愛犬たちの睡眠時間はとても長く感じますよね。愛犬たちは私たちに比べ、なぜ睡眠時間が長いのでしょうか。3月18日「春の睡眠の日」に、愛犬たちの睡眠時間や睡眠環境について考えてみましょう。
3月18日は睡眠の日!愛犬の睡眠について考えよう
睡眠の日は1年に2回あります。そのうちのひとつが3月18日「春の睡眠の日」といわれています。
眠る時間が長い愛犬たち。なぜ愛犬たちはよく眠るのでしょうか?
睡眠の日をきっかけに、愛犬たちの睡眠の謎について解き明かしていきましょう。
愛犬の睡眠時間は長い?!愛犬たちの平均睡眠時間
まず、愛犬たちの睡眠の基本「愛犬たちの睡眠時間」についてお伝えします。
成犬の睡眠時間について
犬の平均睡眠時間は約12~15時間といわれています。
愛犬たちは眠ることで消費したエネルギーを回復しています。そのため、体の大きさや活動量によって、睡眠時間が若干変化することがあるのです。
体が大きくなれば、活動に必要なエネルギーは増えるため、大型犬の方が睡眠時間は長くなる傾向があります。
また、皆さんも経験があると思いますが、ドッグランなどで愛犬がいつも以上に遊んだ後の睡眠時間は、いつもより長くなりますよね。
これも、運動によりエネルギーを大量消費したため、睡眠で回復していることが原因だといえます。
子犬の睡眠時間について
子犬を家族に迎えると「こんなに眠って、いいのかな?」と心配になることがあります。子犬の平均睡眠時間は18時間以上といわれており、一日の大半を寝て過ごしています。
子犬は起きているとき、ひっきりなしに活動をしています。
小さな体から活動エネルギーを消費しているため、回復するためには、より多くの睡眠時間が必要になるというわけです。
シニア犬の睡眠時間について
シニア犬の場合は、シニア期を迎えてから、年を重ねるごとに睡眠時間が長くなります。その理由として、体力が落ち疲れやすくなるからです。
ただ、シニア犬をずっと眠らせておくことは、筋力低下や昼夜逆転を招く恐れがあります。愛犬の体調を考慮しながら、適度な運動をさせましょう。
愛犬が歩けない場合、スリングやカートを使用してお散歩をするだけでも良い刺激になります。
関連記事:愛犬がずっと寝ているけど大丈夫?飼い主さんができること
愛犬の眠りは明日の活力!快適な睡眠環境を整えよう
愛犬の睡眠不足は深刻な問題です。愛犬が元気に活動できるように睡眠環境を整えましょう。
愛犬の睡眠不足で起きること
眠りたいのに眠れない環境は、愛犬にとってとてもストレスがかかります。
私たちも眠りたいのに眠らせてくれない環境は、ストレスがかかりますよね。
愛犬たちにかかるストレスは、それを引き金に問題行動へ発展することもあります。例えば、ストレスを発散するためにものを噛むことや吠えること、地面を掘ることなどがあげられます。
また、エネルギーを回復できない状態で、愛犬を活動させることは肉体的にも悪い影響があります。
愛犬の睡眠不足は、心にも体にも悪い影響がでてしまうのです。
睡眠環境を整えよう
愛犬が快適な睡眠をとるために、心地よく眠れる環境を整えましょう。
- 快適に眠れる、温度・湿度・気候にあったベッドを使用する
- 愛犬の体にあったベッドを用意する
- トイレとベッドはできるだけ離す
- 眠る環境を清潔に保つ
- 気温が高い季節・気温が低い季節はエアコンなどを利用し適切な温度を保つ
- 静かで落ち着く場所にベッドを用意する
- 適度な運動をさせ、心地よく眠れる体をつくる
このようなことを参考にしていただき、睡眠環境を整えてみましょう。
寝ながら走る愛犬?!愛犬の睡眠と不思議な行動
愛犬が眠っているとき、何かをしゃべっているように口が動いたり、走っているように手足を動かしたりすることはありませんか?
これは、睡眠の状態に関係しています。
睡眠の状態は2種類あます。
レム睡眠は、脳は活動しているけれど体が眠っている状態、ノンレム睡眠は脳も体も眠っている状態のことをさします。
愛犬たちの睡眠はレム睡眠が多く、これは野生の名残といわれています。
愛犬たちが痙攣をしているような動きをしているのは、レム睡眠のとき。
夢を見ているのではないか?といわれていますが、まだ解明されていません。
この行動については、心配は不要です。ただ、いつもと違う痙攣や、吠え方をした場合は脳の病気が疑われるケースがあります。
おかしいと思ったら、獣医師さんに相談をしてみましょう。
関連記事:犬も夢を見るの?夢の内容は?【動画付き】
最後に
ぐっすりと眠っている愛犬は、見ているだけで幸せな気持ちになれます。
目が覚めた愛犬が、元気に遊んでくれるように……。
3月18日「春の睡眠の日」に、愛犬の睡眠時間や睡眠環境を見直すきっかけになれば幸いです。
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