公開日
2018/06/06
更新日
2018/06/27

何でも噛んでしまう!愛犬の噛み癖の原因と対策方法【物編】

犬が室内にある色々な物を噛んでしまうことでお悩みの方は多いようです。
物を噛んで壊されてしまうのは勿論困りますが、壊した物を誤飲してしまった場合にはもっと大変なことになってしまうかもしれません。
そのため、噛み癖はできることなら早く治したいですよね。
そこで今回は、犬が物を噛んでしまう癖について、その原因と対策方法を紹介していきます。

【原因】なぜ物を噛んでしまうの?

噛み癖の付いた犬は、テーブルの脚・ソファーの生地・本など、その素材に関わらず様々な物を噛みます。
では、何故犬はその物を破壊するまで噛んでしまうのでしょう。

犬が物を噛んでしまう理由

噛む行為という物は、元来犬の本能の中にあるものですが、これは自分の身を守る為や自分のテリトリーを守る為の行為であり、物を破壊する噛み癖とは少し性質が違います。
今回紹介していく噛み癖には、それなりの理由や意味があり、子犬と成犬でもそれはまた違ってくる場合があります。

子犬の場合

歯がかゆい

子犬は生後3ヶ月を過ぎてくると乳歯から永久歯に歯が生え変わります。この生え変わりの時期には、口の中がムズムズと痒くなるらしくそれを解消しようと物を噛むことが多くあります。

環境の変化

母犬やそれまで育ってきた場所を離れ、新しく家族として迎えられた時には生活環境が少なからず変わります。その時の環境の変化にストレスや不安を感じて、それを紛らわせようと物を噛み始めることがあります。

子犬の噛み癖は気が付いた時にすぐ適切なしつけを行い、1歳になる頃までには改善をしておくのが理想です。

成犬の場合

運動不足

犬は小型犬でも日々一定量の運動が必要です。散歩や運動をしないからといってうるさく吠えたりしない場合でも、運動不足が蓄積されると自然とストレスが溜まっていきます。
このストレスを解消するために、物を破壊する噛み癖が出てきてしまうことがあるようです。

分離不安によるストレス

子犬の頃に感じるストレスとは少し内容が違います。
常に飼い主さんのそばにべったりとしているような犬は、少しでも離れてしまうと急に不安になり物を噛んで破壊することがあります。留守番をさせた時にだけ物を噛む行動に出る犬は、分離不安からくる噛み癖であることがほとんどです。

ダメな事と認識していない

しつけをして教えてきていなければ、噛んでいい物と悪い物の区別は当然付きません。その結果、飼い主さんが困ってしまうような噛み癖につながっていく事が多々あります。

【対策】噛み癖をやめさせる方法

犬の噛み癖は、自然と治ることはなかなかありません。改善をしていくには、その行動がいけない事だというのを覚えてもらう必要があります。また、噛んでいい物といけない物の区別もきちんとしつけるだけでなく、生活環境の改善も必要になる場合があります。

子犬の場合

歯の抜け代わり時期に

乳歯から永久歯への生え変わり時期は、どうしても口の中が気になってしまう子犬は多いです。だからといって、何でも噛んでいい訳ではありませんので、噛んでも壊れないような丈夫な犬用のおもちゃを用意してあげてください。
子犬が何かを噛み始めたら、「いけない」など単語で叱りそれを取り上げます。動かせないような物であれば、子犬をその場から引き離しましょう。

その後、噛んでいいおもちゃを与えてそれを噛み始めたら少し大袈裟な位に褒めてあげてください。

これを繰り返していけば、子犬でも噛んでいい物とダメな物はきちんと覚えてくれます。
この時注意して欲しいのは、子犬の歯や歯茎は成長段階でまだ柔らかい状態です。壊れないからといって、あまり固いおもちゃは与えないようにしてください。

環境の変化に慣れさせる

犬のしつけは早いほうがいいと、家に迎え入れた途端に厳しく注意をしたり、「おすわり」などを覚えさせようとしたりする飼い主さんがいます。
慣れない環境のもとでそのような対応をされれば、犬は戸惑って不安になってしまいます。

まずは、犬との信頼関係を築くことが何よりも大切です。優しく声をかけて、ここは安心できる場所だという事を認識させてあげてください。噛み癖をなおす際もそうですが、犬のしつけをしていくのに一番大切なのは、犬と飼い主さんの信頼関係が構築されていることです。

成犬の場合

運動不足を解消してあげよう

朝晩の散歩など運動量を増やしてみましょう。
外へ散歩に行くのが難しいような時には、室内でボール遊びや、おもちゃを使った引っ張りっこなどをすると、運動不足の解消になるだけでなく飼い主さんとのスキンシップにもなり犬は満足感を得ることができます。

外に連れ出すのが難しい時には、窓を広く開けてあげたりベランダに出してあげたりするだけでも、外の空気を感じることができて犬にとっては気分転換に繋がります。
ストレスが解消されたり、生活のなかで満足感を得られたりするようになると自然と噛み癖もなくなっていきます。

留守番を特別なものにしない

分離不安の可能性のある犬には、「留守番に慣れてもらう・適度な距離を持って接する」ということが大切です。
留守番は日常的に起こることで特別な物ではないと覚えてもらう為にも、出掛ける時と帰宅した時には過度な対応をしないようにします。

「行ってきます・ただいま」とあくまでも冷静に対応するようにし、留守番していたことを褒める時にも「いい子だったね」と静かに伝える程度にしましょう。

適度な距離と保つというのは、決して冷たい態度を取るとか突き放すということではなく、犬が自分だけの時間を上手に過ごせるようにしつけるということです。

お気に入りのおもちゃで1人遊びをさせるようにしたり、同じ部屋に居たとしてもやたらに触れたりせずにある程度の独立心を持たせることが大切です。
留守番は日常的に起こるものだと認識し、更に独立心を持たせることで不安を感じることがなくなっていきますので、それにより噛む行動もなくなっていきます。

命を守るためにもきちんとしたしつけを

犬にとって噛んではいけない危険な物を噛んでいた時には、毅然とした態度で対応をするようにしてください。

先に紹介したように、信頼関係を構築することは何よりも大切ですが、ただ甘やかせばいいという訳ではありません。
例えば、大型犬がボールをそのまま飲み込む場合や、小型犬でも硬いプラスチックの物を食べ体を傷つけてしまうケースも考えられます。
家の中には電気コードなど危険な物や、万が一飲み込んでしまったら体によくない物がたくさん落ちています。
大切な犬の命を守るためにも、ダメな物はダメときちんと噛み癖のしつけをしていくようにしましょう。