犬を飼ってからかかる費用はどのくらい?

犬を飼ってからかかる費用は月々どれくらいだと思いますか?犬種によっては、からだが大きいと食事の費用も大きくなりますし、トリミングが必要な犬種もトリミング代がかかります。
臨時の動物病院での医療費やレジャーでの費用などもかかります。
今回は、犬を飼ってからどれくらいの費用がかかるのかについて考えます。

毎月かかる費用

犬を飼うには高額な費用がかかります。ペット保険会社大手のアニコムによると2017年の支出調査では、年間に犬にかかる費用は44万円という調査結果が出たそうです。
<参考:アニコム ペットにかける年間支出調査(2017年)>

ペットと暮らすには、飼ってからの費用もかかります。愛犬と暮らすには、毎月ペットの生活費がかかります。日々の暮らしの中の食費、消耗品、ペット保険などは月々にかかる費用となります。

ドッグフード購入費用

犬のごはんは、多くの飼い主さんがドライドッグフードを購入している傾向があります。
<参考:一般社団法人ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査 犬・猫ペットフード市販ペット用品購入実態(2017年)>

ドッグフードの価格はピンからキリまで幅広い価格帯があります。月々約5,000〜8,000円程度のお金をかける飼い主さんが多いようです。もちろん大型犬になるほど金額は上がります。

原材料にこだわった高級なドッグフードを継続してあげることができれば良いですが、ドッグフード選びは続けられるものであることが大切です。激安ドッグフードの中には、愛犬の健康に良くない保存料や着色料、香料などたくさんの添加物が入っているものもあります。できるだけ犬のからだを考えた品質のドッグフードを選んであげることも愛犬のためです。

おやつやおもちゃ

おやつやおもちゃもピンからキリまでの価格があります。ドッグフード同様に添加物が入っているおやつもありますし、無添加のおやつもあり、値段は異なります。だいたい1袋500〜1,000円程度の金額が相場です。犬の健康を考えると安心安全のおやつを選ぶことをおすすめします。

Wandmade(ワンドメイド)

おやつやおもちゃは人間にすると嗜好品のようなものかもしれませんが、愛犬とコミュニケーションを取るために必要なアイテムともいえます。おもちゃは、タオルを縛っておもちゃにしたり、100円均一のペットグッズを購入することで節約することもできます。1つ380〜3,000円程度が犬用おもちゃの相場です。

トイレシート

犬を飼ってからかかる消耗品といえばトイレシート(ペットシーツ)が挙げられます。室内犬の場合は、トイレシートは必須アイテムとなるでしょう。犬のおしっこの量も犬種によって大きく異なります。小型犬であれば薄型のレギュラーサイズでも大丈夫ですが、大型犬の場合は吸収しきれず漏れてしまうので、厚さは中厚、厚型、サイズもワイド、スーパーワイドの大きさが必要となるでしょう。

老犬になると失禁をしてしまう場合もあるので、より多くトイレシーツの消費量が上がるので、費用もかかります。

200枚で1,000円程度、88枚で1,500円程度など、製品やメーカーによって価格は異なります。ホームセンターの目玉商品での特売は、通販で購入するよりもお買い得に購入できる場合もあります。

シャンプー

ペットを飼ってから必要となるのが、愛犬のシャンプーです。自宅のお風呂場や、小型犬の場合は専用のバスタブなどでシャンプーを行いますが、暴れてしまい洗えない、時間がない、という場合は、トリミングサロンにお願いする飼い主さんも多いです。

自宅シャンプーの場合

自宅で犬のシャンプーを行うことができますが、洗って乾かしてと体力を使う作業になります。抜け毛が多い犬種の場合は、普段飼い主さんが使っている人間用のドライヤーを使うと、毛を吸い込んで壊れやすくなるので、犬のシャンプー用のドライヤーを使うことをおすすめします。

トリミングサロンの場合

愛犬のトリミングにかかる費用は、犬種によって価格が異なります。小型犬よりも大型犬や、ケアが大変な犬種は価格が高くなります。だいたい3,500円から8,000円が相場になります。

ペット保険代

ペットの突然の病気や怪我にかかる費用はアニコムの調査によると年間7万円以上かかっている飼い主さんが多いようです。ペット保険に加入しておくと万が一の時に安心ですが、月払いで加入すると数百円〜数千円の費用がかかります。

