公開日
2020/10/28

この症状に注意!愛犬の皮膚病【マラセチア皮膚炎】

マラセチア皮膚炎という疾病を聞いたことがありますか?マラセチア皮膚炎は、もともと愛犬の皮膚に住んでいる菌が、悪さをする疾病です。マラセチア皮膚炎の症状や予防方法などをご紹介します。

犬のマラセチア皮膚炎は常在菌が原因!

ワンちゃんがマラセチア皮膚炎にかかる原因は、もともと皮膚や耳道内に住んでいる常在菌が繁殖し、皮膚炎になる病気です。

【主な常在菌が繁殖する原因】

  • 皮脂の分泌が増加したとき
  • 皮膚のバリア機能が低下したとき
  • 皮膚や体の抵抗力が落ちたとき
  • 湿度が高いとき

などがあげられます。

人間や同居犬、一緒に暮らしているネコや動物に、移る心配はありませんが、どんなワンちゃんでもかかるリスクがあるため、知っておきたい疾病のひとつです。

マラセチア皮膚炎にかかりやすい犬種は、シーズー、パグ、マルチーズ、コッカー・スパニエル、ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア、プードル、フレンチブルドッグ、ビーグル、柴犬などがあげられます。

常在菌が悪さをする、マラセチア皮膚炎。

マラセチア皮膚炎の概要を探ってみましょう。

犬のマラセチア皮膚炎の症状

マラセチア皮膚炎の主な症状をご紹介します。

痒み

強い痒みが現れます。痒みが現れる場所は、首や目、口の周辺、あごから首にかけて、耳、指の間、内また、股間、肛門周辺など皮脂が多い場所に症状がでやすい特徴があります。

臭い

黄色や灰色の脂っぽい汚れが発生し、特有の臭いがします。

この臭いもマラセチア皮膚炎の特徴です。

皮膚の変化

皮膚に赤みが発生し、べたつきやフケが大量にでます。

脱毛や皮膚が黒ずむこともあります。

マラセチア皮膚炎と併発しやすい疾病

マラセチア皮膚炎と併発しやすい疾病をご紹介します。

外耳炎

耳の中にもマラセチアは常在しているため、マラセチア皮膚炎にかかると外耳炎を併発することがあります。

愛犬がマラセチア皮膚炎になったときに、頭を振っていたり耳をしきりに掻いていたりしたら、外耳炎が併発していることを疑いましょう。

アレルギー性皮膚炎

アトピーやアレルギーが原因で、皮膚バリア機能が低下したとき、マラセチアが増殖することもあります。

そのため、アレルギー性皮膚炎が先に起こり、のちにマラセチア皮膚炎にかかるということもあります。

マラセチア皮膚炎の予防方法

定期的なシャンプー

マラセチア皮膚炎の治療でも使われるシャンプー

マラセチアは皮脂が増えることや、汚れによる皮膚バリア機能の低下で増殖しやすいため、皮膚を清潔に保つことが大切です。

ストレスの軽減

愛犬のストレスがたまると、免疫力の低下や、それによるアレルギー反応を起こしやすくなります。

そのため、できるだけ愛犬のストレスを発散できる運動や、遊びを生活に取り入れましょう。

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皮膚によい栄養を!

皮膚バリア機能を高める、ビタミンやミネラルをバランスよく摂取し、アミノ酸やセラミドも積極的に与えましょう。

魚や一部の食品に含まれるオメガ3脂肪酸は、皮膚を健やかに保つために、優れた効果が得られるといわれています。

このような皮膚によい栄養を、バランスよく食事に取り入れるようにしましょう。

そして、添加物や脂質が多く含まれているドッグフードは、愛犬の皮膚に皮脂を増やしてしまうため、避けるようにしましょう。

最後に

マラセチア皮膚炎は痒みが強く、外耳炎なども併発しやすいため、愛犬にとって肉体的にも精神的にもつらい病気です。

どんなコでもかかるリスクがある「マラセチア皮膚炎」。

マラセチア皮膚炎にかかりにくい、健康な皮膚を維持するための参考にしていただけたら幸いです。