今日から4月、新学期がはじまりますね。春は家族の生活環境も変わりやすく、いつもと違う変化に犬がストレスを感じて体調不良を起こしやすい季節です。日々の生活の中でできる犬のストレス緩和法をお話しします。
春は犬がストレスを感じやすい
春本番!今日から4月になりました。
春は卒業や入学、転勤による引っ越しなど、新しい生活をスタートする人が多くなる季節ですよね。
犬と暮らしている場合、新しい生活に慣れようと飼い主さんが忙しくしている中で、愛犬とのコミュニケーションは行っていますか?
・愛犬のお留守番が多い
・お散歩に行かない
・飼い主が愛犬と一緒に遊ぶ時間が少ない、など
今まで愛犬と過ごす時間が長かったのに、生活スタイルが変わるなど一緒に過ごす時間が短くなったときは、犬の行動や体調の変化をよくみておくことが大切です。
犬は、環境変化からストレスを感じて、問題行動や下痢や嘔吐、元気がないなどの体調不良を起こしやすくなります。
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犬がストレスを感じるとみせる仕草や行動の変化
犬が環境変化のストレスを感じると、以下のような仕草や行動の変化がみられることがあります。
・自分の手足や体を舐める、噛む、毛をむしる
・後ろ足を使って体を掻く
・頻繁にあくびをする
・トイレの失敗が増える
・ケージやサークルの中で同じ場所を歩いたり、同じ仕草を続けたりする
・吠える/鼻を鳴らす
・攻撃的になる
・室内のいたずらをする
など、犬によってさまざまな行動の変化がみられます。
犬にとって環境の変化があった後に、上記のような今までなかった行動の変化が増えてきたら、ストレスを抱えている可能性があります。
普段よりも積極的にコミュニケーションをとることを心がけましょう。
犬がストレスを感じると現れる体調の変化
犬がストレスを感じると、以下のような体調不良が起こることがあります。
・疲れている
・ぐったりしている/元気がない
・ご飯を食べない
・嘔吐
・下痢/軟便
・血尿、など
体調不良は、ストレスだけでなく大きな病気を抱えている可能性もあります。異変をみつけたらそのままにせず、動物病院を受診しましょう。
犬のストレス緩和法
では、ここからは犬のストレス緩和法についてご紹介していきます。
どれも当たり前のことかもしれませんが、慌ただしく過ごす日々の中で愛犬のお世話や心のケアがしっかりできているかを再確認してみてください!
できるだけお留守番の時間を短くする
毎日長い時間ケージやサークルの中で飼い主さんを待つことは、犬にとって退屈な時間です。できるだけお留守番の時間を短くすることを心がけましょう。
お仕事などでどうしても長時間のお留守番をさせる必要がある場合は、ドッグカメラとスマホを使って家の外から愛犬とコミュニケーションをとるという方法もあります。
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お散歩にでかける
お留守番が多い場合は、お散歩をしっかり行って運動させることがストレス解消にもつながります。
毎日同じお散歩コースを歩く方法もありますが、ときにはいつもと違うコースにしてみるのもよいでしょう。普段と違うコースの地面のニオイを嗅いで情報を収集することは、犬にとって新しい刺激になります。
「時間がないから今日はお散歩に行かない」というのは人間の都合です。短い時間でもお散歩に積極的に連れて行ってあげましょう!
ですが、ここで注意するのが「歩かせすぎによるストレス」です。
犬の体に痛みがあったり、お散歩を嫌がったりする場合に、無理やり歩かせることもストレスになってしまうため、愛犬の体の状態に合わせて無理のない範囲の運動をさせましょう。
犬が体を休められるスペースを作る
昼間は騒がしく夜も飼い主が深夜まで起きていて昼夜問わず犬がぐっすり眠れない生活は、犬にとって大きなストレスとなります。
犬の1日の平均睡眠時間は、12〜15時間程度といわれています。
犬が落ち着ける空間を作って、心と体を休めることができる環境を整えてあげましょう。
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たくさんコミュニケーションをとる
もし、犬がストレスを感じているかも?と思ったら、
・体に触れる/なでる
・おもちゃを使って一緒に遊ぶ
・「おすわり」「まて」など基本のしつけを再確認しながら、上手にできたらたくさん褒めてあげる
・マッサージをおこなう
など、愛犬とたくさんコミュニケーションをとることを心がけましょう。
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愛犬のストレスの原因に気がつくために
愛犬が環境の変化によってストレスを感じているかどうかは、普段から様子を観察していた飼い主さんほど早く気がつくことができることでしょう。
「あれ?」「いつもと違うかも?」「具合が悪い?」という違和感に気がつくためにも、日頃から愛犬の仕草や行動、体調を観察する習慣をつけることが大切です。
今回は、犬のストレス緩和についてお伝えしました。
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