愛犬を家族に迎えたい!このようなときどの犬種も可愛くてどれを選んでいいのか悩んでしまいませんか?飼ってしまえばどの犬も可愛く家族の一員となりますが、中には見た目の可愛さだけで選んでしまい、後になって「こんなはずじゃなかった」と思われる方が残念ながら意外と多いようです。そのような事態を避けるためにも、まずはどのように犬を選べばいいのか、いくつかのポイントを紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
まずは飼育できる大きさを見極めましょう
犬種を決めるには、まずどのくらいの大きさの犬が自宅広さに適当であるかを考えてみましょう。
飼育場所は屋内ですか?それとも屋外でしょうか?
屋内であれば、犬が成犬になった時でもゆったり入ることの出来るケージをおいて、更に犬が少し遊ぶことの出来るスペースが確保出来るかによって大きさを決めます。
広いスペースが確保出来るのであれば小型犬から大型犬まで飼育は可能ですが、ワンルームでは小型犬サイズが妥当です。
屋外であれば、日当たりや風通しがよく、犬小屋のまわりに犬がくつろぐスペースが必要です。
また、広さとは関係なく犬の成長に比例して毎日の餌代や消耗品費も多くかかりますし、散歩の時間も長く確保する必要があります。
お子さんも犬の面倒を見る予定があれば、大型犬では制御することが厳しい可能性も出てきます。
飼育する環境・飼育費用・主に飼育する人なども踏まえて、「多分大丈夫だろう」ではなく、「絶対に大丈夫」と思えるサイズの犬種を選ぶことがとても大切です。
犬種を決めるときのポイント4つ
飼育するイメージを浮かべた上で、次は犬種を決めていくポイントを見極めていきましょう。
それぞれのポイントごとに、条件に当てはまる犬種を紹介しています。
飼える大きさから犬種を決めましょう
前述した通りに、成犬になった時の大きさは重要なポイントになってきます。
子犬は成長と共に必ず大きくなっていきますので、成犬になった時の大きさをイメージして選ぶようにしてください。
超小型犬
- カニンヘンダックス
- ティーカッププードル
- チワワ
- トイプードル
小型犬
- トイプードル(個体差があるので小型犬に分類される場合有り)
- マルチーズ
- ヨークシャーテリア
- ミニチュアダックスフンド
- パグ
中型犬
- 柴犬
- コーギー
- ビーグル
- ボーダーコリー
大型犬
- ラブラドールレトリバー
- ゴールデンレトリバー
- シベリアンハスキー
- バーニーズ
自分のライフスタイルに合わせて犬種を選びましょう
犬を飼うとなったら、日々のお散歩は欠かせませんし、お留守番もさせなくてはいけません。外出時に犬を同行も可能ですが、長時間の外出が苦手な犬もいます。また外遊びが大好きで運動が欠かせない犬もいます。
犬を飼育していく上で、犬とどんな生活を希望しているのかによっても犬種選びには大きく影響してきます。
運動量が多い
- ジャックラッセルテリア
- コーギー
- 柴犬
- ボーダーコリー
運動量が少ない
- ペキニーズ
- シーズー
- ボストンテリア
- チワワ
アウトドア向き
- ゴールデンレトリバー
- ラブラドールレトリバー
- ボーダーコリー
インドア向き
- ペキニーズ
- シーズー
- チワワ
性格が温厚
- ゴールデンレトリバー
- ラブラドールレトリバー
性格が甘えん坊
- バーニーズ
- セントバーナード
- トイプードル
- チワワ
- 犬種問わずオス犬の方が甘えん坊であることが多い
性格がマイペース
- ビーグル
- 柴犬
犬のケアにどの程度、費用や時間をかけてあげられるか考えましょう
犬を飼うには、当然ですが費用や時間が必要となってきます。
毎日のお散歩やしつけにかける時間だけでなく、ケアの為に自宅でのブラッシングも必要です。
また、犬種によってはトリミングサロンでのシャンプーやカットが必要な場合もあります。
人と同じように犬も毎日排泄をしますので、その世話も当然飼い主さんの役目になりますし、トイレシートや排泄物を処理するビニール袋なども必要です。
現在犬の平均寿命が約10〜13年と言われていますので、その間に病気になったり、怪我をすれば治療費も発生してきます。
犬を飼うということは、ただ可愛いだけではなくお金も時間も想像以上にかかります。その点もしっかり考慮する必要があります。
トリミングが定期的に必要
- プードル種(トイプードル・スタンダードなど)
- シュナウザー種(ミニチュア・スタンダード)
- テリア種(ワイヤーフォックステリア・スコティッシュテリアなど)
- ダックスフンド(ワイヤーヘアード)
自宅でのケアが可能(美容面)
- 柴犬
- チワワ
- ダックスフンド(ワイヤーヘアード以外)
しつけがしやすい
- トイプードル
- シーズー
- マルチーズ
- ゴールデンレトリバー
- ラブラドールレトリバー
しつけが比較的難しい
- パピヨン
- ボーダーコリー
- シェパード
小さな子どもやお年寄りがいる場合の犬種を考えましょう
子どもの情操教育や留守番時の友達代わりにと、犬を飼育し始める家庭も多いと思います。しかし子どもの声や騒ぎ声、縦横無尽に差し出される手に参ってしまう犬も多くいます。
犬の扱いや接し方については、保護者が責任を持って教える必要があることを前提としても、神経質な犬やしつけにくい犬は避け、人懐っこいタイプの犬を選ぶのがおすすめです。
また赤ちゃんや持病があるお年寄りがいる場合には、抜け毛が少ない犬を選ぶのがいいかもしれません。
お年寄りのいるご家庭では、お散歩や日々の世話をお願いすることもあると思いますので、腕力があまりなく、お年寄りでも無理なくお世話が出来るような小さめの犬を選ぶのがいいでしょう。
子どもがいる家庭におすすめ
- トイプードル
- ミニチュア・シュナウザー
- シーズー
- ボーダーコリー
お年寄りがいる家庭におすすめ
- チワワ
- ヨークシャテリア
- ポメラニアン
- フレンチブルドッグ
犬を飼う前に犬種ごとにかかりやすい病気も知っておきましょう
先にも折につけ治療費がかかるという点に少し触れましたが、犬種ごとにかかりやすい病気というものがあります。
これは、生まれつきの先天性のものから、生活環境などが原因で発症してしまう後天性のものがあります。
例えば、チワワは水頭症、ダックスフンドは椎間板ヘルニアなど、その犬種の体の特徴などからくる病気もあります。
フレンチブルドッグは、暑さや寒さに弱く適温を保っていないと体調不良を引き起こしてしまうこともあります。
このように、犬種によってかかりやすい病気や気を付けなければいけない点が変わってきますので、犬種を決める時にその点も合わせて確認しておくようにしましょう。
まとめ
犬を飼う時に犬種を決めるポイントを紹介してきました。
犬種を決定する時には当然好みも出てくると思いますので、飼育環境と照らし合わせた上で本当にその犬種の飼育が可能なのかをよく考えてみてください。
犬も飼い主さんも、お互いが幸せに楽しく暮らしていくには、とても大切なことになります。
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