公開日
2020/08/27
更新日
2020/10/14

犬は汗をかくの?犬の汗腺のしくみを解説!

犬は汗をかくのでしょうか?なぜ犬は、熱中症にかかりやすいのでしょうか?犬が汗をかく仕組みや、犬たちの体に存在する汗腺の種類など、犬の汗についてご紹介します。

犬は汗をかくの?知っておきたい犬の汗

犬も汗をかきます。犬の汗のかきかたを知っていると、暑さ対策や、体臭ケアなどにとても役立ちます。

犬に塩分を与えすぎないほうがいいこと、これも犬の汗と関係しているのです。

さて、犬たちの汗腺はどのようになっているのでしょうか。犬の汗腺や、汗のかきかたについてご説明します。

犬の汗腺のしくみ

犬も汗をかくのですが、私たちと汗のかきかたや、役割が違います。犬の汗腺とその役割についてご説明します。

犬の汗腺その1. エクリン汗腺

エクリン汗腺は、さらっとした汗が出る汗腺です。

エクリン汗腺から出る汗は、主に体温調節をする役目をしています。

人間は、エクリン汗腺が体全体にあるため、暑いときに汗をかき、体温調節ができます。

犬たちは体温調節をするためのエクリン汗腺が、体の一部にしか存在しません。

そのため、暑いときに体を冷やす効果がある汗をかけず、口で「ハアハア」と呼吸をする「パンティング」で体温調節をしているのです。

犬は肉球に、エクリン汗腺があります。

暑い日や緊張をしたときなど、犬の肉球がしっとりとしているのは、エクリン汗腺からの汗によるものなのです。

犬の汗腺その2. アポクリン汗腺

犬の体全体に存在するアポクリン汗腺は、主に「臭い」を出す汗腺です。

私たち人間は、アポクリン汗腺は脇の下や下腹部などにあり、精神的な刺激で発汗するといわれています。

このアポクリン汗腺から出る汗は、フェロモンとして大きな役割をはたしています。

犬のアポクリン汗腺で、代表的なものは肛門にある、肛門嚢です。

肛門嚢といわれると、なんとなく、アポクリン汗腺がどのようなものか、イメージができるのではないでしょうか。

アポクリン汗腺から出る汗は、タンパク質や糖質などが含まれているため、皮膚にもともと存在する菌がつきやすく、臭いの原因になってしまうのです。

汗は臭いの原因に?!皮膚をケアしてすっきり清潔

前章でお話した通り、犬の体全体にあるアポクリン汗腺は、タンパク質などを含んでおり、放置すると臭いの原因になります。

犬は臭いの原因になりやすい、アポクリン汗腺が体全体にあるため、体臭が気になりやすいのです。

愛犬の体臭がきになったら、シャンプーをして汚れを落としてあげましょう。

ただ、愛犬の体を頻繁に洗うことは、必要な油分まで洗い流してしまい、皮膚トラブルの原因になるため、おすすめできません。

ブラッシングスプレーや、犬用ボディシートなどをじょうずに利用し、愛犬の体を清潔に保ちましょう。

犬と塩分の関係

犬に塩分を与えすぎたらいけないというのは、皆さんご存じだと思います。

エクリン汗腺から出る汗は、99%が水分、その他の成分は塩分だといわれています。

犬は塩分を体外に出すエクリン汗腺が少ないため、塩分を控える必要があるのです。

最後に

犬が熱中症にかかりやすい原因や、定期的にシャンプーをしないと体臭がひどくなる理由は、汗腺と深い関係があります。

犬の汗のかきかたを知っていただき、ワンちゃんの健康面や衛生面に役立てていただけたら幸いです。

参考資料:「ビジュアルマスター 最新くわしい犬学」編者 くわしい犬学 編集委員会