公開日
2019/09/19

おもちゃで遊べない犬を遊べるようにする方法

せっかく愛犬におもちゃを買ってきたのに、まったく喜んでくれず悲しい思いをしたことがある飼い主さんは多いと思います。愛犬がおもちゃで遊ぶ理由やおもちゃの選び方、遊ばないおもちゃで遊ばせる方法や、愛犬をおもちゃで遊ばせるために注意したいことなどご紹介します。

おもちゃで遊べない犬がいるのはなぜ?

ペットショップやネットストアなどでたくさんの犬用のおもちゃが売られています。「これで遊んだら楽しいだろうな」「かわいいだろうな」と思い購入し、愛犬にプレゼントをすると全く興味を持ってもらえず悲しい思いをした飼い主さんは多くいらっしゃるのではないでしょうか。

犬はなぜおもちゃで遊べないのでしょうか。また遊べないおもちゃがあるのでしょうか。

それには理由があります。まずは遊べないおもちゃを並べてみましょう。そこには意外な共通点が隠されていることがあります。

例えば犬の大きさに対しておもちゃが大きすぎる、または小さすぎる。無機質すぎて犬が興味を持つ要素がない。遊び方が難しすぎるなどです。そのようなおもちゃもひと工夫すれば犬が遊ぶようになることもあります。

愛犬が楽しく遊べるおもちゃのバリエーションが増えるように、おもちゃで犬を遊ばせるコツをお伝えします。
ご参考までに飼い主さんからご相談いただいた「犬が遊ばないおもちゃ」をご紹介します。

・知育玩具
・デンタルロープ
・木製などの咬んで遊ぶおもちゃ
「それそれ」と思ったおもちゃがこの中にあるのではないでしょうか。

犬がおもちゃで遊ぶ理由とその効果

犬がおもちゃで遊ぶ理由

犬がおもちゃで遊ぶ理由のひとつとして「捕食をする欲求を満たすため」があります。犬はもともと狩りをする動物です。ボールやぬいぐるみ、キューキューと鳴るおもちゃは、おもちゃを小動物に見立て追いかけ、つかまえるという狩りの欲求がみたせるのです。

デンタルロープなどは捕まえた獲物を咬んで引き裂くという行動に似ていると言われています。ぬいぐるみなどを咬んで引き裂きボロボロにしてしまうのもこの欲求を満たすためと考えてよいでしょう。

捕食というと小型犬などは特にピンとこない方も多いと思いますが、犬たちが持って生まれた生きるための大切な行動です。犬のおもちゃは愛犬の狩猟本能を満たすためのものでもあるのです。

犬がおもちゃ遊びで得られる効果

犬がおもちゃ遊びで得られる効果にはどのようなものがあるのでしょうか。

「犬がおもちゃで遊ぶ理由」でご紹介したように捕食欲求や、咬みたい欲求がみたされるとストレスの発散ができます。

また雨の日やお散歩の時間が短かった日などに、室内でボール遊びをすれば運動不足の解消ができます。

飼い主さんとデンタルロープやぬいぐるみなどで引っ張りっこ遊びをすれば、飼い主さんとの絆作りに貢献をします。

犬の咬む欲求がみたされれば、ソファーやクッションなど咬んでほしくないものを咬まなくなる可能性があります。

このようにおもちゃを上手に活用すると問題行動を防いだり、飼い主さんとの絆が深まったりなど、いいことがたくさんあるのです。

犬をおもちゃで遊ばせる方法

ボールやぬいぐるみで遊ばせる方法

ボールやぬいぐるみは比較的興味を持って遊んでくれる犬が多いと思いますが、なかには全く興味を示さない犬もいます。

まずボール遊びを愛犬にさせる方法をご紹介します。

最初からボールを遠くに投げたり転がしたりしないことが大切です。犬がすぐにくわえたり、手でおさえられたりできる場所にまず転がします。それに慣れて犬がボールに興味を持ち始めたら、少し遠くへ転がしてみましょう。

このように少しずつボールを転がす距離を長くしてみてください。そして愛犬がボールに反応をしたら「上手だね」などの褒め言葉を言い、犬のテンションをあげることがとても大切です。

次にぬいぐるみの遊び方です。

ぬいぐるみの中にキューキュー音が鳴るものが入っているなら、まずは飼い主さんが音を鳴らして犬に興味を持ってもらいましょう。そして犬がぬいぐるみをくわえたり、興味を示したりしたらボール遊びと同じように褒め言葉を使い愛犬のテンションをあげます。ぬいぐるみをボールのように投げたり、犬が興味を持つように飼い主さんが動かしたりすることも効果的です。

