公開日
2019/04/18

犬を電車や新幹線に慣れさせるトレーニング方法

愛犬を電車や新幹線に乗せたことはありますか?愛犬を電車などに乗せてから困ったことがおきて慌てないように、事前にトレーニングをしておくことをおすすめします。行楽地や旅行に愛犬と楽しく行くための、犬を電車や新幹線に乗せるときのルールやポイント、トレーニング方法などをご紹介します。

犬は電車や新幹線に乗れる?

犬を電車や新幹線に乗せるには、各公共交通機関のルールにしたがわなくてはいけません。

犬はどの鉄道会社でも手荷物扱いとなり、車内に持ち込めるキャリーバッグやクレートのサイズが決まっています。

例えばJRでは長さが70センチ以内、たて、よこ、高さの合計が90センチメートルをこえないもの、重さは犬の体重を含めて10キログラムをこえないものと決められています。

料金は280円です。改札口でキャリーバッグを見せて支払いをします。

車内で犬はキャリーバッグに入れたままになり、外に出すことはできません。
新幹線や電車に乗っている人のなかには犬が苦手な方や、犬アレルギーの方もいるためマナーやルールをきちんと守ることが大切です。

また電車の中は愛犬にとてもストレスのかかる空間です。愛犬と電車に乗るトレーニングをして気持ちよく電車の旅を楽しみましょう。

電車や新幹線に慣れよう!トレーニング方法

愛犬とスムーズに電車に乗れるように、犬と電車に乗るためのトレーニングをしておきましょう。

犬が電車に乗るためのトレーニング方法をご紹介します。

ステップ1. クレートに入る練習をする

電車に乗るときに必ず必要になる、キャリーバッグやクレートに入る練習をしましょう。
まず愛犬が入るクレートやキャリーバッグ選びのコツをご説明します。

新幹線などで長時間移動をするなら安定感があり犬が中で、からだを動かせるクレートタイプをおすすめします。

近距離ならキャリーバッグは軽くて便利なものが多くおすすめです。

どちらも愛犬のからだにあったサイズのものを選んであげましょう。

ではクレートやキャリーバッグに入るトレーニングをはじめましょう。

ポイントは犬にバッグの中を好きになってもらうことです。無理やりバッグに押し込んではいけません。

クレートなら愛犬が自分から入っていくように中におやつを入れ、犬が中に入るように誘導をします。
犬がクレートに入ったらそっと扉をしめます。大きな音をたてて扉をしめると恐怖を覚えてしまうので注意しましょう。

短い時間クレートの中に犬を入れ外へ出します。最初は1分くらいから始めて徐々に時間を延ばしていきましょう。

愛犬がおとなしく中に入っていたら「いいこ」などそっと声をかけてあげたり、おやつをあげたりするとより効果的です。

クレートやキャリーバッグの中は安心できる場所だと犬に覚えてもらうことが大切です。

ステップ2. 駅の近くまで行ってみよう

犬がキャリーバッグやクレートに慣れたら、外に出てみましょう。

練習をしていた室内と違い、外はいろいろな音やにおいがします。犬にとってそれは恐怖であり、興奮をしてしまう要素でもあります。

室内では静かにキャリーバッグに入っていても実際に外へ出ると吠えたり中で暴れたりするケースもあります。

まずは近所のお散歩コースなどを歩いてみましょう。

犬が静かにバッグに入っていたら優しく「いいこ」など声掛けをしたり、おやつをあげたりしてほめてあげましょう。このとき犬を興奮させないことがポイントです。

少しずつ距離を延ばしていき、犬が外でクレートやキャリーバッグに入っていることに慣れてきたら実際に駅まで行ってみましょう。

電車の音や踏切の警笛、たくさんの人がいる場所など駅の様子に愛犬を慣れさせます。

ステップ3.電車に乗ってみよう

実際に電車に乗ってみましょう。これは犬だけでなく飼い主さんも犬を連れて電車に乗ることの練習になるのでぜひ試していただきたいトレーニングです。

まずは電車がすいている時間にひと駅だけ乗ってみましょう。
ホームなどで犬が興奮をしてしまったら落ち着くまで待ってから電車に乗ります。

電車の中では犬の様子を観察し、おとなしくしていたら犬が興奮をしないようにほめてあげましょう。
犬が飼い主さんを見て興奮してしまうなら、そっとしておくのも大切なことです。

