公開日
2018/08/09

意外と分からない犬の爪切りの仕方を覚えよう!

犬の爪切りは、慣れないうちは犬も嫌がってからだに力が入るので、暴れて出血するのではないか?とドキドキしながら爪の深さを探って切る飼い主さんも多いのではないしょうか?爪切りはコツを覚えてしまえば簡単です!爪切りの仕方を覚えて、自信を持って愛犬のケアをしましょう!
今回は、実は意外とよく分からない?犬の爪切りの仕方についてご紹介します。

爪切りをしないとどうなる?

犬の爪切りをしないとどうなるかご存知ですか?以前、迷い犬を保護したことがありますが、その時の犬の爪をみて衝撃を受けたことがあります。その犬は、幸い生えた角度のおかげで肉球には刺さっていなかったものの、伸びた爪がヤギの角のように弧を描いて巻き爪になっていました。その後、メディカルチェックのために動物病院へ行ったところ、爪を切ってもらうことになり、結局、出血を伴いましたが、通常のケアをしている犬の爪より伸び気味ではあるものの、犬の爪らしい形に整えることができました。

爪切りをしないと、爪は過長爪(かちょうそう)となり、巻き爪のように伸びていきます。爪が伸び過ぎると、爪の中の神経や血管も一緒に伸びてしまうので、爪を切った時に、出血と痛みを伴います。さらに、犬の肉球に体重をしっかりと乗せることができないので、変な歩き方や、転倒を起こします。フローリングなどの床材も犬の爪で傷ついてしまうでしょう。

犬が外や室内で遊んでいる時、走っている時、急旋回をした時に、爪が少しの段差や障害物でも引っかかると、爪が折れたり、根元から抜けて大出血を起こす場合もあります。爪が折れたり、抜けると犬は大きな声で鳴き叫びとても痛がり、飼い主さんも驚くほどの出血をしますが、こうなったら、獣医さんで処置して抜いてもらうしかありません。爪が抜けると、また再生してくる場合もありますが、きちんと生えてこなくなるケースもあります。

犬の爪切りは、実は非常に大事なお手入れの1つなのです。

犬の爪の適切な長さ

犬の爪の適切な長さは、犬が立ち上がった状態で、爪の先端が、床についていない状態がベストです。反対にすでに爪の先端部分からピンク色の血管と神経が出ている場合は、すでに自然に削れているので、切る必要はありません。

爪を切る頻度は?

月1〜2回が目安となります。室内犬の場合、フローリングなどの床材に爪があたり「カツカツ」と音がする場合は、爪切りを行いましょう。

普段、外飼いの犬や、野山を駆け巡っている犬、ドッグランで走ることの多い犬、アスファルトで長距離を歩いている犬は、爪が削れていくので爪切りの頻度が少ないか、手入れがいらないこともあります。アジリティ競技など、普段走っていて急ブレーキをかける動作の多い犬は爪を切り過ぎると、すり減って出血しやすいので気をつけてください。

犬の爪の構造

犬の爪を観察すると、外側が角質層と呼ばれる爪があります。角質層よりも内側の、爪の根元中央部分から先端に向かって見えるピンク色の部分は血管や神経を含む生爪(クイック)と呼ばれる部分です。この部分の血管や神経を傷つけることで、犬が痛がったり、出血をします。

爪を切るときの注意点

  • 犬が暴れると、非常に危険なので、保定はしっかり行い、一人で保定と爪切りができない場合は、協力者に手伝ってもらいましょう。
  • 犬の親指にあたる「狼爪」も忘れずに切りましょう。
  • 動くからと愛犬を怒鳴ると、犬が爪切りを嫌いになり萎縮してしまい、爪切りの雰囲気を察しただけで逃げる、隠れることもあるので、必ず「いい子だね」「よしよし」と褒めながら爪切りを行ってください。
  • 一直線に一気に深く爪を切り落とすよりも、慣れない場合や不安な場合は、角度をつけて徐々に丸く切っていく方法もあります。
  • 爪切りは消耗品です。切れ味の悪い爪切りを使うと痛みを感じて爪切りを嫌がるようになるので、歯が欠けたら新しいものに交換しましょう。
  • 暴れる、逃げるといった、どうしても犬が爪や足を触らせない場合は、トリミングサロンや動物病院で切ってもらいましょう。

