骨折は犬のケガの中で最も多く、どのワンちゃんも骨折をするリスクを少なからず抱えています。犬が骨折をするシチュエーションや、骨折をしたときにかかる費用などをご紹介します。
犬のケガで最も多いといわれている骨折
犬が骨折をする場所で、最も多いのが四肢です。おもいっきり走って転倒したり、高い場所から飛び降りたりと骨折の原因はさまざま。
人間は「ここから飛び降りたら骨が折れるかな?」と判断できますが、犬たちにはそのような複雑な思想はありません。
そのため、元気いっぱいに高い場所から飛び降りて「なんだか、足がおかしいよ!」となってしまうのです。
2020年6月にペットの保険会社 アイペット損害保険株式会社で発表をした
「ペットの保険金請求が多い傷病のランキング2020」
ここで紹介されている保険請求金額が多い傷病ランキングの犬部門で「骨折」は9位にランクインしています。
1位から8位までは皮膚や内臓系の疾病のため、ケガとしては骨折が、最も多く犬たちが患った疾病だったいといえます。
愛犬が骨折をする原因
犬たちが骨折をする原因やシチュエーションをピックアップしてみました。
高いところから飛び降りる
お部屋のソファーや、玄関の段差など「このくらいの高さで?」と思う場所でも、愛犬たちは骨折をしてしまいます。
特に、玄関の段差は着地する場所がとても硬いため、骨折の原因になりやすく注意が必要です。
愛犬用のステップなどをうまく取り入れ、愛犬を高い場所から飛び降りさせない環境を作ることがとても大切です。
交通事故などによる骨折
環境省が定める「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」で、原則としてノーリードでお散歩をすることを禁止されています。
また、動物愛護管理法により各地の地方団体がノーリードでお散歩をすることを禁止する規定を設けています。結論として「ノーリードでお散歩をしたらいけない」といえます。
愛犬をノーリードでお散歩させることは、交通事故の危険にさらすリスクが高く、交通事故は重度の骨折を含む、命にかかわるケガを愛犬に負わせる可能性があります。
どんなにしつけが行き届いていても、愛犬の命を守るために、ノーリードでお散歩をすることはやめましょう。
栄養バランスの崩れ
愛犬に好きなものだけを食べさせてあげたい気持ちは、とてもよくわかりますが、栄養バランスの崩れも愛犬が骨折をするリスクを高めます。
ただ、骨の強化にいいといわれている、カルシウムなどのミネラル成分を多く与えすぎると、尿路結石症という泌尿器系のさまざまな症状を起こす病気にかかりやすくなってしまいます。
愛犬のライフステージにあった、栄養バランスがよい食事を与えるようにしましょう。
子犬やシニア犬、骨折をしやすい犬種
骨が弱く、骨を支える筋肉も弱い子犬やシニア犬は、特に骨折をしやすいシチュエーションを作らないように気をつけましょう。
骨がもともと細く、骨を支える筋肉が他の犬種と比べて発達していないトイ・プードルやチワワ、ミニチュア・ピンシャーやイタリアン・グレーハウンドなども骨折をするリスクが高いため、注意が必要です。
愛犬が骨折をしたら?治療法や費用について
愛犬が骨折をしたときの治療方法
基本的に、手術をして治療する方法と、ギプスにより固定する方法、この2つの治療方法が多いようです。
骨折をしたときの治療方法は、骨折の度合いやワンちゃんの年齢、持病などにより変わることもあります。
骨折をしたときにかかる費用
アイペット損害保険株式会社の保険金請求が多い傷病ランキング【手術】によると、骨折の手術で折れた骨をつなげた例ですと、参考診療費として308,700円と記されています。
愛犬がケガをしたら治療をするのは当然ですが308,700円という数字だけを見たら、個人的な感想ではありますが、安いとは言えない金額です。
毎日のサプリメントで、骨折から愛犬を守ろう
毎日のサプリメント習慣で、骨折から愛犬を守りましょう。
DOGPAD and LIFEのオリジナルサプリメント「犬サプリメント 骨・関節の健康維持に」は、関節や骨の健康をサポートします。
普段の食事では摂取することが難しい成分も、サプリメントなら手軽に摂れます。
愛犬の骨や関節の健康のために「犬サプリ習慣」をはじめてみてはいかがでしょうか。
最後に
愛犬の骨折は、愛犬を歩行困難にするなど、愛犬が生涯、つらい思いをする可能性がある疾病です。
何よりも元気に走り回る愛犬の姿は、私たち飼い主に元気を与えてくれます。
お部屋の中をもう一度見直していただき、愛犬が骨折をしにくい環境を作っていただけたらと思います。
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