毎年かかる費用

愛犬を飼ってから毎月の費用の他に毎年かかる費用もあります。

狂犬病予防接種・混合ワクチン・フィラリア・ノミダニ予防などの費用

狂犬病予防接種、狂犬病予防注射済票交付手数料

狂犬病予防接種は、犬を飼ってから毎年必ず1回接種させなければならないものです。狂犬病予防注射は約3,000円前後、狂犬病予防注射済票交付手数料550円の費用がかかります。

混合ワクチン

さまざまな感染症や伝染病からワンちゃんを守るために、混合ワクチンを接種させる必要があります。通常は5〜8種のワクチンを接種することが多く、年に1度のワクチン接種が推奨されていますが、海外では日本のように1年に1度接種するのではなく、その土地の流行の病気に対応したり、抗体価検査を行った上で必要なワクチンを接種するという方法を取るケースが増えてきているようです。

かかる費用は5,000円〜10,000円程度となります。混合ワクチンは任意のものですが、伝染性のある病気が発生することも考えられるので、予防のためにも接種は必要です。

フィラリア予防

フィラリア予防薬は愛犬を感染症から守るために必要なものです。価格は動物病院やメーカーによって異なります。からだの大きさで金額が変わるので、5,000〜15,000円程度の費用がかかります。

ダニノミ予防(フロントラインなど)

ダニやノミから愛犬が感染症や皮膚炎を起こすこともあります。ダニやノミはペットだけでなく、人間にも感染して人畜共通感染症を引き起こす可能性があるので、ダニやノミが多い季節(一般的に気温20度以上で生息)はしっかり予防を行いましょう。体重によって容量と価格が異なり、年間で4,000〜20,000円程度の費用がかかります。

健康診断費用

ペットの健康のために行っていただきたいのが健康診断です。最近は「ドッグドッグ」と呼ばれる健康診断を行っている動物病院が多いです。ドッグドッグの費用は数千円〜数万円かかりますが、病気の早期発見につながることもあります。狂犬病予防接種や混合ワクチンの接種を行う時に、年に1度血液検査を行って、健康状態を把握するのもおすすめです。

ペット保険代

ペット保険の費用は、人間と同じく犬の年齢が上がると掛け金が高くなる商品が多いです。生涯に1度も大きな病気をしないでいてくれることが何よりですが、病院通いが多い愛犬の場合は、ペット保険に加入していると安心して診察してもらうことができるでしょう。

その他にかかる費用

犬を飼ってから毎月、毎年かかる費用の他にもお金がかかる場合があります。

怪我や病気をした時の医療費

愛犬を飼ってから、怪我や病気にはなって欲しくありませんが、いつ起こってしまうかわかりません。皮膚のトラブル、外傷、膀胱炎、風邪などさまざまな理由で動物病院に駆け込まなければならないこともあるでしょう。

病気や怪我の治療費用は年間7万円以上かかっているとのアニコムの調査からも、ペットを飼ってからの思わぬ医療費がかかることを認識しておく必要があります。

介護にかかる費用

子犬を飼ってから、年月が過ぎて愛犬が老犬になると、介護が必要になることもあります。愛犬が寝たきりになると、ペットシーツやおむつも多く使うようになりますし、介護用品などにもお金がかかります。

小型犬よりも大型犬の方が費用はかかる?

超小型犬から超大型犬まで幅広く「犬」といいますが、食べ物にしても、動物病院でも、トイレシーツなどの消耗品でも小型犬よりも大型犬の方が費用はかかります。食べさせているドッグフードの価格や病気を抱えている場合にもよりますが、年間にすると小型犬と大型犬では、5〜10万円以上の差が出てくることもあるでしょう。

犬の生涯でかかる合計金額は約500万円!しっかり準備しておきましょう

年間で犬にかかる費用は44万円(2017:アニコム調べ)というデータを元に計算すると、犬の平均寿命が10〜13歳といわれていることから、44万円×10〜13=440〜572万円、平均して約500万円が犬の生涯に費やされている金額となります。

まとめ

犬の生涯に500万円かかるなんてまさか!と思うかもしれませんが、特に大型犬の場合は、食費、避妊去勢手術やその他の医療費などをトータルで考えるとこれくらいの金額がかかるケースもあると把握しておくべきです。人間も同じですが、いつ病気になったり怪我をするかわかりません。犬を飼うにはお金がかかるということを認識しておくことが大切です。