはいけません。これは道路交通法により違反行為とされます。

他にも運転中に愛犬が窓から顔を出す行為も道路交通法により違反行為とされます。愛犬の安全を守るためにも愛犬の専用スペースをつくり安全運転でドライブを楽しみましょう。

こまめに休憩をとる

長時間のドライブなどで犬に無理をさせると、トラウマとなり車に恐怖や不安を覚えてしまいます。そのためこまめな休憩はとても大切です。

休憩中は犬を車から降ろし短時間で構わないので歩かせてあげましょう。そうすると、犬は車に乗れば、知らない場所でお散歩ができるといういいイメージを覚えます。

こまめな休憩はリフレッシュもでき、犬が車を好きになるきっかけ作りにもなります。

決して車に犬を置いていかない

短時間でも犬を車に置いていかないでください。飼い主さんがいない間、犬は強い恐怖や不安を感じます。

また暑い季節などは車内が高温になり熱射病の原因にもなります。怖い思いを車の中でしないように短時間でも車に犬を置いていかないようにしましょう。

車の中は犬のなわばり意識が強くなる

限られた空間の車の中は犬のなわばり意識が強くなります。そのため外に見える人や犬に吠えてしまう愛犬も多くいます。

愛犬のなわばり意識が強くなり車内で吠えているならまずは人の少ない場所を選び、犬を車に慣れさせるトレーニングをしてみましょう。

犬と車でのお出かけが楽しくなるアイテム

愛犬と車で出かけるときに、持っていると便利なグッズをご紹介します。
まずはシート関連の便利なアイテムのご紹介です。

後部座席全面に広げる「後部座席用ドライブシート」や、助手席につける「助手席用ドライブボックス」、短いリードでシートと愛犬を固定する「犬用シートベルト」、犬の専用スペースになる「クレート」などは愛犬の安全を守り、車のシートを汚れから守る便利なアイテムです。

排泄関連の便利なアイテムは車のボディにくっつけて排泄物を入れられる「ドンパック」がおすすめです。

他にも足の裏からデリケートな部分まで愛犬の汚れをふき取れる「オーツスポットフォーム」や、赤ちゃん用やペット用の「おしりふき」。

また広い公園などで愛犬が走れる「ロングリード」や、もってこい遊びができる「ボール」などのおもちゃもおすすめのアイテムです。

楽しく遊んだあとに必要な「携帯用水のみ」、車の中で愛犬が寝てしまったときや、冷え防止に使える「ブランケット」も用意しておくととても便利です。

ドライブを楽しんですやすやと眠っている愛犬を見ながら運転をするのはとても幸せな気持ちになれます。車で出かけるときに持っていると便利なアイテムを用意して愛犬と車でのお出かけを楽しみましょう。

最後に

ご紹介したトレーニングは、車に対していい経験や楽しい経験を重ね、苦手だった車を少しずつ好きになってもらうトレーニング方法です。
今まで愛犬と車でのお出かけをあきらめていた飼い主さんも、ぜひ犬を車に慣れさせるトレーニングを試してみてください。

気軽に犬と出かけられる車はとても便利です。
車に慣れさせるトレーニングをして愛犬と快適なドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか?