公開日
2019/08/22

外出しようとすると犬が吠えるのはどうして?理由とおすすめ対処法

犬を留守番させて外出をしようとすると、愛犬が吠えて困ってしまうことはありませんか。出かける準備をしただけで吠えが止まらなくなる犬もいます。外出時に飼い主さんも愛犬もストレスがかからないように、飼い主さんが外出をしようとすると犬が吠える理由と、おすすめの対処法などをご紹介します。

外出しようとすると犬が吠えて困る!

外出をしようとして、着替えたり車のカギを持ったりしただけで愛犬が吠えて大騒ぎをしてしまうことはありませんか。

吠えるだけならいいのですが、出かけようとしている飼い主さんの服を咬んだり、ぐるぐると走り回ったり吠えることにより犬のテンションがどんどん上がってしまい、収拾がつかなくなることもあります。

そのような状態ではなかなか外出ができなくなり、外出をするたびに飼い主さんも愛犬も疲れてしまいます。

なぜ犬は飼い主さんが外出をすることに気付くのでしょうか?
犬は非言語動物といい、言葉を話しません。その代わりにボディランゲージといって、体の動きなどで相手の状態を理解します。

注目をしている相手を常に観察しているため、ちょっとした変化にもすぐに気づくのです。

そのためいつもと様子が違う行動や、外出とつながる洋服やアイテムを持ったときに、犬が外出を察知し吠えるという仕組みなのです。

外出しようとすると犬が吠える理由

犬の観察力により、飼い主さんの外出を察知して吠えてしまうこともありますが、激しく吠えたり、吠えがとまらなかったりするのは犬の問題行動として扱うべきだと思います。

では問題行動につながる吠えを助長させてしまう2つの理由をご紹介します。

出かける前と後のギャップを作ってはいませんか?

外出をする前、愛犬に「行ってきます」や、抱きしめて「いいこにしていてね」などと言う飼い主さんは多いと思います。

ですがそれをしてしまうと、外出した後に残された犬は飼い主さんがかまってくれたと思ったのに、すぐにいなくなってしまうという大きなギャップを経験し学習します。

そのため飼い主さんが外出をするそぶりを見せると、学習をしたことを思い出し吠えるようになるケースもあります。

そして飼い主さんは、外出をするときに犬が吠えたからかわいそうだと思い声をかけたり、犬をなぜたりしてしまうと「吠えたら外出をしない、かまってくれる」と学習をしてしまい、どんどん吠えることを強化して悪循環のループに入ってしまうのです。

分離不安が原因?

もうひとつの原因として考えられるのは「分離不安」です。

分離不安とは、飼い主さんとの絆が深かったり、いつも飼い主さんと一緒にいたりして飼い主さんへの依存が高い犬に見られることがある症状です。

分離不安の犬に見られる行動の傾向として、飼い主さんが外出をするそぶりを見せると、極度に不安そうな行動(震える、呼吸が荒くなる、意味もなく歩き回るなど)を見せます。

また、犬が留守番をしている間に、自分の足を血がでるくらいなめてしまったり、ドアなどを異常なほどにひっかいたりします。

もし愛犬が分離不安なのではないかと思ったら、獣医師やドッグトレーナーに相談をしてみましょう。

そして知識のあるドッグトレーナーに分離不安対策の正しい行動修正をしてもらう必要があります。

愛犬が分離不安なのではないかと思ったら、軽い症状であっても獣医師やドッグトレーナーなどの専門知識がある方に相談をしてみてください。

外出時に吠えるのをやめさせるには

愛犬が外出するとき吠えるようになってしまったら、どのようにやめさせればいいのでしょうか。吠えをやめさせる対策や、トレーニング方法をご紹介します。

対処法1. 出かける前や帰宅時に犬に声をかけない

外出するときに吠える犬は、飼い主さんがいなくなる「外出」にとても敏感になっています。

そのため、飼い主さんが外出をすることに慣れさせる必要があります。

まずは、出かけるときに「行ってきます」などと愛犬に声をかけずに黙って外出をするようにしましょう。

そして帰宅したときも「ただいま」などと声をかけず黙って家に入りましょう。

飼い主さんがいなくなる合図や、帰宅をしたサインをなくします。

そうすることで、犬は外出前と留守番をしているときのギャップを感じにくくなります。

そして帰宅時、愛犬が吠えずに静かにしていたらたくさん褒めて遊んであげてください。

帰宅時に愛犬の激しいお出迎えがなくなると、少し寂しくなりますが、これも愛犬が留守番をしているときの孤独感を軽減するためだと思って挑戦をしてみてください。

対処法2. 犬がひとりでいる時間をつくる

飼い主さんと犬の関係性がとてもよく、犬が飼い主さんを大好きでいつも一緒にいることはとてもいいことです。

ですが、それは外出をするとき大きなギャップになり、愛犬は飼い主さんと離れるととても寂しく不安な思いをします。

飼い主さんに対しての依存が強くなると外出するときに吠えたり、分離不安になったりする可能性が高くなるため、愛犬との適度な距離を持ちましょう。

対策として1日に1回は愛犬がひとりでいる時間を作るようにしてください。

クレートやサークルを利用し、短時間からでいいので愛犬がひとりでもくつろいでいられるようにしましょう。

吠えて飼い主さんを呼んでも様子を見に行ったり、声をかけたりしないようにしてください。吠えたときに声をかけたり見に行ったりしてしまうと吠えたら飼い主さんが構ってくれると学習し、余計に吠えがひどくなるので注意が必要です。

犬がひとりでいることに慣れると飼い主さんが外出をするときの吠えが少しずつ軽減されていきます。

外出時のムダ吠え防止アイテムを活用

外出をするとき、吠えの防止対策になる便利なグッズをご紹介します。

吠えることを忘れさせましょう!

知育玩具で有名なコングですが、このコングに少し工夫をすると、とてもよい吠え対策アイテムとして利用できます。

飼い主さんが外出をするときにコングを愛犬に与え、愛犬が夢中になっている間に出かけます。

それを繰り返しているうちに、飼い主さんが出かける準備をしたら、おいしいものが詰まったコングがもらえると学習をします。

出かけるときのギャップが軽減され、愛犬の吠え対策への効果が期待できます。

暑い季節ならコングの中に愛犬の好きなペーストを入れ、冷凍庫で凍らせてみてください。時間をかけてゆっくりと愛犬がコングを楽しめるようになります。

ペーストを入れるときのコツは、一番奥に愛犬が大好きなチーズなどをしのばせておくことです。大好物なものへたどり着くために、愛犬は夢中になってコングで遊ぶようになります。

愛犬の注意を引いて吠えを防止

帰宅時、どうしても愛犬の吠えがとまらなかったり、必要以上に興奮をしてしまったりするなら、一度クールダウンさせる必要があります。

このペットコレクターは、愛犬がとても気になる音が鳴る、吠え防止対策のスプレーです。

興奮をして吠えやまないなら、愛犬をニュートラルな状態に戻すためにシュッとひとふき使ってみましょう。

愛犬が静かになったら必ず褒めてあげてください。

静かにしていれば、飼い主さんがかまってくれると愛犬に覚えてもらいましょう。

最後に

外出をする前や帰宅時に愛犬が吠えてしまい困っている飼い主さんはとても多くいらっしゃいます。

飼い主さんのことが大好きだからこそ吠えてしまうのだと思い、叱ったりはせずに、焦らず正しいトレーニングや対処をしていきましょう。 皆様がストレスのない楽しいドッグライフを送れることを心から祈っております。