公開日
2020/10/16
更新日
2020/10/19

どの犬種を選ぶ?犬種選びのポイント

犬にはたくさんの種類があります。どの犬を家族に迎えるかは、住んでいる環境や生活スタイルによって選ぶ犬の大きさや犬種が変わってくることでしょう。
体の大きさや性格の傾向など、犬種の特性やかかりやすい病気、運動量などを調べてみるとよりぴったりの候補がみつかるかもしれません。
見た目の可愛さから衝動で犬を迎えて「やっぱり飼えない」「こんなはずじゃなかった」ということは絶対にあってはありません。犬種選びのポイントをご紹介します。

まずは飼育できる大きさを見極めましょう

飼育できる大きさかしっかり、見極めることも犬種選びのポイントです

どの犬種を選ぶかの条件でとても大切なことは「犬の大きさ」です。例えば、大型犬は子犬のうちは小さくても、成犬になるととても大きくなります。

成犬になったときの大きさをしっかり確認すること

成犬になった時の大きさは、犬種選びのとても重要なポイントです。子犬は成長と共に必ず大きくなっていくので、必ず成犬になった時の大きさをイメージして選ぶようにしてください。

犬の大きさを区別する時には、体重と体高を利用します。

体重

一般的に、犬の大きさの目安になる体重ですが、ジャパンケンネルクラブ(JKC)などの犬種登録を管理している団体では、体重による公式的な区別はしておらず、定義そのものが存在していません。


犬も人と同じように、同一犬種であっても個体差によって体重にも数?の開きが出ることがあります。そのため、体重を判断基準として定義を決めてしまうと、同じ犬種なのに中型犬と大型犬に分かれてしまう場合が出てくるため、体重での判断はあくまでも目安であり、トリミングサロンやペットホテルなどではその店舗によって独自の判断で区別されています。

超小型犬・小型犬・中型犬・大型犬のそれぞれの体重はどれくらい?

体重による公式的な定義はありませんが、一般的には以下のように分類されます。

超小型犬:5?以下
小型犬:10?まで
中型犬:10?~25?ぐらいまで
大型犬:25?以上
超大型犬:40?以上

体高

体重の次に大きさの目安として使われるのが体高です。
体高は、犬が立った状態で地面から背中までの高さを測るのが正しい方法です。地面から背中ではなく頭の位置で測ってしまわないように注意してください。

一般的には、体高が40?未満を小型犬、60?以上を大型犬、その間を中型犬としています。体高についても体重と同じく公式的な定義はないので、あくまでも平均値からみる目安となります。

家の環境、生活環境は大丈夫?

家が犬と暮らせる環境に整っているかをしっかり確認しましょう。

候補となる犬の大きさを確認したら、次はその犬が今住んでいる環境で暮らすことができるかをイメージしてみることが大切です。

部屋の広さとペットOKかどうか

犬種を決める際には、どのくらいの大きさの犬が自宅の広さに適しているかを考えましょう。戸建てなのかマンションなのか、賃貸の場合はペット可住宅なのか、犬の大きさに制限はあるのかなどをしっかり確認しなければなりません。

お庭や広いお部屋がある場合は、小型犬から大型犬まで飼育することはできますが、アパートやマンション暮らしでお部屋がワンルームの場合は、選ぶ犬のサイズは小型犬がよいでしょう。

室内で犬を飼う場合、ケージやサークル、トイレトレーなど室内に設置する犬グッズは多くなるので、お部屋が狭いと人間も犬も身動きがしにくくなってしまいます。

一人暮らしかそうでないか

犬と一緒に暮らすには、ごはんを与える、トイレをさせる、お散歩に行き運動させるなど、飼い主さんが愛犬とコミュニケーションをとる時間が必要です。

一人暮らしで仕事に行かなければならないなどお留守番が多い場合は、犬を迎えてお世話がきちんとできるかをもう一度考えてみましょう。もし不安がある場合は犬と暮らすことを諦めることも必要です。

特に、運動量の豊富な犬種や大型犬を選ぶと、犬がストレスを抱えやすくなるので注意が必要です。

室内犬か外飼いか

多くは室内でともに暮らす犬を探されるかと思いますが、番犬として外で飼う犬を探している場合は、必ず体力のある大きさと種類の犬を選んでください。外飼いの犬は、夏の暑さや冬の寒さ、冷たい雨などに耐えられる体力が必要です。小型犬を外で買うのは犬にとって厳しい環境で、苦痛を与えてしまうのでおすすめできません。

どうしても外で飼う場合は、犬が成犬になった時でもゆったり入ることができ、日当たりや風通しのよい、雨風をしのげる犬小屋を設置し、周辺を犬が自由に動けてくつろげスペースと自由に飲める水飲み場が必要です。

外飼いの犬は飼育状況が人目につくこと、警戒吠えや無駄吠えなどから、ごはんをもらえていない、犬を繋ぎっぱなしなど、ウンチやおしっこの掃除を行っていないなど正しい飼育を行わないと、近所の人から虐待と通報されたりトラブルの原因となることがあります。外飼いをするかどうかは慎重に判断をするようにしましょう。

飼い主さんが犬を迎える余裕があるか

犬を迎えたら、毎日できるだけ多くの時間を一緒に過ごせることが理想です。小さなお子さんの子育てや介護、既に多頭飼いをしている場合などは、犬を迎える余裕があるかを再確認しましょう。

経済的な余裕があるか

犬を迎える際には、子犬や必要な犬グッズの購入をするなどお金がかかります。体の大きさと成長に比例して毎日の餌代やペットシーツなどの消耗品の費用も多くなりますし、体調を崩したり病気になれば動物病院での診察費も必要です。