無事にひと駅乗り電車から降りたらいちど改札を出て犬をキャリーバッグから出しお散歩などをしてください。

お散歩が苦手な愛犬には特別なおやつなどをあげてください。電車に乗った後には楽しいことが待っていると犬に覚えてもらいます。

これを覚えたらキャリーバッグを見ただけで愛犬がよろこび、自らキャリーバッグやクレートに入るようになることもあります。

トレーニング中に注意したいこと

トレーニング中に注意したいことをいくつかまとめました。これらをふまえてトレーニングをしていただけたらと思います。

無理やりは絶対にダメ

無理やりバッグやクレートに犬を押し込んだり、慣れていないのに長時間電車に乗せたりすると犬が恐怖を覚えます。

恐怖心により車内で吠えたりバッグの中で暴れたりする原因になるので、愛犬に無理のないトレーニングから始めていきましょう。

気配りが大切

電車内には犬が嫌いな方や犬アレルギーの方もいます。

車両シートに犬グッズを並べるなどはマナー違反なので注意しましょう。

周りの方への気づかいを忘れないようにしましょう。

乗り物酔いをするなら獣医師さんに相談を

何度トレーニングをしても犬が不安な様子をみせる場合は乗り物酔いの可能性もあります。あくびなども乗り物酔いの症状のひとつです。

ただあくびなどは犬のカーミングシグナルの場合もありますが、おかしいな?と思う程繰り返すようならカーミングシグナルではない可能性が高と考えられます。

愛犬の様子を注意して観察をし、症状がひどいなら無理をせず獣医師さんに相談をしてみましょう。

いざ本番!犬と電車や新幹線に乗るときのポイント

さあ本番です。トレーニングをして自信がついていることを忘れず落ち着いて電車に乗りましょう。
愛犬との楽しい旅の始まりです。

1. 犬を興奮させない

出かける前に慌てて支度などをすると、いつもと違う飼い主さんの様子に気づき犬が興奮するきっかけを作ってしまいます。

支度は前日にすませておくなど出かける当日は普段通り犬に接することが大切です。

車内で犬が安心できるように、クレートやキャリーバッグの中に愛犬のにおいがついているタオルなどを入れておくことも大切なポイントです。

2. すいている時間を選んで乗る

通勤ラッシュの時間などは避け、できるだけすいている時間を選んで乗車するようにしましょう。

混雑した電車は犬のからだに大きな負担がかかります。

通勤ラッシュ時などは電車に乗っている方とのトラブルの原因にもなりやすいので気を付けましょう。

時間に余裕が持てる少し早い時間の電車を選ぶことも大切です。

3.体調の変化を見逃さない

新幹線など長時間犬を電車に乗せるときは、こまめに犬の様子を見てください。

適度に水を与えたりおやつをあげたりしましょう。水が飲めない、おやつが食べられない状態は犬に極度の緊張感があるサインです。

犬の様子がおかしいなら、無理はひかえて新幹線なら座席から離れて人の少ない場所へ、通常列車なら早めに下車し休憩をしましょう。

犬が興奮をしてしまったら怒るのではなく、何が原因で犬が興奮してしまったのか、いちど落ち着いて考えてみましょう。

最後に

犬の文化には電車に乗る行動はありません。
電車は不快な音を出し、狭く自由に動けなくなる犬にとっていいことがおきない場所です。

そのため電車を恐怖に感じる犬はとても多く、子犬の頃から電車の音に慣れるためのトレーニングメニューもあるくらい電車は犬にとってやっかいな存在なのです。

そのような犬の気持ちを考えて、焦らずにゆっくりとトレーニングをしてみましょう。電車に慣れるトレーニングをすれば、電車に対する負のイメージを少しずつ変えていけます。

電車や新幹線に慣れるトレーニングをして、愛犬と気持ちのいい季節にのんびり旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?