公開日
2018/09/04

愛犬にダニやノミが寄生!対処と予防を紹介

犬に寄生する虫といえば、ダニやノミが有名です。
これらに寄生されてしまうと、犬が痒がって不快な思いをしてしまったり、皮膚病などを引き起こしてしまったりすることもあります。
そこで今回は、犬に寄生するダニやノミについて詳しく紹介していきたいと思います。

犬にくっつくダニ・ノミの種類

ダニ

ダニと一口に言っても、いくつか種類がありますのでそれぞれについて解説していきます。

マダニ

犬に寄生するダニと言えば、マダニが最も多いでしょう。マダニは、草むらや土の陰など至る所に生息しています。
マダニが活動する時期は、以前は梅雨に入る頃から秋口までとされていましたが、現在では1月~2月の特に寒い時期以外は活動をしていると言われています。
犬に寄生をすると、その口の一部を犬の皮膚に埋め込んで吸血を開始します。最初は1ミリ程度の大きさだったものが、体重で言うと最大で200倍程度までに大きくなりますので、その頃には肉眼でもはっきりと確認することが出来るようになります。

ヒゼンダニ(疥癬)

ヒゼンダニは肉眼では確認することは出来ず、感染すると皮膚の角質層に潜り込んでその中で繁殖を繰り返していきます。
これを「疥癬トンネル」と呼び、見た目には分かりにくいので発見しにくい特徴があります。

ニキビダニ

ニキビダニは別名「毛包虫」と呼ばれ、犬の毛穴に住み着くダニです。
母犬が感染していた場合、母乳やその他の接触により高い確率で子犬にも感染していきます。

ミミダニ

ヒゼンダニが耳に寄生した場合に、ミミダニと呼びます。
ミミダニに感染すると、その排泄物などで犬の耳垢が黒くなる特徴があります。

ツメダニ

肉眼で確認することが出来るサイズで、フケのような白いダニです。
身体の前方にあるカギ爪で犬の皮膚を傷付け、そこから犬の体液などを摂取します。

ノミ

現在犬に寄生するノミは、よく知られているもので2種類存在しています。

イヌノミとネコノミ

犬に寄生するノミには、イヌノミとネコノミの2種類がいます。ただ、イヌノミは熱帯地域を中心に生息していますので、現在日本での生息数はかなり少なく、犬に寄生しているノミはほとんどがネコノミとなります。
ノミは、犬や人の発する二酸化炭素や温度や近付いてくる時の振動などを察知し、驚異のジャンプ力で素早く犬に飛び付きます。
その後犬の被毛に隠れて吸血と産卵を繰り返していきます。

ダニやノミが愛犬に寄生した時の症状や病状

犬がダニやノミに寄生された時に出る症状などを紹介します。

痒がる

ダニやノミに寄生された場合、一番多く出る症状が痒みです。
やたらに痒がったりしている時には、まずダニやノミの寄生を疑ってみてください。

貧血

中型犬レベルであれば1匹や2匹の寄生では貧血になることはありませんが、小型犬などはマダニに数匹寄生され吸血され続けた場合、貧血に陥ってしまうことがあります。

アレルギー性皮膚炎

マダニやノミが分泌する唾液や排泄物がアレルゲンとなり、アレルギー性皮膚炎を引き起こしてしまうことがあります。
かなりの痒みを伴うようになりますので、犬が皮膚を舐めたり爪で引っかいたりして皮膚の状態が悪くなり、部分的に脱毛してしまうこともあります。

バベシア症

マダニを媒介にして感染する病気の一種です。
症状は、貧血や黄疸を引き起こすことがあり、段々と元気がなくなっていく特徴があります。
症状が急激に悪化して急死してしまう場合もあります。

ライム病

バベシア症と同様に、マダニを媒介にして感染をします。
発熱・食欲不振・関節炎などを引き起こします。症状が進むと全身性麻痺を起こすこともあります。

ダニやノミが寄生してしまった時の対処法

ダニやノミが寄生しているのを発見したら、速やかに駆除をするようにしましょう。

動物病院に連れていく

ダニが寄生しているのを見付けると、いきなり爪などで引っかけて取ろうとする方がいますがこれは絶対にしないでください。
ダニは犬の皮膚にしっかりと食い付いていますので、きれいに取り除くのは大変難しいです。下手に引っ張ってしまうと頭の部分がちぎれて犬の皮膚に残ってしまい、そこから炎症を起こしてしまうことがあります。
ダニの寄生を発見した時には、場所をよく確認してそのまま動物病院へ連れていき駆除をしてもらってください。

専用のピンセットを使用する

取り外すのには少しコツがいりますが、ダニ駆除専用のピンセットを使用すれば自宅でも駆除をすることが出来ます。
コツとしては、犬の皮膚のギリギリのところにピンセットを当ててダニを掴んだら、ネジを外すような感じで回しながら皮膚からゆっくりと離していきます。
駆除したダニは病原菌を体内に持っている場合はありますので、素手では触らずにガムテープなどに密着させてくるんで捨てるようにしてください。

専用シャンプーを使用する

ノミを発見した場合には、ノミ駆除専用シャンプーを利用すれば自宅でも駆除することが出来ます。
ノミは駆除用シャンプーを使用すれば一時的に気絶をしますので、気絶したノミをつまんでシャンプー剤を溶かした水の中に沈めて駆除します。
犬の皮膚上を歩いているところを見付けても、絶対にその場で潰すようなことはしないでください。ノミはお腹にたくさんの卵を持っていますので、潰した途端にその卵が飛び散ってしまいます。

ダニやノミが寄生しないための予防方法

ダニやノミに寄生されない為の予防方法を紹介しますので、是非参考にしてください。

シャンプーやブラッシングをする

ダニやノミ寄生予防の為に、定期的なシャンプーや散歩後のブラッシングを日課にするのがおすすめです。
散歩中は、どんなに気を付けていてもダニやノミが寄生してしまう場合がありますので、帰宅後に室内に入る前にブラッシングを習慣付けることで、ダニが食い付く前に駆除することも出来ます。
また、シャンプー時には寄生虫がいないか、皮膚をよくチェックするようにしてください。

予防薬を使う

梅雨時に入る前に、フロントラインなどのスポット薬を使用するのも予防対策としてはおすすめです。
効果は約1ヶ月続き、ダニやノミに寄生されてしまったとしても、吸血する時に犬の体内に回った薬物を一緒に取りこみ自然と犬の身体から落ちていきます。
首の後ろに薬剤を垂らすタイプや、おやつ感覚で食べさせるタイプの物があります。

清潔な環境を保つ

寄生虫駆除には、犬が生活している場所を生活に保つことも大切です。
特にノミはたくさんの卵を産んで繁殖を繰り返していきますので、犬が生活しているところには卵がたくさん落ちている可能性があります。
シャンプーで成虫を駆除しても、卵が残っていればまたそこから成虫に育っていってしまいます。
掃除機をこまめにかけたり、犬用のベッドを洗濯したりするなど掃除を徹底するようにしてください。

まとめ

犬に寄生するダニやノミについて紹介してきました。
外へ散歩に行く以上、ダニやノミとの接触を完全になくすことは難しいですが、予防をすることは出来ます。
寄生されたことによって、思わぬ感染症を引き起こさないように、愛犬の為に予防を徹底してあげるようにしてください。