また必要な時期を迎えれば、避妊手術や去勢手術を行う費用もかかります。

飼育する環境や飼育費用、主にお世話する人の確認なども踏まえて「多分大丈夫だろう」ではなく「絶対に大丈夫」と自信を持てるサイズの犬種を選ぶことがとても大切です。

犬種選びのポイント

どのくらいの大きさの犬にするのか、自分の生活スタイルに適していて責任を持って飼育できる犬のイメージができたら、どの犬種にするか実際に候補を決めていきましょう。それぞれのポイントごとに、条件に当てはまる犬種を紹介しています。

成犬の大きさから犬種を決めましょう

大きさの参考に、小型犬から大型犬の例をご紹介します。

超小型犬/小型犬

カニンヘンダックス/ミニチュアダックスフンド

ティーカッププードル/トイプードル

チワワ

マルチーズ

ヨークシャーテリア

パグ

中型犬

柴犬

コーギー

ビーグル

ボーダーコリー

大型犬

ラブラドールレトリーバー

ゴールデンレトリーバー

シベリアンハスキー

バーニーズマウンテンドッグ

自分のライフスタイルに合わせて犬種を選びましょう

犬を飼うとなったら、日々のお散歩は欠かせませんし、場合によってはお留守番もさせなくてはいけません。外出時に犬を連れて行くこともできますが、長時間の外出が苦手な犬もいます。また、外遊びが大好きで運動が欠かせない犬もいます。

犬を飼育していく上で、犬とどんな生活を希望しているのかによって犬種選びに大きく影響してきます。

運動量が多い犬種

  • ジャックラッセルテリア
  • コーギー
  • 柴犬
  • ボーダーコリー

運動量が少ない犬種

  • ペキニーズ
  • シーズー
  • ボストンテリア
  • チワワ

アウトドア向きな犬種

  • ゴールデンレトリーバー
  • ラブラドールレトリーバー
  • ボーダーコリー

インドア向きな犬種

  • ペキニーズ
  • シーズー
  • チワワ

性格が温厚な犬種

  • ゴールデンレトリーバー
  • ラブラドールレトリーバー

性格が甘えん坊な犬種

  • バーニーズマウンテンドッグ
  • セントバーナード
  • トイプードル
  • チワワ
  • 犬種問わずオス犬の方が甘えん坊であることが多い

性格がマイペースの犬種

  • ビーグル
  • 柴犬

被毛のお手入れが大変な犬種もいる

定期的なシャンプーやトリミングなど被毛のケアが特に必要な犬種もいます。

犬を飼うには、毎日のお散歩やしつけにかける時間だけでなく、ケアのためにブラッシングを行うことも必要です。犬種によってはトリミングサロンでのシャンプーやトリミングカットが必要な場合もあります。定期的にトリミングサロンに通うことで、ケアにかかる費用が高くなることを理解しておきましょう。

トリミングが定期的に必要な犬種

  • プードル種(トイプードル・スタンダードなど)
  • シュナウザー種(ミニチュア・スタンダード)
  • テリア種(ワイヤーフォックステリア・スコティッシュテリアなど)
  • ダックスフンド(ワイヤーヘアード)

小さな子どもやお年寄りがいる場合の犬種を考えましょう

子どもに命の大切さや情操教育をさせたい、お留守番が多いので友達代わりになってほしいと、犬を飼育し始める家庭も多いと思います。

しかし、子どもは急に高い声を出したり、急に動いて大騒ぎをしたり、寝ているところを起こされてストレスを感じる犬も多いので、犬の正しい扱いや接し方については、保護者が責任を持って教える必要があります。

こういったことからも、お子さんがいる家庭では、神経質な犬やしつけにくい犬は避けて、人に懐きやすいタイプの犬を選ぶのがおすすめです。

赤ちゃんや持病がある方、高齢者と暮らしている場合は、抜け毛が少ない犬を選ぶのもおすすめです。持病のある方は、かかりつけ医に犬と暮らすことができるかを相談した上で迎えるかどうかを決断してください。

子どもがいる家庭におすすめの犬種

  • トイプードル
  • ミニチュア・シュナウザー
  • シーズー
  • ボーダーコリー

お年寄りがいる家庭におすすめの犬種

  • チワワ
  • ヨークシャテリア
  • ポメラニアン
  • フレンチブルドッグ

犬を飼う前に犬種ごとにかかりやすい病気も知っておきましょう

犬種選びの際に、犬種特有のかかりやすい病気を把握しておくことはとても大切です。

犬の病気には、生まれつきの先天性の病気から、生活環境などが原因で発症する後天性の病気があります。例えば、チワワは水頭症、ダックスフンドは椎間板ヘルニアなど、その犬種の体の特徴などからかかりやすい病気もあります。

他にもフレンチブルドッグは、暑さや寒さに弱く適温を保っていないと体調不良を引き起こしてしまうこともあります。
このように、犬種によってかかりやすい病気や生活する上で注意するべきことをしっかり確認した上で候補となる犬種を選びましょう。

まとめ

犬を飼いたいと思って犬種選びをする際は、好きな犬種という理由だけでなく、飼育環境や生活スタイルを考えたときに、本当にその犬種を迎えてお世話をすることができるのかをよく考えてみてください。

犬も飼い主さんも、お互いが幸せに楽しく暮らしていくことは、とても大切なことです。

どの犬にするか迷ったら、ご自分の生活スタイルにはどんな犬種が合っているのか、これからはじまる愛犬との生活をイメージして、じっくり検討することをおすすめします。