公開日
2018/10/12

ペットと子供が一緒に暮らすメリットや気を付けるべきこととは?

子供がペットと一緒に暮らすとさまざまなメリットがあります。
動物に愛情を注ぐということは、子供の情操教育にプラスとなり、感情が豊かになることや家族のコミュニケーションにも役立つことがあります。
しかし、メリットだけでなくデメリットもあります。
今回は、子供とペットが共に暮らすメリットと、ペットが子供に与える影響についてご紹介します。

ペットと子供が一緒に暮らすメリットとは?

家族の中でペットと飼うということは、ペットと共に暮らしていく中で、子供がさまざまな経験をすることができます。テストの勉強からでは学べないことを動物から学ぶことができる大きなメリットや、子供にとって素晴らしい情操教育を学べるきっかけとなります。

愛情表現が豊かになる

ペットと暮らすということは、自分よりもからだが小さいもの、弱いものに愛情を注ぐことや、命ある動物を可愛いと思う子供の感情を育てることができます。このことは、ペットでだけでなく、動物や人を思いやる気持ちや情緒の豊かな心を持つことに繋がります。

また、犬が嫌がることをすると逃げていく、精一杯可愛がると喜んで近寄って来てくれるといった、動物との距離感を感じることができるようになります。

命の大切さを体感させられる

ペットはぬいぐるみやゲームの世界とは違って、「命がある」「生きている」ということをペットとの生活で子供が体感できることもペットと暮らすメリットとなります。

子犬が家にやってきて、共に同じ空間で暮らしていくと、時には愛犬が病気にもかかるでしょうし、お腹を壊すこともあるでしょう。また、大好きな、大切なペットとのお別れも、命あるものの大切さや、いつかやってくるお別れの悲しさも身を持って感じることとなります。

非言語でのコミュニケーションが豊かになる

ペットが子供に与える影響は大きく、ペットを撫でることやペットから癒しをもらうこと体感することで、言葉でペラペラと話さなくても、非言語での表現やコミュニケーションが豊かになります。

例えば子供に思春期がやってきて、親には話せないけれどペットといると落ち着く、安心するといったことも非言語でのコミュニケーションの一つです。ペットと一緒に散歩に出かけたり、遊んだり、お世話をすることで、心のバランスを取ることができ精神的に安定することで、ふさぎ込むことなく家族と向き合うことができるといったケースもあります。

責任感が生まれる

ペットを飼うということは、子供に責任感を持たせることができるきっかけとなります。例えば、ペットにごはんを与える、お水を変える、お散歩に行く、トイレのお世話をする、一緒にお留守番をするといったことを経験することで、自主的にペットのために行動するようになります。

ペットと子供が一緒に暮らすうえで気をつけたいこと

ペットと子供が一緒に暮らすことはメリットがたくさんありますが、デメリットや気をつけなければならないこともあります。

アレルギー

花粉症の子供が多いように、ハウスダストや犬アレルギー、猫アレルギーを持っている子供もいます。犬や猫から落ちるフケや被毛から、目が痒くなったり喘息のような症状を起こす場合もあるので、アレルギーを持っている子供がいる場合は、毛が落ちにくい犬種を選んだり、高性能の空気清浄機を設置する、こまめにペットのシャンプーやブラッシングを行う、掃除をまめに行うといった対策も必要となります。

感染症

人間と動物は全ての病気が感染し合うというわけではありませんが、人畜共通感染症(ズーノーシス)と呼ばれるヒトと動物で感染をする、寄生虫感染、真菌感染(酵母菌やカビなど)、細菌感染などの病気があります。

例えば犬の場合、犬に狂犬病予防注射や混合ワクチンを接種すること、ダニやノミ対策を行うこと、フィラリア予防を行うことなどがあります。犬を触ったら手を洗う、人間と犬との口移しや、犬に口を舐めさせる行為をさせない、人間と犬の食器を分けるといった日々の習慣を子供に学ばせる必要があります。

しつけ

子供がいる環境で犬を迎える場合や、犬が既にいる環境で新生児を迎える場合のどちらにしても、犬のしつけは欠かせません。飼い主さんは、子供にもペットにもきちんと愛情を注ぎ、ペットが子供を攻撃するような行動を未然に防ぐために、犬とコミュニケーションをとってコントロールができるように、信頼関係を築いておくことが必要です。

または、幼児から小学生の頃といった、親が目を離した隙に犬にいたずらをする可能性のある年齢の子供には、動物と接するために必要な知識と、ペットに対してやって良いことといけないことのしつけを行うことも必要です。

子供には、犬をおもちゃのように扱ったり、怪我をさせてしまうことがないように、犬には子供を攻撃することがないようにそれぞれしつけが必要です。

衛生面

アレルギーにも関係してきますが、子供に限らず、ペットと暮らすには、衛生面に気をつける必要があります。ペットのシャンプー、ブラッシング、爪切り、耳掃除、お散歩から帰ってきて足を拭くといったペットの直接的な衛生面のケアはもちろんですが、犬を触ったら手を洗う、排泄物の処理やペットの食器を洗ったら手を洗うようにしましょう。

意外と忘れがちなのが、床の掃除です。子供のおもちゃがペットのトイレの付近の床に転がっていたり、そのまま子供が口に入れたりしていませんか?掃除機で毛を吸い取るだけでなく、定期的に床を拭く、ペットや子供に害がない消毒剤で拭き掃除を行う、といったケアも子供と暮らす飼い主さんには必要です。

長期間家を留守にできない

ペットと暮らすと子供の行事などで長時間お留守番させることが多くなります。また家族と旅行に行きたいと思っても、泊まるところはペット同伴OKの宿泊施設に限られてしまいます。ペットを置いて行くとペットホテル代がかかりますし、ペットのストレスにもなります。ペットと一緒に暮らすと、長期間家を留守にできないなどペット中心の生活になることを理解しておきましょう。

まとめ

ペットは子供の心の成長にとって大きな助けとなってくれる存在です。大人だけでなく子供にかかるストレスも多い社会の中で、犬と暮らして子供が動物にも人にも優しくなれた、嫌いだった動物を好きになった、犬のことになると心を開いてたくさん話してくれる、子供にとって大事な犬の相棒(友達)ができたというのはよく聞く話しです。

口が聞けない動物に愛情を注ぎ、非言語のコミュニケーションを行う中で、動物だけでなく人間とも心を通じるきっかけとなるかもしれません。ペットとの生活は、机に向かった勉強からでは学べない多くの大切なことを教えてくれるでしょう。