公開日
2020/12/11

食中毒は大丈夫?ワンちゃんの手作りフードで気を付けること

愛犬に手作りごはんを与えている飼い主さんは、食中毒の対策は万全ですか?食材や調理器具の管理、保存方法などが愛犬の体調不良の原因になることもあります。手作りフードを与える際の注意点をご紹介します。

犬に手作りごはんを与えるメリットとは?

犬に手作りごはんを与えるメリットとは?

犬に与える食べ物といえば多くの人が「ドッグフード」「おやつ」と答えるのではないでしょうか?しかし、中には愛犬に毎日手作りごはん与えている、お肉や野菜などを与えているという人もいます。

ドライのドッグフードの場合は、食器に「ザッー!」とフードを出して、新鮮なお水とともに与えれば食事は済むのでとても簡単です。

しかし、手作りごはんの場合は、食材を包丁で切ったり、調理する必要があるので、ドライフードのような手軽さはありません。毎日愛情たっぷりの手作りごはんを作るのは、時間も手間もかかるので大変ですが、いくつかのメリットもあります。

手作りごはんは愛犬の健康のための

ドッグフードは加工されて粒状になっているものが多いです。輸送や保存の効率さから、穀物で量を増やしたものを高温で調理していたり、保存料などの人工の添加物などが含まれていることがありますが、中には、無添加のものもあり、ヒューマングレードと呼ばれる人と同様の食材を使用している高品質なものもあります。

手作りごはんは、人が食べるものと同じ新鮮な食材を使用するので、原材料など飼い主さんが犬の食事に含まれているものを全て把握することができるので、持病があったりアレルギーのあるワンちゃんの食事管理も行うことができます。

100%の手作り食ができなくても、ドッグフードに飼い主さんが調理したものをトッピングするなど、犬の健康のために取り入れている方は多いといわれています。

水分や食材の栄養素を豊富に摂取できる

手作りごはんを与えることで、水分や栄養素を豊富に摂取できるところも手作り食の大きなメリットの1つです。

例えば、ドライフードの場合は、カリカリのドッグフードの水分含有量が10%以下のものが一般的です。この理由は、ドッグフードにカビが生えるなど品質が落ちてしまうのを防ぐ目的もあります。

これに比べて、手作り食の場合は、食材に含まれているお肉や野菜などの水分を摂取することができるので、70%以上の水分を含んだ状態で犬に与えることができます。

また、犬に生で与えることのできる食材を与える場合は、素材に含まれる酵素や栄養素が調理による熱で壊れることがないので、より効果的に栄養素を摂取できるメリットもあります。

犬の手作りごはんはドッグフードにはないリスクがある

犬の手作りごはんはドッグフードにはないリスクがある

犬の手作りごはんを愛犬に与えることはメリットばかりではありません。もし実践する場合は、どんな危険性があるのかをしっかり確認しておく必要があるでしょう。

犬が食べてもOKな食材かどうか

人が食べることのできるものならば犬になんでも与えてOK!ということはありません。

犬が食べてはいけない食材を与えてしまった場合、犬の大きさや食べてしまった量によっては中毒を起こしたり、場合によっては死亡する恐れもあります。

例えば、ネギ類、ぶどう、チョコレート、加熱した鶏の骨などは与えてはいけないといわれています。

手作りごはんをはじめる場合は、必ず犬が食べてよいものとそうでないものを確認しておくことが大切です。

お金がかかる

犬の手作りごはんは、長期間保存することはできません。このため毎回食材を準備したり、場合によっては冷凍庫や冷蔵庫を活用しながら作るので、食材を調達するためのお金がかかります。

節約する方法としては、例えば、人間の夕食のとんかつに添えるキャベツの千切りをワンちゃんにも少量与えるなど、飼い主さんの食事で使うものに味をつけないで活用することで、費用を抑えることができますが、手軽なドッグフードと比べると体の大きな犬になる程食べる量が増えるのでコストがかかります

体調不良の原因になる可能性も

ドッグフードは総合栄養食として栄養のバランスがとれているものがほとんどです。これを手作り食に置き換えると、野菜やお肉、サプリメントなど栄養価のバランスを考えてレシピを作らなければなりません。

偏った食事を長期間与えると、栄養バランスの乱れから犬が体調不良を起こしたり、子犬の場合は体の成長に変化がみられる、骨関節に異常を起こすなどのリスクも考えられます。

手作りごはんの犬が体調不良を起こした時に考えられること

手作りごはんの犬が体調不良を起こした時に考えられること

また、正しい食材の管理ができていなかったり、与える量を間違えてしまうと、下痢や嘔吐、食中毒、肥満、飢餓状態といった深刻な体調不良につながる可能性もあるので注意が必要です。

