公開日
2018/09/19

犬の足腰に適した床材は?ペット用床材のメリットとデメリット

愛犬に適した床材とはどのようなものか考えたことはありますか??犬の足腰にかかる負担を考え、床材を変える飼い主さんは多いです。しかし、それぞれの床材にはメリットとデメリットがあります。今回は、犬に適しているとされる素材別の床材についてメリットとデメリットをご紹介します。

犬はどんなところが歩きやすいの?

犬の足先や肉球には早く走るためとブレーキをかけるためのスパイクのような機能があり、土や草の地面をしっかり捉えて走ったり歩いたりしています。では、犬の歩きやすいところはどんなところかを考えてみましょう

滑らない場所

犬にとって滑らない場所は安心して歩ける場所です。多くの家庭では室内にフローリングが使われていて、フローリングは犬にとってツルツルと滑りやすく、急旋回をした時に滑って怪我をしやすいです。屋外では、芝生、土の上は犬にとって歩きやすいです。

段差や凹凸がない場所

特にシニア犬にとっては、少しの段差もつまずきやすくなります。元気なワンちゃんは段差や凹凸の上を走ることで爪を怪我することもあります。

熱くない場所

真夏の舗装されたアスファルトやマンホールの蓋は、想像以上の熱さとなります。熱い場所は犬が足の裏を火傷するので気をつけましょう。舗装工事の後、人間は靴を履いていますが、犬は足裏で歩くので火傷しないように注意する必要があります。

硬くない、衝撃を吸収する素材

足腰が弱ったシニア犬は、自分で踏ん張る力が衰えてきます。硬く滑る床材では、グリップが効かずに体勢が崩れてしまうこともあります。少し柔らかく衝撃を吸収できるクッション性のある素材は、犬にとって歩きやすいです。

種類豊富な床材!それぞれのメリットとデメリット

室内の床材はさまざまな種類があります。犬との暮らしに適した床材のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

フローリング

フローリングは多くの家庭で使われている床材です。しかし犬の床材に適しているかというと、犬の関節のトラブルの原因となる可能性があります。

メリット

  • 傷に強い
  • 光沢があり室内が綺麗に見える
  • 掃除がしやすい

デメリット

  • 犬が滑りやすく、股関節や肘関節への負担や膝の脱臼の原因となる
  • 犬と長年暮らし、床材が痛んで経年劣化すると、剥がれたフローリングが足に刺さることもある
  • 張替えにお金がかかる
  • フローリングの隙間に犬のおしっこが入ると臭くなる

畳は、日本の風情を感じる床材です。クッション性があり犬の関節には優しいですが、防水加工をしていない畳はお手入れができないのでおすすめできません。最近は、防水加工の畳やペット用に抗菌加工をした犬の飼育に適している畳があり、注目を集めています。

メリット

  • クッション性に優れている
  • 和の香りを楽しめる

※防水性があり、洗える畳(ウォッシャブル畳)は犬のおしっこやうんちの処理などのお掃除も簡単

デメリット

  • ダニやアレルギーの原因となる
  • 定期的に畳を干したり交換する必要がある
  • 畳の上で遊ばせると畳の表面に爪の跡が付いたり、ボロボロになる
  • ペットの臭いがつく
  • トイレの掃除が大変

絨毯・カーペット

お部屋の床材が一面フローリングであっても、絨毯やカーペットを敷くことで、簡単に部屋のイメージを変えることができます。犬にとっては滑りやすいフローリングよりも、絨毯やカーペットの上の方が歩きやすいです。

メリット

  • フローリングなどの床材の上に敷くことで、犬が滑りにくくなる
  • 丸洗いできるタイプもある
  • 室内のイメージを変えることができる

デメリット

  • ペットの臭いが気になる
  • 大きなサイズの絨毯・カーペットは洗濯が難しい
  • トイレを失敗した時に染み込んでしまう
  • ダニやアレルギーの原因となる
  • 素材によってはすぐに痛む