爪切りの仕方

それでは実際の爪切りの仕方についてご紹介していきます。

用意するもの

  • 爪切り
  • 止血剤
  • ヤスリ
  • あればおやつ

爪切りには、ギロチンタイプ、ニッパータイプ、はさみタイプ、電動ヤスリタイプがあります。
ギロチンタイプは、切れ味が良いのが特徴で、一気に爪を切り落とすので、衝撃で嫌がる犬はいますが、爪がつぶれにくいので、素早く爪を切ることができます。過長爪の場合は、爪がカーブしてしまいギロチンの輪の部分に爪が入らないのでニッパータイプを使用しましょう。生後間もない小さな子犬では、はさみでも切ることができます。電動ヤスリは、爪を滑らかにするだけでなく短く削ることができますが、大きな音と振動で嫌がる犬も多いです。

基本の切り方

犬のからだに力が入っていると、逃げようと急に動き出す場合があり、大変危険です。最初に爪切りを行う前から、犬の手足を飼い主さんが自由に触れるように練習することと、爪切りを爪に当てるだけ、当てるふりの仕草を繰り返して、犬がリラックスして落ち着いている状況で爪切りの状況に慣れさせる方法をおすすめします。保定する方法は、座らせる、寝かせる、抱っこがありますが、犬が落ち着ける方法を探してみてください。爪切り嫌いにさせないためには、保定をきちんと行い、スムーズに爪切りを終わらせることがポイントです。

1.白または黄褐色タイプの爪を持つ犬は、爪の先端を観察してピンク色の血管と神経部分を探す
2.神経の先端部分を飼い主さんの親指の爪で抑えて目安をつける
3.目安よりも少し先端側を切り落とせば出血することはほぼありません
4.爪を切り落としたら、爪の鋭利な部分の面取りするように左右や斜めにカットしていきます

爪がとても硬い犬の場合は、シャンプーをした後に爪を切ると、爪切りをしやすくなります。鋭利な切り口部分残ったら、爪ヤスリを使って爪を滑らかにします。走ったり、日常動作で既に爪が削れている場合は、特に深爪で出血しないよう気をつけましょう。

爪が黒い子の場合

飼い主さんを悩ませるのは、爪が黒いタイプや、濃い茶色の爪を持つ犬の場合です。黒い爪の場合は、爪の中の血管や神経がある生爪(クイック)部分を確認することができないので、見にくいのでとても慎重な作業となります。特に超小型犬の黒い爪の爪切りは、慣れるまではとても難しいです。

どこまで切れるか判断できる材料は、黒い爪の断面です。爪を切った時にポロポロと爪が崩れる時はもう少しだけ切ることができますが、爪が透き通ってきたところでやめましょう。真ん中にピンク色の点がポチッと見える場合は、すでに切りすぎているので、気をつけましょう。

嫌がる子の場合

爪切りをどうしても嫌がる子の場合は、協力者にしっかり保定をしてもらい、電動ヤスリで爪を削る方法もありますが、大きな音と振動で嫌がる場合もあります。一度痛みを感じて爪切りが大嫌いになった場合、人間に押さえつけられるのが怖い場合は、動物病院やトリミングサロンで爪切りをお願いした方が良いこともあります。

怯えて爪切りになると唸るといった、犬が恐怖でコミュニケーションが取れない場合は、無理に手足を触ると噛まれることもあるので、アスファルトの上をたくさん歩かせるか、ドッグランで走らせて爪を日常的に削らせることで爪切りをしないという方法もあるでしょう。

血が出てしまった時の対処方法

もし出血してしまった場合は、ガーゼやコットン、なければ重ねた清潔なティッシュや、キッチンペーパーなどで出血部分を1〜2分圧迫して止血を試みます。出血が止まらない場合は、常備しておいた止血剤を使用して圧迫し出血を止めます。出血後はアスファルトで再び削れて出血することや、感染を防ぐため、当日のお散歩は控えた方がよいでしょう。

爪切りは子犬の時に慣らしておこう

爪切りが爪に当たることを、日常的に子犬の頃に刷り込むことで、爪切り嫌いを予防することができます。子犬のからだを撫でながら、爪切りの先端を子犬の爪に付けて、褒めるまたはおやつを与えることを繰り返し刷り込むことで、爪切りが足に当たってもリラックスできるように慣らしておきましょう。

まとめ

愛犬の爪をどれくらい切っても出血しないのかをしっかり把握しておけば、思い切って切ることができます。犬の爪切りは慣れれば簡単です。まだ爪切りに慣れてない犬は、爪切りの刃を当てて切るふりの練習をしておきましょう。爪切りが終わったら、たくさん褒めてご褒美をあげて爪切り嫌いにさせないようにしましょう!