新型コロナウイルスの影響で外出が減り、お家で過ごす時間が長くなっていると思います。そんなおうち時間は、ワンちゃんに芸を教えて楽しく過ごしてみませんか?
ワンちゃんと覚えたい、しつけの延長の芸から、難易度の高い芸までご紹介します。
ワンちゃんは芸達者!
ワンちゃんは芸(トリック)と呼ばれる技を覚えることができます。例えば、「お座り」や「伏せ」「待て」はしつけの一貫として覚えさせることのできる基本的な芸です。動画サイトでは、可愛い芸や神業を披露したり、映画やショーで見事な芸をする犬もいます。
ワンちゃんに芸を教えて、人間の思う通りに芸をさせながらコントロールすることは難しく、ワンちゃんと飼い主が一緒に楽しんで練習することが必要です。
芸を覚えさせるメリットは?
芸を覚えさせることは、飼い主の指示にしたがって愛犬が行動することになります。飼い主が求める行動をした時に、ご褒美や褒めてもらえることは、犬にとって嬉しい出来事です。
芸を覚えさせることは、結果的に愛犬と飼い主の間のコミュニケーションが増えて絆が深まり、信頼関係を築くことのできるメリットがあります。
芸の種類の紹介
犬の芸は、動画サイトでも人気があります。気になる方は動画サイトを検索してみてください。ここでは基本編から難易度の高い上級編までの芸の種類をご紹介していきましょう。
基本編(おすわり・待て・伏せ・お手・おかわり)
最初は基本編です。しつけのためにも「おすわり」「待て」「伏せ」の3種類はできるようにしましょう。「お手」「おかわり」は覚えやすく、飼い主とワンちゃんが簡単に行えるコミュニケーションの方法として最適です。
おすわり
おすわりはしつけの最初のステップです。ワンちゃんの行動を飼い主がコントロールするためだけでなく、ワンちゃんが飼い主さんに意識を集中させるために必要な基本の芸です。
待て
待ては、おすわりと同じく、飼い主がワンちゃんの行動を抑制するために大切な芸です。待てがきちんとできることは、飼い主とワンちゃんとの信頼関係が築けてきた証です。おそらく、待てができるようになったら、他の芸も覚えやすくなっているはずでしょう。
伏せ
伏せができることは、飼い主と犬との信頼関係がより強いものになった、しつけのレベルが上がったと考えて良いでしょう。伏せのポーズは犬にとって服従の姿勢、リラックスしている姿勢でもあり、犬が指示にしたがって伏せるという動作は、大きな意味を持つのです。伏せと待て、おすわりと伏せを合わせた芸ができると、ドッグカフェや動物病院の待合室などでも待ち時間が楽になります。
お手
ワンちゃんの足を触れるようになることは、日常生活でも大きな意味を持ちます。例えば、お散歩から帰って足を拭く、爪や足の毛を切るときに便利です。他の基本編の芸に比べると、お手は飼い主とのコミュニケーションツールの1つという意味合いが強いです。
おかわり
お手ができたら、おかわりにもチャレンジしてみましょう。お手を教えたら、反対の前足をおかわりとして覚えさせます。お手、おかわりの指示を、左右を反対にすると犬が混乱して、何となくどちらかの前足を出せばいいと判断してしまうので、一度決めたら同じ方をおかわりにするのがポイントです。
お役立ち編(持ってきて・出して・ゴロン・ジャンプ・ちょうだい)
次はお役立ち編です。ワンちゃんが覚えると便利な芸をご紹介します。
持ってきて
日常では、おもちゃを使ったひっぱりっこをする際に、投げたおもちゃを持ってくる遊びができます。物を持ってくることが楽しいと学習すれば、自然に飼い主の前で持ってきた物を放し、もっと投げてと催促する犬も多いです。
出して
出しては、くわえている物を放す動作です。おすわり、待て、ボールを投げる、持ってきて、出しての組み合わせで、指示にしたがって物を持ってくるボール投げの遊びができます。
ゴロン
ゴロンは、からだをチェックする際にとても役立つ芸です。お腹を出すことは飼い主のことを信頼している証でもあります。ゴロンをさせている時は、ワンちゃんを興奮させないように優しくお腹を撫でてあげましょう。
ジャンプ
競技会などでジャンプをさせる場合には、障害物や物の上を飛ぶことを学習させることがあります。しかしジャンプは腰に負担がかかるので、大型犬にはあまりオススメしません。特に大型犬はジャンプによって、人間が倒れる危険もありますし、問題行動にも繋がる可能性があるので注意しましょう。
ちょうだい(チンチン)
おすわりをした状態でお尻をつけたまま2本の前足をあげるポーズはちょうだいやチンチンと呼ばれるおねだりのポーズです。ジャンプと同様に、ちょうだいは腰に負担がかかるので、ヘルニアなど脊椎の病気に不安がある場合は教えないことをオススメします。
一緒に楽しむ編(フリスビー・ドッグダンス・アジリティー・フライボール)
さまざまな芸を組み合わせて、人間と犬が一緒に楽しむドッグスポーツは人気があります。
フリスビー
フリスビーは、持ってきての応用と遊びの延長として、飼い主さんとワンちゃんの絆を深めることのできる芸です。フリスビードッグは、パートナーの体の上を飛び越えてキャッチするなど驚く技も行います。
フリスビードッグを使ったアニマルスポーツとして、「ディスクドッグ」という競技もあります。
取材記事もあるので、是非見てみてください。
ドッグダンス
ドッグダンスは音楽に合わせて、ワンちゃんが技をしながら、飼い主さんと一緒にダンスを踊るドッグスポーツです。最近では番組の企画で、芸人さんとワンちゃんがドッグダンスにチャレンジするというテレビ番組も放送されました。
アジリティー
アジリティーは人気のあるドッグスポーツで、ハンドラーさんが指示を出しながら、設定された障害物のあるコースを正確に順番通りに通り抜け、タイムを競う競技です。
フライボール
フライボールは、あまり聞きなれない名前かもしれませんが、ドッグスポーツの1つです。障害物をジャンプして飛び越え、ボールが飛び出すマシンをワンちゃんが押し、飛び出したボールをキャッチして、持って返ってくるタイムを競う競技です。ボール遊びや、物を持ってくるのが大好きなワンちゃんに向いている競技です。
可愛い・おもしろ編(バーン・ハイタッチ・お辞儀など)
ワンちゃんの仕草につい笑ってしまう可愛い芸やおもしろい芸は動画サイトにたくさん掲載されています
バーン
バーンという飼い主さんの声と手の仕草にあわせて倒れるという芸です。撃たれてしまう演技をする芸は可愛い犬の仕草です。
ハイタッチ
ハイタッチはお手よりも高い位置で、飼い主さんの手にタッチする芸です。お手の応用編としてできる可愛い芸です。
お辞儀
ワンちゃんが頭を下げてお辞儀をするポーズは、つい笑ってしまうおもしろい芸です。
難易度高い編(ケンケン)
ケンケン
犬のケンケンは、足を痛めているような仕草になりますが、ケンケンの演技をしてドラマや映画に出演するワンちゃんもいます。
まとめ
ワンちゃんは基本の芸から難易度の高い芸まで、無限に覚える可能性があります。
ワンちゃんに芸を覚えさせるには褒めるタイミングが大切です。また無理に覚えさせるのではなく、犬の習性を利用したり、楽しく覚えさせることが芸達者になるポイントです。
おうち時間を、飼い主さんとワンちゃんが一緒に楽しい気持ちで過ごしてみませんか?
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