犬の抜け毛が原因で発火事故や火災になることも?室内をチェック!

雑学

愛犬の被毛のお手入れや抜け毛のお掃除はしっかりできていますか?室内に落ちた抜け毛をそのままにしておくと、家庭で起こる漏電や発火の原因になってしまうこともあります。

ペットが原因となって起こる火災を防ぐためにも、愛犬の日々のブラッシングや室内のお掃除は欠かせません。コンセントの差込口やプラグ周りにホコリや犬の毛が溜まっていないかをチェックしましょう!犬の抜け毛と発火事故についてお話しします。

犬の毛は毎日、相当の量が抜け落ちている

秋から冬、冬から春へと、犬は年に2回、毛が抜けて生え変わる換毛機があります。
また、換毛期に限らず全身を毛でおおわれている犬達は、掃除機のフィルターをチェックしてみると、毎日相当の量の毛が抜けていることがわかるはずです。

この”犬の毛”が、思わぬ事故の原因になっているのを皆さんご存知でしょうか?

室内のコンセントに愛犬の抜け毛溜まっていませんか?

例えば、コンセントに電源プラグをずっと刺しっぱなしにしているところに室内のチリやホコリ、犬の毛が溜まり、湿気が吸着し、電源プラグから出ているピンの間から電流が流れて火花が発生することもあります。

さらに、それがホコリに引火してしまうと発火し、室内でのトラッキング火災につながることがあります。

対策としては、

・部屋の隅々までこまめに掃除すること
・コンセント周りのホコリをそのままにしないこと
・長期間使っている配線器具の接触不良や絶縁不良をチェックすること
・「タコ足配線」を止めること
・使っていないものの電源をオフにできる節電タイプのタップを使うこと

などがあります。

家庭内のガスコンロでのトラブル

犬の抜け毛が原因で発火事故や火災になることも?室内をチェック! ドッグパッド

製品評価技術基盤機構(NITE)が2017年に発表した資料では、ペットがコンロを誤動作させたり、害虫や小動物が家電やコードを故障させたことによる火災や漏電などの事故が、2012年から2017年の間に78件あり、そのうちペットが原因となったものは26件だったそうです。また、ペットがコンロのスイッチを入れた事故は9件ありました。

ペットが原因のコンロ火災情報は2012年ごろまでなかったそうで、高齢化によってより使いやすさを求めて作られた、スイッチを軽く押すだけで着火できる便利なコンロの普及が背景にあると考えられています。

このほかにも、猫が電気製品におしっこをかけた、犬がバッテリー(充電器)をかんだ、ネズミが冷蔵庫のコードをかじった、鳥がストーブの排気口に巣を作った、ゴキブリがエアコンに侵入した、といった原因で、製品から発火する事故も報告されています。

従来のガスコンロは押しながらひねることでガスが点火しました。

しかし最近では、押すだけで点火する便利なガスコンロが主流になってきています。
この点火スイッチを誤ってペットが押してしまい火事に至ったというケースです。

犬の台所での立ち上がりやジャンプに注意!

大型犬は立ち上がると小さな子どもよりはるかに高い位置に前足が届きます。台所やコンロでジャンプをしたり、前足をかけた際に、足で押して発火してしまうことがあるそうです。こういった場合では、キッチンの入り口にペットゲートを付けることで対策が可能です。

犬のいたずらや誤飲にも注意!

この他にも、充電中の携帯電話をおもちゃだと思ってワンちゃんがかみつき、そのまま放置してしまったケースもあるそうです。

この場合かみついた事で携帯電話に穴が空き、電池パックの内部の電極がショートして発熱し、その後携帯電話が膨み発火したそうです。携帯電話だけでなく家電製品のコードをかじって漏電してしまう事案も発生しています。

冬は暖房器具や電化製品を多く使う季節、特に気をつけよう!

犬の抜け毛が原因で発火事故や火災になることも?室内をチェック!暖房器具にも気をつけようドッグパッド

冬場は暖房器具であるストーブ使用するご家庭も多いと思います。このストーブも ペットと暮らしているご家庭では火元となる場合があります。

外出時にペットをゲージに入れない飼い主さんもいると思いますが、まさかに備えて、外出時は家電製品のプラグを抜くガスの元栓を閉めるなど外出前にそれぞれ危ない箇所はないかチェックすることも思わぬ事故を防ぐ対策となります。

コードのいたずらにはコードカバーで対策

電源やコードを噛んでいたずらしてしまう犬への対応としては、家電製品のコードに配線カバーをつけてペットがかじっても大丈夫な状態にしておきましょう。配線カバーも種類が色々でオシャレなものも購入できます。部屋の雰囲気に合うものを探してコーディネートしてみるのもよいですね。

暖房器具の周りにはヒーターガードやサークルの設置を

冬に限らず、日頃からペットの手が届きそうな位置にはなるべく携帯電話などをおかないようにしましょう。またストーブなど火元の上の棚にも物を置くことは控えたいところです。

難しい場合は、ヒーターガードなどを設置して、物が落ちてきても着火しないようにしておきましょう。

わざわざヒーターガードを購入しなくても、子犬のことに使っていたトイレサークルなどを活用すれば暖房器具のすぐ近くに犬が来ないように対応できます。

これもまさかと思われるかもしれませんが、犬には被毛があるので、電気ストーブやヒーターなどに体をぴったりくっつける位置に犬が近寄れたり、顔を近づけることができてしまうと、被毛が焦げたり、ヒゲがチリチリになる、火傷をするなどの事故にもつながります。

また抜け毛がストーブの周りにくっつくことで焦げたニオイがしたり、発火することにもつながります。安全のためには、室内の清掃、愛犬の日々のブラッシングによる抜け毛対策の他にも、当たり前のことかもしれませんが、ちょっとした注意を心がけるようにしましょう。

暖房器具を安全に使用するために

そろそろ暖房器具を使う季節です。寒さ対策を優先するがゆえに、ペットが原因の火災など大惨事になってからでは取り返しがつきません。お出かけ時に愛犬を残して留守にする場合も飼い主さんやご家族が在宅中でも、日常の中でほんの少し気をつけるだけで、火災や事故を未然に防げることがあるはずです。

犬は人間よりも嗅覚に優れた動物です。石油ストーブやガスストーブを使用している場合は、お部屋の換気も徹底しましょう。

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Bowwow父さん

父親の立場から、犬の気持ちになって、犬の食と健康に役立つ情報を取材するライター。我が子のために日夜ドックフードを食べ続け、ベストなフードを探しています。

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