公開日
2020/10/13
更新日
2020/10/19

愛犬を迎えてから気をつけたい7つの注意点

待ちに待った愛犬を家に迎え入れる日、高まる気持ちを抑えて、まずは環境に慣らしてあげるためにあまり構いすぎないことも大切です。お家に犬が到着してから気を付ける注意点を確認しましょう。

迎えた当日は犬をゆっくり休ませてあげましょう

お迎えした当日は犬達も環境の変化で疲れているので愛犬をゆっくり休ませてあげましょう

いよいよ愛犬が家にやってくる日、これから毎日一緒にお散歩に行ったり、ボールやおもちゃで遊んだりとやりたいことがたくさんですよね?でも、愛犬を迎え入れる当日には注意することがあります。一緒に遊ぶのは仲良くなってから!たくさん撫でたい、抱っこしたい気持ちを抑えてしばし我慢が必要です。

当日はできるだけ構わないこと

犬を迎えた当日に最初にやるべきことは、できるだけ構わず過ごさせてあげることです。特に子犬は環境の変化にストレスを感じて、食欲がなくなったり安心して眠れなくなってしまうことがあります。新しい生活に徐々に慣れるまで、犬が休んでいる時間はもちろん、1週間程度はときどき名前を呼ぶ程度で、できるだけそっとしておいてあげましょう。

愛犬と早く仲良くなりたい気持ちは分かりますが、まずは愛犬が新しい環境に慣れることが先決です。

子犬は新しい場所のニオイや初めて聞く音、初めて会う人たちに囲まれて、高い位置からのぞき込まれて、手を伸ばして体を触られるなど、不安や恐怖の気持ちでいっぱいです。

まずは自分のペースでゆっくりと室内の環境を観察させて、気持ちを落ち着ける時間が必要です。この時に、家族が入れ替わりに近くにきて話しかけたり抱っこをしたりすることで、子犬はいつまでも落ち着かずどんどんストレスがかかってしまいます。

この結果、ストレスで食事を食べなくなってしまう子犬も多く、抵抗力の弱い子犬は下痢や嘔吐を起こす、あっという間にぐったりしてしまうなど、体調を大きく崩してしまうこともあります。

新しい環境や生活に慣れることで飼い主さんや家族と一緒に遊んだり、ワクチンプログラムが終われば外に出掛けることはいくらでもできます。まずは焦らず、子犬が安心してぐっすり寝ることができる場所を用意して、静かに優しく見守ってあげるようにしてください。

愛犬を迎えて1週間ほどは静かな環境で見守ってあげましょう

犬が環境に慣れるまでゆっくりと休ませてあげましょう

愛犬を迎え入れた後は、1日目、2日目と嬉しくてついつい構いたくなってしまいますが、もう少し我慢しましょう。最低でも1週間は食事や水の交換、トイレのお世話だけをして、その他の時間はゆっくりと休ませてあげるようにします。

家にやってきて2~3日経ってからは、少し遊ぶ時間を作っても問題ありません。ただし、長い時間遊ばせることはせず、5分程度で切り上げるようにしましょう。遊び方も激し過ぎないように少し構う程度にしておきます。

構いすぎ騒ぎに注意しましょう

おもちゃを使って一緒に遊んであげると、子犬はとても喜ぶかもしれませんが、子犬は自分の体力をコントロールすることができないため、限界まで遊んでしまい、疲れ過ぎて食事もできなくなることもあります。無邪気に楽しそうに遊んでいるからといって長時間遊んだり、あまり興奮させるような遊び方をしないように気を付けましょう。

特にお子さんのいるご家庭の場合、楽しみにしていたお子さんが子犬と遊びたがったり、お友達を自宅に招いて子犬を見せたがったりすることが多いようです。

まだ新しい環境に慣れてない中で、更に知らない人に周りを囲まれて騒がれると犬は恐怖しか感じません。子犬が環境に慣れることを何よりも優先させるように、迎え入れる前に家族間でよく話し合っておくようにしましょう。

ワクチンプログラムが完了するまでお散歩は我慢しましょう

ワクチンプログラムが終わるまでお散歩デビューは我慢しましょう

子犬は母犬の母乳を飲んで育つことで「移行抗体」を得て、一定期間はその抗体によって感染症などから身体を守ることができます。この抗体は、生後8週目を迎える頃から徐々に少なくなっていき、16週目を迎える頃には完全に消失してしまいます。

この抗体がなくなる時期に感染症に対する免疫力を付けるために行われるのがワクチン接種です。世界的なワクチンプログラムでは、子犬の時期に合計で3回接種を行います。

犬のワクチン接種とワクチンアレルギーについて

子犬の時期に3回ワクチンを打つのは何のため?

