これから犬を家族に迎えようとしている方は、飼い主として家族としてその子を一生お世話することができますか?犬の飼い主になるための心構えをご紹介します。
犬を飼うってどういうこと?
犬を飼いたい!一緒に暮らしたい!こう思ったとき、犬を飼う決断を「可愛いから」という理由だけで決めてはいけません!
犬と一緒に暮らすことは、たくさんの幸せな楽しい時間を過ごすことができます。でもそれだけではありません。犬のいなかった生活でできていたことができなくなるなど、今までの生活の時間に加えて、犬のために使う時間が多くなります。
食事やお散歩など、犬は飼い主さんなしでは生きていくことはできません。
さらに、日本で犬を飼うには社会のルールもあります。ルールを守り、犬と暮らす際のマナーを身につけて、素敵な飼い主さんになりましょう!
犬の飼い主になるための条件
犬を飼うことに反対している家族がいないこと
犬を家族として迎える際に、家族の中で反対している人がいる場合は、しっかり話し合うことが大切です。家族の中に犬へのアレルギーを持っている人がいる場合は、安易に飼うことを決断せず、必ず犬を迎える前に主治医の先生と症状などを相談した上で検討するようにしましょう。
犬を飼うための住環境が整っていること
ペット可住宅でない物件で犬を飼うことは絶対にあってはいけません。小型犬のみ可能の条件であるのに中型犬や大型犬を迎えることは、犬が不幸になるだけです。
一生その子と暮らし看取る覚悟があること
犬の平均寿命は10~13年といわれています。体調を崩すこともあれば、シニア犬になると介護も必要になることでしょう。犬を迎えてから毎日ずっと、お世話をすることができること、看取る覚悟など終生飼育ができますか?飼い主の責任としてこれはとても大切な条件です。
社会的なルールを守ること
日本で犬を飼うには、狂犬病予防法と動物愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)を守らなければなりません。犬を迎えたら犬の登録をし、毎年狂犬病予防注射を接種させ、注射済票の交付を受けます。
また、動物の虐待や遺棄の防止について定められた動物愛護法では、飼い主の責任として適切な終生飼養を行うことが明記されています。
犬の飼育、健康管理に時間とお金をかけられること
お散歩に行く時間、犬と一緒に遊んでコミュニケーションを取る時間がない、動物病院に連れて行くことができない人は犬と暮らすことは難しいです。
犬を飼うということは、毎日の食事代、ペットシーツ代、ノミ・ダニ・フィラリア予防、ワクチンなど病気の予防や健康診断、体調不良のために獣医療費、生活費などに多くのお金がかかります。
適切なしつけを行うことができること
犬を飼うというと、可愛い子犬やいうことを何でも聞く犬、リビングで穏やかに過ごす犬を想像する方もいるかもしれません。子犬は可愛いですが、たくさんのいたずらもします。
飼い主さんが適切なしつけを行わなければ、吠えたり噛んだり、いうことを聞かない犬になってしまいます。
また、ご近所トラブルや他人への危害を加えることがないように、飼い主さんはしつけを行うよう努力することが必要です。
もし飼えなくなったら誰かお世話ができるのかを確認できていること
犬は1頭だけは生きていけません。ごはんとお水をもらってトイレをし、お散歩に行き運動をすることが必要です。もし万が一飼い主さんが病気になったり亡くなってしまったら、愛犬のお世話をしてくれる人を探しておくことも大切です。
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