【実体験!愛犬の苦労エピソード】  ③初心者注意、ドッグランは理想郷?

飼い方

ワンちゃんとドッグランを利用したことはありますか?初めて利用したときは、愛犬のリードを外すのも何か嬉しい儀式のような感覚を私は持ったものです。
とてもありがたい施設だからこそ、上手に利用して子育て初心者が愛犬と共に育っていく場所として活用していきたいものですね。

ドッグランはありがたい施設

ワンちゃんを飼い始めると、散歩や運動に適した場所探しをしなくてはならないでしょう。そしてそれは、都市部や住宅街ではなかなか難しい問題だったりもします。

しかし、近年では身近な都市公園などにドッグランを設置しているケースも徐々に増え、我々愛犬家にはとてもありがたい状況にあるようです。

ドッグランは、とてもありがたいのですが、使い方に気をつけなくてはならないことも多い物で、犬飼い初心者は注意しなくてはなりません。決してワンちゃんの理想郷ではなかったのです。

犬の自由運動が叶う場所

初めて飼った子JACKEYが必要なワンクチンを済ませてお散歩デビューをしてから散歩にも慣れてきた頃でした。自宅から車で10分ほどの公園にドッグランが出来ました。

犬飼初心者だった私は、これ幸いと早速その施設に通い始めます。なかなか犬を放せる場所も探せずにいたので、リードを解けるだけでも愛犬はもちろんのこと、自由に走り回る愛犬を見ていると飼い主である私達もワクワクしたものです。

特に運動が得意な犬種を飼ったならば、自由に運動が出来る場所はとてもありがたかったのです。

ドッグランは理想郷ではありません

ドッグランは、単独で使える時ばかりではありません。むしろ、他のワンちゃんと遭遇する方が多いと言えるのではないでしょうか。そうなると、同じ施設を共有することとなり、そのドッグランならではの利用上の注意や、お互いのマナーなど、守らなければならないこともたくさんあるのです。

しかし、私の経験上、ドッグランを利用するときに“ワンちゃんの理想郷”と勘違いしている方も多く存在しているように感じます。

特に、ある程度の顔馴染みさんが集まる場合、ドッグラン内では愛犬たちがはしゃぎ回り、飼い主同士がおしゃべりに夢中になっている図は良く目にします。

かく言う私もその当時はおしゃべりの輪にこそ入らなかったものの、生後半年にも満たないパピーが他のワンちゃんを追いかけて遊ぶ姿をニコニコと眺めていたものです。

その頃は、ドッグランはワンちゃんの遊び場として理想郷ではないかと勘違いしていた節があったのかも知れません。

しかし、一つ間違うと、躾の不十分な犬が集まる無法地帯とも言えるような状態に巻き込まれる危険があることも忘れてはいけなかったのです。

愛犬の遊ばせ方には気をつけよう

いつものように馴染みのドッグランで愛犬JACKEYをフリーにして遊ばせていた時、馴染みの数頭のワンちゃん達も一緒になって、じゃれ合いながら走り回っていました。馴染みの子達だったからなのか、その遊び方は段々と激しさを増していき、それぞれが興奮し出したようになったと思った瞬間、JACKEYが「ギャン!」と大きな鳴き声を上げたと思ったら、ほぼ同じ月齢(6ヶ月弱)のグレートデーンの女の子にかみつかれていました。

この子とは何度も顔を合わせていたし、相性も悪くないと勝手に思い込んでいた子でした。それぞれが成長していく中で、違う経験を積んだり、自我が芽生えたりすることで、徐々に相性の良し悪しが変わってくることがあることを当時の私には解りませんでした。その大きなあごで首元を咥える姿は犬飼初心者の私にはとてもショッキングな光景でした。

それまで、純粋で人にも犬にも愛想良く振る舞っていたJACKEYは、その事件?以来、他犬への警戒心が強くなっていき、特に自分よりも大きな犬に対峙する際には飼い主である私がコントロールする必要が生じたのです。ガウガウ犬の第一歩はここから始まってしまいました。

パピーを育てる際、特に犬同士の社会性を学ばせる際は、その子特有の性格や経験値に合わせて、遊ぶ相手を選びながら上手に馴染ませていかないと、我々が望まない方向へと行きかねない危険が潜んでいることを覚えておきましょう。

ちょっと怪しいなと感じる犬が利用しているときなど、ドッグランに入るタイミングを意図的にずらすとか、はじめはリードを付けたまま様子をみるとかして、間合いを上手に取りましょう。

最後に

愛犬家にはとてもありがたい施設ドッグラン。その利用の仕方によって愛犬の育ち方を左右しかねません。

私のような失敗を防いで上手に利用するには、遊ばせる状況と相手(犬)を選ぶこと。上手に使えばこの上なくありがたい施設であることは間違いありません。愛犬と楽しく遊んで、自由に走り回る喜びを感じ取りましょう。

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大塚 裕

大塚 裕

1961年東京生まれ。現NDAコミッショナー。愛犬JACKEYと2001年にディスクドッグ世界大会に日本代表第1号として参戦。その後も2度日本代表となる。ディスクドッグの楽しさを広く知ってもらうことに喜びを感じている。

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