公開日
2018/05/30
更新日
2018/05/31

大興奮!愛犬の飛びつき癖を治す方法

犬の飛びつきは、犬が好きな人には嬉しいことかもしれませんが、犬が苦手な人は恐怖を覚えることもあります。子供や高齢の方への飛びつきは大きな事故につながる可能性もあり、事故が起こった場合は飼い主の責任となります。愛犬の飛びつきで悩んでいる場合、ドッグトレーナーのトレーニングを受けなくても、犬の様子に飼い主さんが気をつけながら行動することで、改善がみられる場合もあります。今回は愛犬の飛びつき癖を治す方法についてご紹介していきます。

飛びつき癖は危険!?

犬は嬉しいと身体全体で喜びを表現します。飼い主さんや大好きな人に会ったときに嬉しくてぴょんぴょんと飛びつきをする犬は多いです。しかし、これが飛びつき癖になってしまったら、犬はいつも興奮して落ち着きなく過ごすことになります。この結果犬をコントロールできなくなり、家族だけでなく他人にも危害を及ぼす可能性があります。

さらには身体の小さな小型犬であればどれだけ飛びついても人間に支障はないと、そのままにしてしまいがちですが、もしこれが体重のある大型犬であったなら非常に危険であることは間違いありません。

犬は4足歩行の動物です。飛びつき癖になった犬はいつも興奮して飛びつきを繰り返すだけでなく、足や腰に負担がかかるので、関節を痛める原因にもなります。特に成長期の子犬は、関節の成長は犬の一生の運動動作に関わってくる問題ですので飛びつき癖のある子犬は早期に対処すべきです。このように犬の飛びつき癖は人間にも犬にも問題となるため危険です。

飛びつきをやめさせるしつけ⽅法

犬の飛びつき癖の理由が、嬉しい表現なのか、口の周りをなめて挨拶したいのか、攻撃なのか、好奇心や狩猟本能が強いのかなど、なぜ飛びつきが起こるのかの原因を考えることも必要です。ここからは犬の飛びつきをやめさせる方法についてご紹介していきます。

犬に飛びつく場合

犬同士がじゃれて遊ぶのは、犬のコミュニケーションの一つで普通のことです。しかし、犬の世界にも挨拶やルールがあります。前からやってくる犬に、手当たり次第飛びついていたら、ケンカになるのは当然です。他の犬に飛びつくかもしれないと予測がつく場合は、ケンカを防ぐためにもまず犬をドッグランのような興奮が高まる場所ではリードをつなぎフリーにしないか、必ず飼い主さんが目を離さないことです。

お散歩では、リードを離さずにしっかり持ち、犬が前からやってきた場合、興奮させないように通り過ぎる犬との距離を飼い主さんがとってあげることで、犬も落ち着いて自然に通り過ぎることができます。飛びつきにはさまざまなケースがありますが、これは近づいてきた犬を見ると吠えるケースと同じです。自分の方が優位になるように吠えて、強く見せている可能性があります。

犬に飛びついて腰を振り、マウンティングを行う犬は、自分の方が優位であると主張するケースです。ドッグランではケンカの原因になるので、飼い主さんがやめさせるべきです。このケースは仲の良い犬同士であれば遊ぶことができますが、ドッグランではトラブルになる前にリードをつなぐことをおすすめします。

人に飛びつく場合

人への飛びつき癖がある犬は、できるだけ早く対処を行いましょう。もし飼い主さんや家族だけでなく、他人への飛びつきが癖になっている場合は事故を起こす可能性が高いです。犬が興奮状態になって人に飛びつき、飼い主さんに手がおえない場合は、ドッグトレーナーに相談するべきです。

人への飛びつきをやめさせるしつけの第一歩は、まず、犬と暮らす家族が飛びつきを助長させていないかを考えます。例えば喜んで飛んできてくれる犬を抱き上げて身体を撫でたり、顔まわりをなめさせたり、飛びついた後にごはんやおやつを与えたり、お散歩に連れて行ったりしていませんか?ごはんやおやつをあげる前に、飼い主さんが手に持ったご褒美を高く上げて犬を興奮させていませんか?犬は飛びついたら自分にとってよいことが起こったと学習して飛びついている可能性があります。

犬のトレーニングは家族の中で一番可愛がっている人が行うのではなく、問題行動を修正するために家族みんなで行うものです。もし家族の中で統一できていないと、犬はどうしたらよいのか混乱してしまい大きなストレスがかかります。犬のためを思うのであれば可愛くても心を鬼にして犬が飛びつかない環境作りを続けましょう。

犬が人に飛びついても「楽しいことがなかった」と思わせることで、飛びつきの改善につながります。人に飛びつく状況をできるだけ作らないことが最善の方法です。

飛びついてしまった時の対処法

ここからは実際に犬が飛びついてしまったときの対処法についてご紹介していきます。犬だけでなく飼い主さんも落ち着いて対処することが大切です。

犬に飛びついた場合

犬に飛びつくシーンは、大半は走りながら遊びを誘い、レスリングをするように犬同士が遊んでいることが多いです。犬同士がレスリングのように遊ぶのは本能ですので、お互いの犬の興奮が高まってケンカにならない範囲なら問題ありません。

犬に飛びついてマウンティングを行う場合は、自分を誇示して優位性を示す表現です。マウンティングはオスだけでなくメスも行います。もし他の犬に飛びつきマウンティングを始めたら、「イケナイ!」「ダメ!」「No!」とやめさせてください。

もし犬が興奮していて指示に従わなかった場合、身体を引き離すことが必要ですが、犬は興奮しているので気をつける必要があります。こういった場合は音の出るおもちゃやボールを犬にチラつかせて、「こっちの方が楽しいよ」ということを示すと飛びつきをやめることがあります。

人に飛びついた場合

人に飛びついたからといって犬に体罰を与えることはやめましょう。犬が飛びついてきたときの対処法はいくつかあります。

まず人に飛びついてきたら人がしゃがむ方法です。飼い主さんの顔をなめて嬉しさを表現しようとしている場合は、人がしゃがむことで飛びつく必要がなくなります。ここで抱き上げることは逆効果なのでやめましょう。

次に犬に落ち着いた声で「おすわり」といって座らせる方法です。興奮して飛びついている場合は、少し犬を座らせて落ち着かせることで飛びつかなくなります。

後ろを向いて興味のないふりや無視をするといった方法も効果的です。お留守番をしていて帰ってきたときにぴょんぴょん飛びつく場合は、飼い主さんも犬が喜んでくれることは嬉しいと思いますが、ぐっと我慢をして、後ろを向いて構わずにそのまま家の中に入るか、違う部屋にスーッと入ってしまうのです。飼い主さんに再会して高まった犬の興奮がおさまるのでこれを継続することで飛びつきがなくなっていきます。

他人への飛びつきは飼い主の責任です。もし飛びつきそうだなと感じたら、ロングリードやフレキシブルリードを使わずに、コントロールできる範囲の長さのリードでしっかり持ち、犬が飛びつかないように人との距離を取ることで回避できます。

まとめ

犬の飛びつきは、犬が好きな人であれば半分嬉しい気持ちもあるかもしれません。しかし子供や高齢の方、知らない人への飛びつきは非常に危険です。全ての人が犬を好きという訳ではなく、犬が苦手な人も多くいます。犬が他人に飛びついてびっくりした人が転倒してしまった場合、裁判になることもあるのです。もし犬の飛びつきでお悩みの方は、飛びつきそうになったら、まず飼い主さんが落ち着いて、愛犬がどうしたら飛びつかないかを考えてみましょう。是非一度お試しください。