1回目は抗体がなくなる頃の8週目に接種を行うので、家に迎え入れる時には通常であれば1回目のワクチン接種が済んでいる状態です。1回目接種の1ヶ月後に2回目、更にその1ヶ月後に3回目の接種を行います。

3回目のワクチン接種が完了すれば待ちに待ったお散歩デビューができるようになりますが、ワクチンの効果が充分に身体に行き渡るまでには約2週間かかるので、それまでお散歩は我慢するようにしてください。

外の世界には、さまざまな細菌や病原菌がたくさん潜んでいます。1度子犬に感染してしまうと、あっという間に死に至るような感染症も存在するので、特に抵抗力の弱い子犬を守るためにワクチン接種は必須のものです。

ワクチンプログラムはかかりつけの獣医師と相談することがおすすめ

獣医師によっては、2回目のワクチンを接種して2週間経てばお散歩を許可している場合もあります。また、お散歩はOKだけど、他の犬との接触は避けるようにと指示が出る場合もあります。

どのタイミングでお散歩デビューをするかは、最終的には飼い主さんの判断になるので、獣医師とよく相談をして決めることをおすすめします。いずれにしても、2回目のワクチン接種が完了するまでは、お散歩は我慢するようにしてください。

犬を迎えたら飼い主の責任を持ち、必要な手続きを行おう

犬を家族に迎え入れた日から、飼い主として日本の法律に従って犬を飼育しなければなりません。

日本で犬を飼うには、狂犬病予防法に基づき犬に狂犬病予防注射を行い、家にやってきた日から30日以内に市町村に飼い犬登録を行ない鑑札の交付を受けなければならないことが法律で定められています。(生後90日以内の子犬の場合は、生後90日から30日以内に登録しなければなりません。)

犬の登録と狂犬病予防注射は飼い主の義務

犬を所有したら、居住している市区町村にその犬の生涯で1回飼い犬の登録を行い、犬の鑑札の交付を受けます。さらに、1年に1回(4~6月)に狂犬病予防注射を市区町村の集合注射会場か動物病院で接種を行い、毎年狂犬病予防注射済票の交付を受けます。

交付された鑑札と注射済票は、必ず犬の首輪などに付けておかなければなりません。犬の登録がされていない犬、狂犬病予防注射を受けていない犬、鑑札や注射済票を装着していない犬は、捕獲・抑留の対象となり、所有者は20万円以下の罰金の対象となります。

飼い主が引っ越しを行った場合は、変更届けが必要になります。また、高齢あるいは病気などでやむを得ない理由により、狂犬病予防注射を行うことができないとかかりつけ医が判断した場合は、獣医師が発行した狂犬病予防注射実施猶予証明書を市区町村に提出し、猶予の申請を行います。これは、その年の記述された一定期間のみ有効となるものです。

人との暮らしに慣れるための社会化を行おう

人間との暮らしに慣れるための社会化を行おう

子犬が生まれてから生後3週~12週頃までの間を「子犬の社会化期」と呼びます。母犬や兄弟犬と過ごす社会化期の間に犬の社会でのルールを身に付け、その後、飼い主さんと過ごす社会化期にさまざまな人や物に触れて多くの経験をすることで、人と共に生きていくための適応力を身に付けていきます。

この社会化期を適切に過ごすことができないと、初めて出会う人や初めて聞く音などに過剰に反応したり、犬同士の付き合いが上手にできなかったり、吠え癖や噛み癖などの問題行動を引き起こしてしまう可能性が高くなってしまうといわれています。

子犬の頃は怖いもの知らずで好奇心旺盛ですので、それを上手に利用して色々なことを経験させてあげると、初めての経験にも過剰に反応せず、犬自身もストレスを感じにくく気持ちにゆとりを持って生活をしていくことができるようになります。

子犬のうちに基本のしつけをはじめましょう

犬は学習能力が高い動物ですが、一度学習したことをやり直すのは苦手としています。子犬の頃はとにかく可愛くて、まだ小さいからと許していたことを、成犬になってからあれもダメ、これもダメとするようなしつけの方法では、犬はどうしたらよいのか混乱してしまいます。

子犬は好奇心旺盛なだけでなく学んだことを吸収する力も高いので、家庭のルールやトイレのしつけなどは子犬の頃から、できるだけ早くトレーニングをはじめることをおすすめします。

子犬のうちからしつけをするなんて可哀想と思われる方もいるようですが、一度覚えたものをやり直しさせられる方が、犬にとっては混乱や大きなストレスとなります。

また、家族の中で決めたルールが守れていない場合も、この人は褒めてくれるのに、この人には叱られるなど、犬が混乱して覚えられなくなってしまうので、各家庭のルールやしつけ方法については、犬を迎え入れる前に家族間でしっかりと話し合いを行って必ず統一するようにしておきましょう。

まとめ

実際に愛犬を家に迎え入れてから、気を付けて欲しいことを紹介しました。
子犬が新しい環境に慣れるまでの間、あまり構い過ぎずにそっとしておくことは、飼い主さんにとっては辛いことかもしれません。
でも、最初のわずか1週間程度のことですので、その後の生活を人と犬が快適に過ごすためにも、最初は最低限のお世話をして時々優しく名前を呼ぶ程度にしておきましょう。