公開日
2021/01/24

なぜ畜犬登録が必要なの?愛犬が畜犬登録をする理由

畜犬登録はなぜするのでしょうか?そして鑑札にはどのような意味があるのでしょうか?愛犬が「一生涯に一度」登録をする畜犬登録。畜犬登録をする理由や畜犬登録に関する疑問などについてお伝えします。

愛犬を迎えたら必要!飼い主の義務「畜犬登録」

愛犬を迎えたら必要!飼い主の義務「畜犬登録」

愛犬を迎えたら必要になる「畜犬登録(ちくけんとうろく)」。飼い主さんは愛犬を迎えたら各自治体に届け出をすることが、厚生労働省で定められており、義務付けられています。

畜犬登録をすると鑑札がもらえ、鑑札は愛犬のカラーやハーネスに着けておく必要があります。

畜犬登録はなぜ必要なのか

畜犬登録はなぜ必要なのか

1950年以前、日本国内では多くの犬や人が狂犬病と診断され、命を落としました。

狂犬病から人や犬を守る、日本から狂犬病を撲滅する目的で「畜犬登録」と「狂犬病の予防接収」が1950年に制定された、狂犬病予防法により義務付けられました。

飼い主が畜犬登録や狂犬病予防接種をしなかった場合、狂犬病予防法により20万円以下の罰金が科せられます。

また、畜犬登録をした際にもらえる鑑札は、迷子札のかわりになります。

愛犬が、万が一迷子になった場合、飼い主さんの元へ帰る手掛かりになるのです。

「畜犬登録」登録や届け出の疑問を解決!

「畜犬登録」登録や届け出の疑問を解決!

転居をする場合、鑑札を紛失してしまった場合などの対処法をご紹介します。

畜犬登録はどこでできる?愛犬を迎えたらいつまで行けばいい?

愛犬の届け出先を調べると「住まいの近くにある市町村窓口へ」と書いてあります。市町村窓口とはどこを差すのでしょうか?

登録に行く課は市町村によって異なります。また、役所ではなく保健所で登録をする場合もあります。

どこへ行けばいいのか?どの窓口へ行けばいいのか?事前にお住いの近くにある役所に問い合わせておくと、スムーズに登録ができます。

畜犬登録は、愛犬を迎えたら30日以内(生後90 日以内の子犬の場合には、生後90 日を経過してから30 日以内)に登録に行く必要があります。

畜犬登録にかかる費用は?どのようなことを記入するの?

畜犬登録にかかる費用は、3000円前後が多いようです。

畜犬登録で困ることのひとつが「愛犬のデータ」です。

【畜犬登録で一般的に必要な愛犬のデータ】

・犬種・愛犬の毛色・性別・生年月日・特徴・名前・マイクロチップの番号

登録をするときに困らないよう、愛犬の情報を控えて持参しましょう。

転居した場合はどうすればいい?

もともと住んでいた区市町村内で転居する場合は、畜犬登録をした場所に「登録事項変更届」を提出します。(鑑札はそのまま使用)

住んでいた区市町村から転出する場合は、新しい区市町村へ鑑札と狂犬病予防接種証明書を持参し「登録事項変更届」を提出します。(新しい鑑札が発行されます)

期限は引っ越し日から30日以内とされています。ですが、期限は地域によって異なる場合もあるため、できるだけ早めに登録をすませましょう。

愛犬の鑑札を紛失しまった!どうすればいい?

愛犬の鑑札を紛失した場合、畜犬登録をした場所で、再発行ができます。手数料は1600円前後が必要になります。

犬を譲り受けた場合はどうすればいい?

犬の飼い主が変わった場合も、新しい飼い主さんの近隣にある役所に「登録事項変更届」を提出します。

登録をする際、今まで使用していた鑑札と狂犬病予防接種証明書を持参しましょう。

鑑札を付ける大切さ。徘徊犬の返還頭数

鑑札を付ける大切さ。徘徊犬の返還頭数

厚生労働省が発表している資料に「都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等」というものがあり、この資料の中に「徘徊犬の抑留及び返還頭数」というものがあります。

平成30年に、迷子になった犬が飼い主さんの元へ無事に戻った数字が発表されています。平成30年度、全国で徘徊している犬を捕まえた頭数23,278頭、返還された頭数10,001頭とされています。

約半分が飼い主さんの元に戻れていないのです。

抑留する規定として「予防員は、第四条に規定する登録を受けず、若しくは鑑札を着けず、又は第五条に規定する予防注射を受けず、若しくは注射済票を着けていない犬があると認めたときは、これを抑留しなければならない」(狂犬病予防法:第六条より引用)。

また、愛犬が鑑札を付けていた場合「予防員は、第一項の規定により犬を抑留したときは、所有者の知れているものについてはその所有者にこれを引き取るべき旨を通知し、所有者の知れていないものについてはその犬を捕獲した場所を管轄する市町村長にその旨を通知しなければならない」(狂犬病予防法:第六条七項より引用)とされています。

これを読んでいただいても、鑑札の大切さがわかります。

鑑札を付けていたら、愛犬が迷子になったとき、飼い主さんの元に戻れる可能性が非常に高くなるのです。

最後に

愛犬の畜犬登録は転居などがない場合「一生涯に一度」だけです。

そのため、どのような意味があるのか?なぜ鑑札が交付されるのか忘れてしまうこともあります。

どうして畜犬登録が必要なのか?畜犬登録や鑑札にはどのような意味があるのかなど再確認していただけたら幸いです。

参考資料:
厚生労働省 狂犬病

厚生労働省 犬の鑑札、注射済票について

厚生労働省 都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等(平成25年度~平成30年度)

厚生労働省 狂犬病予防法