ボールやぬいぐるみは犬がくわえやすく、運びやすい大きさのものを選ぶのも上手に遊べるようになるポイントです。

知育玩具で遊ばせる方法

知育玩具で犬を遊ばせる方法は、まず飼い主さんがお手本を見せてください。

コングなど中にトリーツを入れるタイプのなら、飼い主さんがまずトリーツの入ったコングを転がし、中からトリーツが出てくるのを愛犬に見せます。

知育玩具で遊べない犬には、遊び方を先に教える必要があります。

遊び方を覚えても、すぐにトリーツが取り出せないと飽きてしまう愛犬には、コングのような形状の知育玩具なら奥に愛犬の大好きな犬用チーズなどを仕込んでおきましょう。

チーズなどを取り出したいために愛犬は一生懸命になる可能性が高く効果的です。

また転がすとランダムにトリーツが出てくる知育玩具は、同じトリーツではなく何種類かのトリーツを入れ、愛犬を飽きさせないように工夫するのも上手に遊ばせるコツです。

デンタルロープで遊ばせる方法

デンタルロープは犬が遊ぶと歯磨きの効果がある一石二鳥のおもちゃです。ですがデンタルロープもおもちゃとして難易度が高く、遊ばない愛犬が多くいます。

デンタルロープで遊ばせる方法は、飼い主さんが愛犬と一緒に引っ張りっこをしてください。

まずはデンタルロープを愛犬が興味を持つように動かします。ヘビのようにくねくねさせてみたり、ボール遊びができる愛犬なら投げてみたりしてください。

愛犬が反応をしたら、すかさず褒め言葉で犬のテンションを上げましょう。

そして愛犬がデンタルロープをくわえたら、引っ張りっこ遊びを始めます。

このように愛犬に興味を持たせることがとても大切です。まずは一緒に遊んでデンタルロープの咬み心地の良さを愛犬に覚えてもらうことが、デンタルロープで遊ばせるコツです。

他には、デンタルロープを愛犬の大好きなトリーツの袋や、フードが好きな愛犬ならフードの袋の中に入れておきましょう。デンタルロープに食べ物の匂いがつき、愛犬が匂いにつられて咬んで遊ぶようになります。

木製などの咬んで遊ぶおもちゃにもこの方法は有効です。

ぜひ一度試してみてください。

犬をおもちゃで遊ばせるために注意したいこと

最初は簡単に遊べるおもちゃから!

最初は犬が簡単に遊べるものを選びましょう。

おもちゃで遊ぶといいことがあると犬が学習をすると、犬はおもちゃで遊ぶようになります。

犬が興味を持ちやすいおもちゃは「犬がおもちゃで遊ぶ理由とその効果」でお伝えしたように狩猟したい気持ちをくすぐるものです。

そのため、ピーピー音が鳴るぬいぐるみやボールなどが最初に犬に与えるおもちゃとして適しています。

知育玩具で遊ばせるなら、最初はトリーツが出やすいように工夫をしたり、簡単に達成できたりするものから選ぶことをおすすめします。

犬のおもちゃは飼い主さんが管理しましょう

犬用のおもちゃは愛犬用のおもちゃ箱などを作り、犬が届かない場所に置いて必ず飼い主さんが管理をしてください。

犬がいつでも取り出せる場所におもちゃを置いたり、部屋におもちゃをだしっぱなしにしたりすると犬はすぐそのおもちゃに飽きてしまいます。

飼い主さんがおもちゃを出してくれて、そのおもちゃで一緒に遊ぶようにすると、さらにおもちゃの価値が上がりおもちゃで上手に遊べるようになります。

そして、愛犬に常に与えるおもちゃは2つくらいが理想です。そのおもちゃも飽きる前に他のおもちゃと交換をするようにしましょう。

1日ごとに交換したり、留守番専用と決めたり犬におもちゃを飽きさせない工夫も大切です。

最後に

犬用のおもちゃ遊びは楽しいだけでなく、飼い主さんと愛犬が一緒に遊んで絆を深められたり、犬の運動不足の解消やストレスの発散ができたりと、とても大切なものです。 愛犬におもちゃの遊び方を教え、犬用のおもちゃを上手に利用して愛犬と素晴らしい時間を作っていただけたらと思います。