タイル

石または陶磁器を使ったタイルはお部屋をおしゃれに見せてくれます。汚れや臭いに強く、お掃除も簡単です。

メリット

  • お掃除が簡単
  • おしゃれな部屋になる
  • 夏場、犬が快適に過ごせる
  • 床が汚れにくい
  • ペットの臭いに強い

デメリット

  • 冬場は床が冷えるので、床暖などが必要
  • 施工にお金がかかる
  • 選ぶタイルによってはツルツルと滑りやすくなる

コンクリート

コンクリートは、駐車場面などで使用する人が多いですが、店舗のようなイメージの室内デザインとして床材に選ぶ人もいます。

メリット

  • 夏場は涼しく犬が快適に過ごせる
  • 床暖房と組み合わせると、暖かく過ごせる

デメリット

  • 水分を染み込む
  • 床材が硬すぎる
  • 思い切り犬を遊ばせると、足裏を摩擦で擦ることがある
  • ひび割れを起こすことがある

レンガ

海外のような雰囲気を味わえるレンガは、おしゃれな床材です。犬に適しているかというと、凸凹が多く爪を引っ掛けやすいデメリットもあります。

メリット

  • 海外のような雰囲気を味わえる

デメリット

  • 犬の爪を引っ掛けやすい
  • 凹凸があり平面ではない

クッションフロア

クッションフロアはペット可のマンションやアパートでも多く採用されている床材です。フローリングよりもクッション性があり、お手入れも簡単なので犬との暮らしに適している床材です。

メリット

  • 滑りにくい
  • クッション性があり、犬の足腰への衝撃や負担がかかりにくい
  • つなぎ目が少なくお手入れが簡単
  • 安く施工できる

デメリット

  • 本物のフローリングの見た目よりも劣る
  • 湿度が高いとペタペタする

コルクマット

コルクマットは元の床材の上に敷くことで、犬に適した床材に簡単に変えることができます。

メリット

  • 滑りにくい
  • クッション性と衝撃吸収性が高く犬の関節に優しい
  • ナチュラルな質感

デメリット

  • いたずらする犬は、コルクを食べる可能性がある
  • コルクマットの上でトイレをするとお掃除が大変
  • 日焼けや反りが出る
  • 劣化するとボロボロになる

タイルカーペット

タイルカーペットは、カーペットをタイル状に分割したマットです。フローリングの上に吸着素材の特徴を利用して並べると滑らずに1枚のカーペットのようになります。

メリット

  • ペット向けのタイルマットがある
  • トイレを失敗した時に、必要な部分だけお掃除できる
  • 丸洗いできるも製品が多い
  • 犬が滑りにくくなる

デメリット

  • 何度も剥がすと吸着が悪くなる
  • 見栄えを良くするには隙間なく敷くことが必要
  • 枚数を多くするとお金がかかる

犬に適した床材は?

犬に適した床材をどれにしようか迷ったら、犬のからだに負担のかかりにくい素材の床材を選びましょう。今回紹介した床材も、一面に採用する場合、部分的に採用する場合によって、かかる金額も変わってきます。予算と、いつも愛犬が過ごす部屋、室内でボール投げをする場所、といった変えたい面積を最初に決めてから床材を選ぶようにしましょう。

犬と一緒に暮らすのに適している床材としておすすめなものは、クッションフロア、タイルカーペット、コルクマット、絨毯・カーペット、タイルなどです。

床材が滑りやすい時、犬が歩きやすくするためにはどうしたら良い?

フローリングは犬が滑って怪我をしやすいため、少しでも犬が歩きやすくするためにできる対策をご紹介します。

ペット用のフローリングワックスをかける

フローリング自体を滑らないようにして、犬に適している床材に変えてしまうのも一つの方法です。やり方は、フローリングを綺麗に掃除して、その上に滑らないようにワックスを塗るだけです。ペット用のフローリングワックスをかけると、犬が滑りにくくなるだけなく、フローリングにコーティングがかかり傷つきにくくなります。ペット用に開発されている製品なので、ペットが舐めてしまっても安心です。

おすすめ商品

リンレイ「リビングわん&にゃん!スリップ軽減ワックス

絨毯・カーペットを敷く

滑りやすい床材を簡単に犬に適した床材に変える方法は、大きな絨毯やカーペットを敷くことです。パワフルな犬や大型犬の場合は、中途半端な大きさだと、強く蹴り込んだ時に滑って怪我をしてしまうので気をつけましょう。

タイルカーペット敷く

トイレに心配のあるワンちゃんも、タイルカーペットなら汚してしまった部分を洗えます。賃貸でも吸着素材の置くだけのタイプのタイルカーペットは床を傷つけることはありません。

クッションフロアをDIYする

最近は、テレビでタレントさんがDIYをする番組が多くあり、簡単にできる、驚くようなDIYの知識を得ることができます。クッションフロアは専用の接着剤を使わなくても両面テープで貼ることもできます。

リフォームをする

お金に余裕があるのであれば、思い切って施工業者に任せてリフォームを行うのも犬が歩きやすくするための方法の1つです。

まとめ

犬に適した床材は、足、腰、膝などの関節が悪い犬やシニア犬を持つ飼い主さんは気になるところだと思います。どの床材もそれぞれメリットとデメリットがあります。素材の特徴を比べながら、自分の愛犬にとってどんな床材が適しているのか考えてみてください。