公開日
2020/05/12

犬種別かかりやすい病気や症状について

犬種によってかかりやすい病気があることをご存じですか?その犬種がかかりやすい病気を知ることは愛犬が病気にかかるリスクを軽減できます。予防という知識として、日々の生活に役立てていただけたらと思います。

犬種によってかかりやすい病気がある

犬種によってかかりやすい病気があることをご存じでしょうか。からだの形や、その犬種が持っている遺伝的なものなどが原因で、犬種により特定の病気にかかりやすくなる傾向があります。

一緒に暮らしている愛犬がかかりやすい病気を、飼い主さんが知っておくことで、その病気にかかるリスクを減らすこともできます。

犬種別に、その犬種がかかりやすい病気の一例をご紹介します。ですが、ご紹介をした病気にその犬種が、絶対にかかるわけではありません。予防というひとつの知識として、日々の生活に役立てていただけたらと思います。

犬種別のなりやすい病気例とその症状

犬種別に一般的にかかりやすい病気をご紹介します。

前章でもお伝えしましたが、その犬種が必ず病気にかかるわけではありません。また、ほかの犬種がその病気にからないわけでもありません。ひとつの知識として気に留めていただき、予防のための参考にしていただけたらと思います。

ミニチュアダックスフント:椎間板ヘルニア

ミニチュアダックスフントが椎間板ヘルニアになりやすい理由は、短い脚と長い胴体にあります。アナグマやうさぎの狩猟犬として活躍をするダックスフントは、地中の穴に潜り込みやすいような体形をしています。

ミニチュアダックスフントは、その小さな体のどこから出るのだろうと思わせるほど、運動能力が高くジャンプ力もあります。そのため、元気で活発な子ほど腰に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアにかかりやすいのです。

同じように足が短く、胴体が長いウェルシュ・コーギーも椎間板ヘルニアにかかりやすい犬種です。

トイプードル:外耳炎、骨折

トイプードルが外耳炎になりやすい原因は、たれ耳にあります。これはビーグルやレトリーバー種など、たれ耳の犬種全般にいえます。

たれ耳の犬が外耳炎になりやすいのは、耳の中の通気性が悪く耳の中が蒸れて菌が繁殖しやすいことが原因といえます。

トイプードルは近年、とても小さいからだになるように改良されています。小さくなればなるほど骨も細くなるため、骨折のリスクは高まります。

骨折に関しても、トイプードルだけではなく活動的な小型犬全般が起こしやすいといえるでしょう。

チワワ:水頭症

「ペコ」という言葉を聞いたことはありますか?チワワと暮らしている方はご存じだと思います。

ペコとは別名モレラや泉門開口などといい、頭蓋骨の頭頂部、泉門に隙間があることをいいます。

どの犬種も子犬の頃はあるのですが、成長するにつれ頭蓋骨が閉じ、ペコは消えます。ですが、チワワは成犬になってもペコが閉じないことがあります。

そのため、頭蓋骨に隙間が残り、脳に衝撃や圧力がかかるため、水頭症など脳の病気にかかりやすいといわれています。

柴犬:アトピー性皮膚炎、外耳炎

柴犬は、他の犬種に比べ皮膚が弱いため、皮膚の病気にかかりやすく注意が必要です。アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎が代表的なものといえるでしょう。

また、たれ耳ではないのですが、皮膚が弱いため、柴犬も外耳炎になりやすい犬種といわれています。

ブラッシングや耳掃除をするときは力を入れすぎずに、優しくケアをしてあげましょう。ケア用品なども、皮膚に優しい低刺激のものや自然由来のものを使ってあげましょう。

ポメラニアン:骨折、脱臼、呼吸器官の病気

ポメラニアンは他の犬種に比べ、骨が細いため骨折や脱臼をしやすいといわれています。からだが小さくてもパワフルに動いて遊ぶため、足に負荷がかかり、骨折や脱臼をしてしまいます。

ポメラニアンを運動させるときは、高い場所から飛び降りることを避けるなど、安全に運動できる環境を作ってあげましょう。

また被毛がフワフワしており体重の変化に気が付きにくく、気づかぬ間に太ってしまう傾向があります。肥満が原因で気管が圧迫され、気管虚脱などになるため、体重管理や栄養管理をして適切な体重をキープしましょう。

小型犬全般:膝蓋骨脱臼

小型犬は後ろ足の発育などに関係し、膝蓋骨脱臼になりやすく注意が必要です。

先天的な骨の異常で膝のお皿(膝蓋骨)が外れやすい子も多くいます。

若いころは膝蓋骨が外れても、自分で足を振るようにして治してしまう子も多いのですが、歳を重ねると痛みや変形を伴うことがあるため、小型犬の飼い主さんには知っておいてほしい病気のひとつです。

全犬種が知っておきたい病気:僧房弁閉鎖不全症

全犬種の飼い主さんに知っておいてほしい僧房弁閉鎖不全症。犬の心臓病というのがこの僧房弁閉鎖不全症にあたります。

愛犬が喉に何かつまらせたような咳をする、いつものように走ることや散歩を嫌がるなどの症状がみられたら、動物病院へ必ず相談をしましょう。

なりやすい病気を把握してできることをしよう

椎間板ヘルニアや脱臼、骨折なら高い場所から飛び降りる環境をなくすなど、愛犬がかかりやすい病気を知っておくと、病気のリスクが大幅に軽減されます。

愛犬がかかりやすい病気を把握して、お部屋の環境を整えたり愛犬のケア方法を変えたりなど、できることを生活に取り入れましょう。

最後に

犬種によってなりやすい病気を防ぐには、病気にかからないように環境を整えてあげることが大切です。愛犬にはいつまでも元気でいてほしいですよね。

ご紹介をした病気の種類は一部ですが、犬種別かかりやすい病気を参考にしていただき、いきいきとした生活を愛犬と一緒に送っていただきたいと願っております。