公開日
2020/08/10
更新日
2020/10/14

家族が新型コロナウイルスに感染したら?愛犬のための6つの備え

先日、日本国内においてペットの犬から新型コロナウイルスの陽性反応があったとの報道がありました。家族が新型コロナウイルスに感染した場合、愛犬のためにできる備えや心構えをご紹介します。

日本国内において、ペットの犬に新型コロナウイルスの陽性反応があることが報告された

大手ペット保険会社のアニコムホールディングスから、新型コロナウイルスに感染した人のペットを預かるサービスを利用しているペットへのPCR検査から新型コロナウイルスの陽性が確認されたことが公表されました。これはペットの犬では日本国内初確認とのことです。(2020年8月3日現在)

「犬は人からコロナにかかるの?うつるの?」と不安を感じていたペットと暮らす飼い主さん達は、このニュースに驚いた方も多いかと思いますが、厚生労働省と環境省の情報によれば、現時点では、新型コロナウイルスがペットから人に感染した事例は報告されていないこと、ペットがヒトの感染に重要な役割を担う証拠はないと報告されています。

日本国内における新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、もし、犬と暮らしている飼い主さんが感染した場合、愛犬のための備えはできていますか?飼い主としてできることを考えてみることをおすすめします。

もし家族が新型コロナウイルスに感染したことを想定した備えをしておこう!

ペットと暮らす飼い主さんの防災意識が高まっている昨今では、地震などの災害に備えて、愛犬の食糧の備蓄をしたり、防災用品を準備している方も多いかと思います。

ドッグパッドでは、これまでに防災のスペシャリストである、ペット災害危機管理士監修による防災の情報をご紹介してまいりました。

今回の新型コロナウイルスの影響で、日々の生活スタイルが大きく変わられた方も多いかと思います。犬と暮らす飼い主さんは、万が一に備えて、準備や心得を知っておくなど、今後、防災にも近しい意識が求められていくのかもしれません。

現時点で政府がアナウンスしている内容から、飼い主さんにできることをご紹介していきますので、参考にしていただけたらと思います。

①手洗い消毒を行うことを徹底する/ペットの体調が悪い場合は注意する

厚生労働省によれば、新型コロナウイルスがペットから人に感染した事例は報告されていないものの、ネコは新型コロナウイルスの感受性が他の動物種よりも高いとの報告があることや、オランダのミンク農場では、ミンクから人へ感染した可能性のある事例の報告があるとのことです。

これに対して、新型コロナウイルスに限らず、動物由来感染症予防のために動物との過度な接触は控えるとともに、普段から動物に接触する前後で、手洗いや手指用アルコールでの消毒等を行うこと、特にペットの体調が悪い場合は、できる限り不必要な接触を控えることをアナウンスしています。

手洗いや手指の消毒は、自分や家族の感染予防だけでなく、家族の一員であるペットへの感染を防止するためにも、手洗いなどの衛生対策を行いましょう。

②犬の散歩ではソーシャル・ディスタンスを保つ

環境省のアナウンスでは、犬の散歩に行く際は、他の犬連れの人との距離(ソーシャル・ディスタンス)を保つことが推奨されています。

③もしものときの預かり先を決めておく

もし、飼い主さんやそのご家族が新型コロナウイルスに感染した場合、入院をしたり、施設や自宅での療養を行うなど、症状や状況によって対応が変わる可能性があります。

もしもに備えて、家族や知人などペットの預かり先を決めておきましょう。どうしても預かり先が見つからない場合は、かかりつけの動物病院や預かりサービスへの相談を行いましょう。

④感染した場合は、早期に適切な治療を受けること

もし自分が感染した場合は、ペットを預けて自分が適切な治療を受けることを優先しましょう。できるだけ早く治療を行い、早期回復を目指すことが大切です。

⑤感染した場合は、自宅待機でもペットとの距離をとる

感染確認後に自宅待機を指示された場合は、ペットとの距離をとること、こまめに手洗いを行うなど、ペットへの感染を可能な限り予防しましょう。

⑥飼い主の義務である狂犬病予防注射を行うこと

日本で犬と暮らすには、犬の所有者が狂犬病の予防注射を毎年4月1日から6月30日までに受けることとされています。しかし、各自治体などでの集団接種・集合注射が中止になっているケースも多く、飼い主さんが動物病院に行って予防注射を行う必要があります。

厚生労働省は、2020年(令和2年)は、新型コロナウイルス感染症の感染状況などを踏まえて、新型コロナウイルス感染症の発生又は、まん延によるやむを得ない事情により、狂犬病の予防注射を受けさせることができなかった場合、12月31日までの間に注射期間を延長して、この間に注射を行えば今年度の期間に注射を受けさせたものとみなす規則の改定が公布されました。

この交付は、決して今年度は狂犬病予防注射を打たなくて良いというものではなく、6月30日までに注射を行うことができなかった場合は、7月以降から12月31日までに接種期間を延長して、規定を緩和する特例措置です。まだ今年度の狂犬病予防注射を行なっていない飼い主さんは、やむを得ない事情が消滅した際は、速やかに注射を行いましょう。

これは、もし飼い主さんが新型コロナウイルスに感染した際に、誰かに愛犬を預ける必要がある際にも、飼い主として責任を持って行うべきとても大切なことです。

ペットに関わる新型コロナウイルスについての最新情報を確認しよう!

今回は、現時点で厚生労働省、環境省が発表している内容から飼い主さんができることをご紹介しました。(2020年8月9日現在)

他にも、東京都獣医師会では、ペットの新型コロナウイルス感染症についての最新情報をfacebookでも情報を発信しています。情報は更新されているので、正しい情報や知識を知っておくことが、家族や愛犬のためになるはずです。是非チェックしてみてください↓

Facebook:公益社団法人 東京都獣医師会

引用参考

厚生労働省:感染症情報 動物を飼育する方向けQ&Aより

環境省:ペットを飼っているみなさま、ペット関連事業者のみなさまへ

アニコムホールディングス株式会社:犬における新型コロナウイルスの陽性を確認 #StayAnicomでお預かりしたペット、PCR検査で「陽性」の結果

東京都獣医師会

最後に:防災の意識を高めておくことも対策につながる

日本は災害の多い国です。日頃から防災の意識を高めておくこと、ペットと暮らす場合は、どのような防災の備えが必要なのかを知っておくことは、災害や新型コロナウイルスに限ったことでなく、飼い主さんやそのご家族が体調を崩された際にも役立ちます。

日頃から、1週間分など少し多めのドッグフード、鑑札番号やマイクロチップ番号の控え、愛犬の病歴や持病の薬をメモしておくこと、これらを防災バッグに入れておくことなど、万が一に備えて用意しておくことをおすすめします。

今回は、新型コロナウイルスに対する備えをご紹介しました。

>>DOGPADの防災に関する記事をチェック