肩がこった。首が重い。など、体のこりがあると気持ちまで沈んでしまいますよね。愛犬たちも同じように体がこっていることがあります。4月8日「指圧の日」をきっかけに、ドッグマッサージを始めてみませんか?
愛犬を癒やそう!至福の時間ドッグマッサージ
4月8日は「指圧の日」です。4月8日はお釈迦様の生誕の日でもあります。お釈迦様の慈悲の心は、指圧の母心に通じるものがあることが理由づけられていることと、「し(4)あつ(8)」の語呂合わせで指圧の日と認定されています。
指圧といえば体を癒やし、疲れを緩和する昔ながらのケア方法です。
今回は指圧の日にちなみ、ドッグマッサージの方法をご紹介します。
愛犬たちを優しくマッサージしながら、コミュニケーションがとれるドッグマッサージ。リラックスタイムにぜひ取り入れてみてください。
簡単にできるドッグマッサージのやり方
難しいことは考えず、簡単にできるドッグマッサージの方法をお伝えします。
首回り
人間の頭の重さは、体重の10%ほどといわれています。
これはかなり重いですよね。犬たちも同じように頭の重さにより首に負担がかかっています。
また、普段の生活で自分たちよりも上にあるものを見る機会が多く、上を見上げることでさらに首に負担がかかりこってしまいます。
【首のマッサージの方法】
愛犬の首の後部を、優しく円を描きながら、さするようにマッサージしてあげましょう。愛犬が嫌がるようなら、力が強すぎる可能性があります。
後部をマッサージした後は両手で首の脇を挟むようにして、同じように円を描きながらマッサージしてあげましょう。
このとき、あごの下に手を置いて愛犬の頭ごと支えてあげると、より癒やし効果が得られます。
耳
愛犬たちは常に耳で音をキャッチしたり、他の犬たちと会話をしたりしています。そのため、耳もこりやすい部分といえます。
【耳のマッサージ方法】
親指で前方を支え、他の指で後方を支え優しく耳を挟むようにします。
耳の付け根を優しく動かしてマッサージしてあげましょう。
次に、手の形はそのままの状態で、根本から耳先に向かって指をゆっくりとスライドさせていきます。
耳のマッサージは緊張をほぐす効果や、車酔いなどにも効果があるといわれています。
背中
四肢で体を支えている犬たちは腰に負担がかかりやすく、背中の筋肉もこりやすい部分といえます。
体をうまく動かせるように背中のマッサージをしてこりをほぐしてあげましょう。
【背中のマッサージ方法】
愛犬の背骨を挟むように、両手で首の付け根からお尻に向けて、親指のはらの部分を使って優しくスライドさせます。これを何度か繰り返しましょう。
背骨にはたくさんの神経が集まっています。愛犬のストレス緩和や、内臓機能の活発化などが期待できるマッサージです。
足
元気に歩く愛犬たちの足は、疲労がたまりやすい場所でもあります。特に後肢は疲労がたまりやすいため、定期的にマッサージをしてあげましょう。
【足のマッサージ方法】
愛犬の足を手で持ち、ゆっくりと伸ばしたり縮めたり屈伸運動をしましょう。
そして、足先から足の付け根に向けて円を描くように指先でクルクルとマッサージします。
肉球も優しく丁寧に、円を描くようなイメージでマッサージしてあげてください。
おなか
おなかのマッサージは、少しだけ注意が必要です。
へそ天などをするコは問題ありませんが、警戒心が強いコのおなかを、無理やり触ることはおすすめできません。
愛犬の様子をみながらおなかのマッサージをして、嫌がるようならすぐにやめましょう。
【おなかのマッサージ方法】
手のひらで、おなかを右回りに円を描くように優しくマッサージします。
これは胃腸の働きを助ける効果があります。
ドッグマッサージで得られる効果とは?
ドッグマッサージは愛犬たちのこりや疲れを癒やす効果はもちろん、飼い主さんとのコミュニケーション効果も得られます。
優しく声を掛けながら、愛犬をマッサージしてあげてください。
そして、人の手が体に触れることは、とてもいいことなのだと愛犬に覚えてもらいましょう。
人に触られることが苦手なワンちゃんも、ドッグマッサージを続けることで、人に触られることに、抵抗がなくなるコへ変わっていく可能性があります。
ドッグマッサージをするときの注意点
愛犬にドッグマッサージが、気持ちいいものと思ってもらうための、注意点をお伝えします。
ドッグマッサージを無理におこなわない
「愛犬を癒やしてあげたい」という気持ちから、無理にマッサージをしてしまうと、体を拘束されることに不安を感じ、ドッグマッサージが嫌いになってしまう可能性があります。
最初は、短時間マッサージする程度にしておきましょう。
そして、愛犬が嫌がっている素振りをみせたら、すぐに開放してあげてください。
ちから加減に注意しよう!
人間の体をマッサージするくらいの力で、愛犬をマッサージしたら力が強すぎます。まずは、触れる程度の力で構いません。
愛犬がマッサージに慣れてきたら徐々に力を加えていきましょう。
力の入れすぎは、ドッグマッサージが嫌いになる原因をつくります。
そして、私たちは考え事をしていたり緊張していたりすると、より力が入りやすくなる傾向があります。
お互いリラックスしている状態で、ドッグマッサージをおこなうことをおすすめします。
最後に
私たちの体も気が付いたら、こっていることがありますよね。
愛犬たちも同じように、筋肉を使うことで体がこります。
体全体の流れをよくするために、ドッグマッサージを取り入れてみませんか?
愛犬が気持ちよさそうにしているしぐさや、うっとりした表情を見ているだけで、幸せな気分に慣れますよ。
コメント