みなさんは今年の初詣で何を神様にお願いしましたか?
初詣の願い事で最も多いのは「家内安全」と「無病息災」なんだそうです。
そこで今回の記事では、愛犬の『無病息災のため』、楽しくできる日々の健康習慣を紹介していきます。
健康は食から!おやつとごはんの量に気を配ろう
嬉しいことに、犬の寿命は毎年伸びていますが、注意したいのは生活習慣病です!
犬も人間と同じでだらけた食生活で中性脂肪が高くなると、さまざまな病気にかかることがあります。
また、食べ過ぎだけでなく、栄養分のかたよった食事も病気の原因となりますが、食生活に関係する病気には慢性的に進行するものが多いので、気付かぬうちに愛犬の体調が崩れている、ということも少なくありません。
「うちは毎日決まった量のフードをあげてるから大丈夫!」と思っているそこのあなた!毎日同じ量のフード、いつからあげ続けていますか?
人間で例えると、育ち盛りの高校生が食べる量を中年の大人が食べると胃もたれは必至!
同じように、犬でも年齢層によって必要なカロリー量や栄養バランスが変わるので、たまには愛犬の年齢と体重から、必要なカロリーを調べてみて、今食べている量が適正かどうかを確かめるようにしましょう。 おやつについても同じで、おやつをあげた分ごはんを減らしてみたり、中年を過ぎた愛犬には栄養バランスを考えておやつを減らしたりする工夫をしてみるのも良いでしょう。
おやつを減らすのはかわいそう、おやつを欲しがってるのにあげないのはかわいそう、と言う飼い主さんも多いですが、おもちゃで遊んであげたり、運動をさせて気を紛らわせましょう。 いっときの可愛さにおやつをあげたくなる気持ちも分かりますが、健康で長生きしてもらって、 長く愛犬と一緒に過ごすことこそが犬にとっても一番の幸せですので、積極的に食生活の改善をするようにしましょう。
おうちの環境は快適?温度と湿度に注意しよう
夏の暑さでは食欲がなくなったり元気がなくなったりしやすく、生活環境の問題にすぐに気づけますが、実は犬はある程度寒さに強く、寒くてストレスを感じていてもすぐに体調不良に現れることは少ないんです。 しかしそれでも小型犬や毛の短い犬種ではやはり寒さで免疫力が落ちて病気にかかりやすく、寒さの厳しい時期には人間同様に暖房や加湿の必要があります。 この際に注意が必要なのは、飼い主が快適に感じる環境が必ずしも犬にとって快適ではないと言うことです。 具体的に言うと、冷たい空気は温かい空気よりも低い位置にたまりやすいので、エアコンのよう な上からの暖房だと人の高さが暖かくても犬の高さでは寒い、ということが起こります。 そのため、愛犬がよくいる場所の愛犬の高さに温度計をつけて温度を確かめてあげたり、サーキュレーターなどで温かい空気が低い場所にもくるようにしたりと工夫をするようにしましょう。
予防接種は完璧?必要なワクチンの種類を見直そう
毎年忘れないように注意が必要なのが予防接種。 予防接種のワクチンはいくつかあり、法律で接種が義務付けられている狂犬病ワクチン以外については飼い主の判断で接種するかどうかを決めることができます。 ワクチンについては、確率はきわめて低いですが、副作用(副反応)としてアレルギーやアナフィラキシーショック、注射部位の痛みが生じることがありますので、とりあえず全種類接種しておこう、という考え方はおすすめできません。
狂犬病以外の病気に対するワクチンは全ての犬に必要とされているコアワクチンと、場合によっては必要となるコアワクチンに分けられていますので、暮らしている環境などを考慮してどのワクチンが必要なのか確認をしましょう。 コアワクチンとノンコアワクチンの種類については下の記事で私の大学の大先輩でもいらっしゃる所沢アニマルメディカルセンターの田中先生が詳しく解説しているので、ぜひ確認してみてください。
愛犬と一緒にお参りに行ける神社
最後に、ペット同伴でお参りができる神社が各地にあります。ペットのお守りを入手できることもあるので、興味のある方はぜひちょっとした旅行気分でお参りに行ってみてください。 神社でのマナーと、地方ごとの愛犬を同伴できる神社については以前の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
今年も飼い主、愛犬ともに健康に暮らせるように、毎日のドッグライフに楽しい工夫をこらすようにしましょう!
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