雑穀はアミノ酸やビタミン類などの栄養が豊富に含まれた食材です。雑穀を入れた犬の手作りごはんを簡単に作りたい場合は、煮る・お粥・ペーストにするといった一手間加えればOK!愛犬のごはんを手作りしたい方に、雑穀を使った簡単レシピをご紹介します。
雑穀を犬に与えてOKなの?
「キビ」「ヒエ」「アワ」「ハトムギ」「もち麦」などの雑穀を犬に与えても大丈夫なの?消化が悪いのでは?と思われる方も多いかもしれませんが、雑穀は犬に与えても大丈夫です。
雑穀は栄養価の高い食材
雑穀は、食物繊維やタンパク質、ビタミン類、必須アミノ酸、ミネラルなどを豊富に含む栄養価の高い食材で、白米や玄米と一緒に雑穀を摂取することで、さらに効果的に栄養を高めることができる食材です。
もし、飼い主さんが普段から白米や玄米にもち麦などの雑穀を一緒に炊いていたり、寝かせ玄米を食べているという方は、これを食材の1つとして使うことで、愛犬の手作りごはんの栄養をより高めることができます。
犬に雑穀を与える際の注意点
犬に雑穀を与える場合は2つの注意点があります。
①生で与えず加熱して柔らかくすること
動物に与える雑穀というと、小鳥や小動物の餌となるようなものをイメージされるかもしれませんが、犬に生のまま与えるのはNGです。
調理する際は、水を吸わせてから柔らかく煮る、フードプロセッサ―でペーストやドロドロのお粥状にするなど、加熱して与えましょう!
②お腹の様子をみながら少量与えること
雑穀に限らず、どんな食材やドッグフードでも同じことがいえますが、一度にたくさん与えることで消化に負担がかかって下痢や嘔吐を起こすことがあります。
「体によいと聞いたから」とたくさん与えるのはNG!
特に初めて与える食材は、一気に与えず少量ずつ与えていましょう。次の日の体調やウンチの状態を確認しながら様子をみることが大切です。
雑穀を使った犬の手作りごはんをご紹介!
愛犬の手作りごはんを作る際の基本として、
・犬が食べてはいけないといわれているものを含めない
・味付けはしない
・香辛料や刺激物を使わない
・与える量に気を付ける
・加熱した場合は火傷させないように気を付ける
・骨は加熱して与えない
・飼い主さんが不安を感じる食材は使わない
・持病のある犬は獣医師と相談する
といったことを注意して、愛情いっぱいの愛犬の手作りごはんを作ってあげましょう!
ではここからは、雑穀を使った犬の簡単手作りごはんをご紹介します。
お米&雑穀とお肉を使ったおじや
- 小さな鍋に水とスプーン1〜2杯程度の雑穀を入れて浸水させてからしっかり茹でる
- 薄くor細かくカットしたお好みの肉や魚の切り身を数枚入れて火を通す
- 炊いておいた白米や玄米を入れて柔らかく煮立て、おじやにする
※お皿に盛り付けたときに1つまみの鰹節を振りかけると栄養も食いつきもUPします。
もし雑穀の茹で加減が気になったら、フードプロセッサーでペースト状にするとよいです。薄くのばして冷凍しておけば、トッピングアイテムとしても使えます。
飼い主さんが食べるための雑穀米を使えば楽チン!
わざわざ少量の雑穀を浸水させて茹でるのは、手間がかかってしまいます。
もっと簡単に作る場合は、炊飯器で白米に雑穀を加えて人間用に炊いておき、これをベースに、例えば納豆やお好きな葉物野菜などを一緒にみじん切りするだけでもOKです。
※人間用の雑穀米が硬い炊き上がりの場合は、スプーンの背で雑穀米を潰してから、お水と一緒にレンチンをして柔らかくした後で、包丁で叩いた食材を入れると水分も多く摂取できます。
3月9日は雑穀の日。今日は、雑穀を使った犬の手作りごはん〜雑穀を使った簡単レシピ〜をご紹介しました。
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