スヤスヤと気持ちよさそうに寝ていた犬が、突然吠えたり動いたりするのを見たことがありませんか?
そんな時は、一瞬具合でも悪いのかと心配してしまう反面、もしかして夢でも見ているのかな?と思ったりもしますよね。
実際に犬も人と同じように夢を見るのか、犬と夢の関係について触れていきたいと思います。
犬は夢を見るの?
犬が夢を見ているのかどうかは、実は現在の科学の力をもってしても解明はされていません。ただ、人と同じように見ているだろうという説は根強くあるのも事実です。
人の場合には、目覚めた時に夢の内容を断片的にても覚えていますので、「自分は夢を見た」という自覚が生まれます。また、海外ではMRIという機器を用いて寝ている時の脳の動きを計測し、人は睡眠時に夢を見ていることを実証しています。
犬の場合には、このような機器を用いて検査をすることは難しい上、もしも夢を見ていたとしても、それを申告してもらう術がありませんので、犬が睡眠中に夢を見ているのかどうかは、明確に知ることは難しいのです。
それでも犬は夢を見ているという考えが浸透しているのは、犬の睡眠の8割がレム睡眠という眠りの浅い状態であることにも関係しています。
人はレム睡眠の時に夢を見るのですが、犬はこの時間が大変長いので夢を見やすい状態も長く、睡眠中に予期せぬ動きをすることもあります。この点からも、夢を見ているであろうと判断されているのだと思われます。
犬が夢を見ている時どんな動きをするの?
犬が寝ている時の呼吸の様子を確認してみてください。
規則的にスヤスヤと寝息をたてているような時には、睡眠の質からいっても夢を見ていることはほぼありません。
犬は眠り始めてから20分程で夢を見る状態になると言われています。ちょうどそのくらいから少し呼吸が不規則になった状態になりますので、その時に夢を見ている可能性が大変高いと言われています。
そのような時には目の辺りをよく観察してみると、閉じているまぶたの下の眼球が動いていることがあります。この時はきっと夢の中で、必死に何かを目で追っているのかもしれません。
もっと分かりやすい動きですと、急に足をバタバタとして走っているような動きをしたり、遠吠えのような高い声で吠えたりすることもあります。
犬の夢はどんな内容?
人はその日にあった出来事や記憶の中にある出来事の夢を見るとされていますが、犬の場合には少し違うようです。
但し、いつもと違った場所に出掛けたり、知らない人にたくさん遭遇したりするなど、印象深い出来事のあった日にはその記憶を元に夢を見ることもあります。
でも犬は、視覚よりも嗅覚や聴覚のほうが数段優れていますので、目で見たことよりも嗅覚や聴覚で感じ取った出来事の方が印象に残りやすく、夢に見る内容もそちらに結び付くことが多いようです。
まとめ
犬が夢を見ているのかどうかは、直接犬に聞いて確かめることが出来ませんので、実際のところは分かりません。でもおそらく夢を見ているであろうということは、寝ている時の状態から想像することが出来ますね。
犬が寝ている時に夢を見ているような仕草をした後には、今日はどんな夢を見ていたの?と聞いてみたいですね。
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