公開日
2018/05/03
更新日
2018/05/21

【第12回】特定非営利活動法人(NPO法人)群馬わんにゃんネットワーク代表/飯田有紀子さん【前編】

群馬県を中心に収容ゼロを目指して県内の犬猫の保護・里親探し・飼育相談などを行っている「群馬わんにゃんネットワーク」。
毎月第3土曜日に里親を希望される方に譲渡会を開いています。
寒波にみまわれた今年の冬にしては珍しく寒さの緩んだ昼下がり、譲渡会にお邪魔しました。

毎月第3土曜日に譲渡会を定期的に開催

JR高崎駅の東口から線路に直角に伸びる大通りを13分ほど歩くと、左手にナイス株式会社の住宅展示場が見えてきました。ここが譲渡会の会場です。
譲渡会は毎月第3土曜日の午前11時~午後3時(最終受付14:00)の間に行っています(高崎市上中居町38-1 )。
事前に予約する必要がなく、毎月あるので里親を希望される方には都合をつけやすくなっています。

会場では子ども連れの家族が目につきました。
ワンちゃんを迎え入れるには家族の同意と協力が必要ですから、家族そろって訪れているようです。

普段は成犬の譲渡が多いのですが、この日は生後3ヶ月くらいの仔犬が8匹、ケージの中で寝ていました。みんな兄弟ということなのですが、どんな親から生まれたのか想像がつかないほど長毛、短毛、白、黒、茶と、全員がまったく違う外見でした。

ホームページで紹介されている成犬は、ひどい境遇にあって人の集まるところが苦手な仔もいるそうです。譲渡会で会えないときはホームページで確認してください。当日は、仔犬ばかりだったせいか、会場は笑顔が絶えませんでした。

現在里親を探している子犬たち

群馬県の犬猫「収容ゼロ」を目指して

ーーー譲渡はどのように行われるのですか?

まず、ご家族で家族構成やライフスタイルに合うのはどのような犬なのか事前に話し合い、意見や改善点をまとめておくことをおすすめします。犬が家族の一員になると大きな変化が起きます。誰が散歩させるのかなど、それぞれの役割を確認しておいてください。

譲渡会ではアンケートにお答えいただき、家族構成や飼育環境に基づいてどんな犬が向いているのか、相談させていただきます。

受け入れる犬が決まった場合、後日、ボランティアが犬をお届けにうかがい、トライアルで何日か預かっていただき、ずっと一緒に暮らしていけるか相性などを確認します。トライアルというのは、最終的に実際に暮らしてみて、ご家族も先住の犬や猫や他のペットたちも、みんな幸せに暮らせるかどうかの確認の期間です。

里親になる方は原則として60歳までとしています。60歳で仔犬を飼い始める場合、15歳まで生きると里親は75歳になります。そのとき、病気になった老齢犬を介護したり、病院に通わせられるか、そこまで考えて里親の条件を設定しています。

家族の一員に迎えられることを願って

ハンディを乗り越えて元気に生きるすみれちゃん

ーーー障害があっても元気なすみれちゃんのことをホームページで見たのですが。

すみれは事故に遭い、左側の前足・後ろ足としっぽがありません。
その経緯はこちらにあります。

http://ameblo.jp/takasaki-wanko/entry-12150926284.html

http://ameblo.jp/takasaki-wanko/entry-12154436732.html

大けがを乗り越えて元気になったすみれは、残った右側の足だけで自ら歩くことを覚え、現在は家の中では右足だけで好きな場所に移動でき、普通に生活しています。切断した方の2本の足も筋肉が落ちないよう、毎月リハビリ運動に通っています。

すみれと同じ思いをする子をなくしたいという思いから、すみれのことを紹介した本「すみれちゃん、生きる」を出しました。

2016年9月に出された「すみれちゃん、生きる」

現在、すみれはリハビリに励みながら、ご縁を待っています。すみれ自身は、毎日よく食べ、今ある自分を受け入れて元気に過ごしています。本当に魅力的なワンちゃんです。

元気に散歩するすみれちゃん

取材にご協力いただいた団体

特定非営利活動法人 群馬わんにゃんネットワーク

Tel : 090-5429-2112
Email : g.wannet@gmail.com
http://g-wan.net/index/parent/index.html