公開日
2021/09/07

犬の平均寿命って何歳?大型犬と小型犬ではどちらが長生きなの?

大型犬と小型犬の平均寿命を比較すると、大型犬の方が短命という話を聞いたことはありませんか?一概にはいえませんが、大型犬の寿命が短い理由を紹介します。犬のご長寿のためには健康管理や体重管理は欠かせません。

犬の平均寿命ってどのくらい?

近年、犬の平均寿命は高くなってきており、生活環境や飼い主さんの意識向上により犬がご長寿化する傾向にあります。十数年前と比較すると犬の平均寿命は確実に伸びてきていて、平均すると12~15歳が犬の寿命といわれていますが、平均寿命は犬の大きさによって多少違いがあります。

(※今回ご紹介する犬の平均寿命も、あくまで一般的な目安となります。)

小型犬

日本で人気犬種であるトイ・プードルやチワワ、ミニチュア・ダックスフンドなどの平均寿命は13~15歳とされています。特にミニチュア・ダックスフンドは平均すると最も寿命が長く、15~17歳まで長生きする場合もあります。

中型犬

柴犬やコーギーなどの中型犬の平均寿命は、11~13歳とされています。
元々日本の気候に合った体質を持っている柴犬については、最近では小型犬と同じように15年程度長生きする場合も珍しくありません。
また、雑種犬は、純血種特有の病気にかかりにくいことから、比較的長生きするといわれており、中型犬サイズの雑種犬も平均寿命は15歳程度とされています。

大型犬

バーニーズマウンテンドッグなどの大型犬の平均寿命は10歳程度、ゴールデンレトリーバーなどの平均寿命は13歳程度とされています。
犬の場合は、身体が大きければ大きい程平均寿命は短くなり、グレート・デンなどの超大型犬の平均寿命は8歳程度となります。

なぜ大型犬より小型犬の方が長生きするの?

どうして小型犬の方が長生きなのか、その理由について詳しく紹介していきます。

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大型犬の臓器は身体の大きさに対して小さい

大型犬と小型犬の身体の大きさについては、見ただけでその差は一目瞭然ですが、身体の中の臓器の大きさには実はそれほど大きな違いがありません。
もちろん大型犬の臓器の方が大きいですが、身体の大きさの比率を考えると臓器の大きさはそれに比例していないのです。
そのため、食事から得た栄養素や新鮮な酸素を身体中に行き渡らせるのに時間を要するので慢性的にそれらが不足している状態になっているため、その結果細胞の老化が早まり、小型犬よりも寿命が短くなってしまうといわれています。

大型犬は小型犬よりがんなどの病気の発症率が高い

大型犬は身体を大きく成長させるために細胞がどんどん分裂をしていきます。実は、この細胞分裂のスピードが早いと、ガンなどの発生率が高くなるという研究結果が出ています。
このため、何度も細胞分裂を繰り返す大型犬は、小型犬と比較するとガンの発症率が高くなるといわれています。

遺伝子の違い

アメリカの国立衛生研究所では、「IGF-1遺伝子」が犬の身体の大きさを決定させているという研究がされています。
このIGF-1遺伝子のレベルが高いほど身体は大きくなり、それに伴って寿命も短くなるとされています。
つまり身体の大きい大型犬は、小型犬と比較すると遺伝子レベルが高いので寿命も短いという結果が出ているようです。

大型犬をできるだけ長生きさせるためには・・・

平均寿命が短い傾向にある大型犬と少しでも長く一緒に暮らすためには、適切な健康管理や体重管理は欠かせません。

適度な運動をさせる

大型犬は若い頃からしっかりと運動をして、その大きな身体を支える筋肉を作っておく必要があります。運動不足で筋肉が少ないと、年齢を重ねていった時に自分で歩くのも大変になることがあります。
また、肥満体型になってしまうと、足腰や関節そのものにも負担がかかってしまうので、肥満にならないためにも適度な運動を習慣にするようにしてください。

食事管理をしっかりする

長生きをするには、日々の食事の内容にも気を付ける必要があります。
最近のドッグフードは、十分な栄養素がしっかりと取れるように作られている物がたくさんあるので、シニア期と呼ばれる7歳を過ぎた頃からは、高タンパク質で低カロリーの物を選んであげるようにしてください。
また、食後にすぐ運動をすると胃捻転などを起こしやすくなるので、食後はゆっくりと過ごさせるようにしましょう。

去勢や避妊手術を受けておく

繁殖をする予定がないのであれば、早い段階で去勢や避妊手術をしておくことは病気の予防に繋がります。
オスは前立腺、メスは子宮関係の病気を避けることが出来ますし、発情時期のストレスもなくなります。
犬はストレスを感じると免疫力が低下するので、ストレスによって感染症などにかかりやすくなってしまいます。
ただし、去勢手術や避妊手術を受ける際は全身麻酔によるリスクもあるので、獣医師とよく相談をした上で手術を行うかどうかを決めるようにしてください。

定期健診を受ける

犬は信頼している飼い主さんに対しても、自分の体調不良を隠そうとする性質があります。そのため、いつもと様子がおかしいからと病院に連れて行ったら、既に病気がかなり進行していたということもよくあります。

病気の治療は、早期発見・早期治療をすることで犬の身体にかかる負担を少なく済ませることができるので、定期的に健康診断を受けて全身の状態のチェックをしておくことをおすすめします。
6歳までは年に1回、それ以降は半年に1回程度の健診が適切な回数となります。

かかりやすい病気を知っておく

犬は、その犬種ごとにかかりやすい病気がいくつかあります。
それぞれの病気ごとに初期症状があるので、それらをきちんと知っておくと、犬の様子の変化に気がつきやすくなります。病気の異変に気がつくことができるのは、いつも近くにいる飼い主さんです。

まとめ

大型犬は小型犬よりも寿命が短いという理由についてご紹介しました。
「愛犬がなるべく長生きができるように」と思うのはどの飼い主さんでも同じことだと思いますが、基本的には小型犬の方が長生きで、大型犬の方が寿命が短いということを理解した上で、愛犬と一緒に過ごすことをおすすめします。犬種によりかかりやすい病気などを理解しながら愛犬との暮らしを過ごしましょう。