ではここからは、手作り食を食べた犬が起こす体調不良の理由について少しご紹介したいと思います。(与えているレシピが各家庭で異なるので、一概にはいえませんが参考としてご紹介します)

嘔吐

手作り食の犬が嘔吐を起こした場合、もし食事が理由だとすると、食べ過ぎ、消化不良、一気に食べた、胃もたれ、脂肪の多いものを与えた、食材のカットが大き過ぎた、食中毒などの可能性があります。

また、反対にごはんの量が少なすぎて胃液や胆汁液を吐く場合もあります。

下痢

下痢をした場合は、食べ過ぎ、今までと違う食材を与えた、冷凍状態のまま与えた、与えた食材にアレルギーを起こすものが含まれていた、お肉を多く与えた、野菜など食物繊維の多いものを与えた、ドッグフードから急に手作りごはんに切り替えた、食中毒などの可能性があります。

どちらも同じような理由が含まれていますが、手作り食を作る際に気を付けるべきことは食中毒の対策です。

手作りごはんを作る際に食中毒を起こさないポイント

手作りごはんを作る際に食中毒を起こさないポイント

犬の手作りごはんを作る際に、食材の状態や調理方法によっては食中毒の症状を起こす危険があります。食中毒を起こさないためのポイントをそれぞれみていきましょう。

調理前の手洗い、洗浄などの衛生管理

犬の手作りごはんを作る際には調理前に手洗いを必ず行い、まな板や包丁の洗浄、消毒も行いましょう。人の食事の準備と同じです。

食材の鮮度(不安に感じたものは使わない)

犬のごはんだからと腐りかけた野菜やお肉を使って与えるのは、犬が食中毒を起こす危険が高くなります。犬の健康を考えてごはんを作る訳ですから、鮮度の悪いもの、腐ったものは使用するのはNGです!

例えば、冷蔵庫の中に「この鮮度はどうかな?やめておこうかな?危ないな!」と感じた食材があったとします。その食材を家族の夕食の食卓に出しますか?これも人の食事の衛生管理と同じで、使用しないか必ず加熱することが食中毒の対策となります。

お肉の取り扱い

しっかりと加熱した手作りごはんを与えている場合は問題ありませんが、もし生食としてお肉を与えている場合は、お肉の取り扱いに注意が必要です。もしどうしても生食を与えたい場合は、セミナーなどで手作りごはんの作り方を学ぶなど、食材の管理方法などの知識を知っておく必要があるでしょう。

お肉を使用する場合は、豚肉は使わない、ひき肉を使う場合は加熱する、食材を解凍する場合は部屋に出しっぱなしにしないといった対策を徹底しましょう。

※「犬は胃酸が強いのであまり神経質になる必要なない」という考え方はNGです。見た目は新鮮に見えても、スーパーのパックされたお肉にカンピロバクターやサルモネラ菌などが付着している可能性もあります。

食事が終わったら食器を片付ける

犬の食器は唾液が付着しているので不衛生になります。時間が経って食器に雑菌が繁殖しないため、食中毒を防ぐためにも、食事が終わったら食器は片付けて、しっかり洗浄、乾燥することが大切です。

熱湯がかけられる食器の場合は、食器や犬用の食器洗いスポンジに熱湯をかけて対策を行うのもおすすめです。

加熱して与える

犬の祖先は肉食という考え方から生肉を与えている飼い主さんもいますが、不安があったり気になることがあるのなら、加熱して与えることが食中毒を起こさないポイントです。

「食中毒を出さない」ということであれば、生食でなく加熱をした手作りごはんを与えるようにしましょう。

まずはトッピングから、愛犬の体に合ったレシピを見つけよう!

まずはトッピングから、愛犬の体に合ったレシピを見つけよう!

今回は、犬の手作りごはんについてお話ししました。犬のごはん作りはさまざまな方法があります。

DOGPADでは、これまでに犬の手作りごはんに関する記事をご紹介してきました。

手作りごはんを作る目的は、大切なワンちゃんが手作りごはんで健康になることなので、1つの方法にとらわれずに、お腹の調子などワンちゃんの体調に合ったレシピを少しずつ試してみるとよいでしょう。

最初はいつものドッグフードに少しだけ何かトッピングすることからはじめてみてはいかがでしょうか?犬の管理栄養士さんのレシピや解説した記事もあるので是非ご覧ください♪

所要時間
難易度

材料(体重5kgのワンちゃんの分量)

作り方

含まれる成分