公開日
2020/10/02
更新日
2020/10/14

柴犬って飼いやすい?柴犬の性格や飼い方、しつけの方法

人気の犬種「柴犬」。さて、柴犬とはどのような犬種なのでしょうか?犬の中でもオオカミに近い遺伝子を持っているといわれている柴犬。そんな柴犬の魅力や性格、しつけの方法などをご紹介します。

柴犬ってどんな犬?柴犬の基礎知識

世界畜犬連盟(FCI)の第5グループ、「原始的な犬、スピッツ」に属する柴犬。柴犬と暮らしたことがある方ならご存じだと思いますが、柴犬を含む(柴犬は特に・・・)日本犬は、他の犬種と少し違う?と感じるところがあります。そんな、魅力があふれる柴犬の基礎知識をご紹介します。(原地名は柴ですが、記事では親しみやすい呼び名の柴犬と表記いたします)

犬種の選び方① 犬種グループの特徴を知ろう

柴犬の性格について

柴犬は他の犬種に比べ、べたべたすることを嫌います。中には甘えん坊のコもいますが、比較的クールなコが多く、体をなぜられたり抱きしめられたりすることが苦手です。

また、知らない人との接触も苦手なため、家族や慣れている人以外は、警戒することがあります。

メンタル面はとても繊細で、ストレスを感じやすく「ストレスによる無駄吠え」など、ストレスによる問題行動が起きることもあります。

見た目は「もふっ」としていて、物怖じしないように感じますが、柴犬はとても繊細で、デリケートな性格の持ち主なのです。

柴犬の体について

柴犬の一般的な体の大きさは、オスが体高40センチ前後、メスが体高37センチ前後といわれています。

豆柴という名前で呼ばれている柴犬がいますが、豆柴は体が小さい柴犬を指し、ジャパンケネルクラブ(JKC)でも、純血腫の犬種名として登録されていません。

柴犬の毛色は茶系の赤、黒柴と呼ばれる黒、もともとの毛色の色素が薄くなり生まれる白、赤・黒・白のカラーが混ざっている胡麻の4種類があります。

どの毛色でもおなか側の毛色は白(裏白)が理想とされています。

毛色により印象がかなり変わることも、柴犬の魅力のひとつなのではないでしょうか。

室内?屋外?柴犬を飼う理想の場所

柴犬は、大きな環境の変化を好みません。そのため、室内でも屋外でも柴犬が生活する場所を、きちんと決めてあげるとよいでしょう。

ただ、決まった習慣(ルーティーン)をこなすことにはストレスを感じません。

朝~昼間は屋外で過ごし、夜は室内に入れるなど、飼育場所を時間によって変える場合は、きちんとしたルーティーンを作ってあげることをおすすめします。

柴犬は日本の気候への順応性が高く、寒さや暑さに強いといわれています。

ですが、屋外で飼う場合、愛犬の健康を守るためにも、暑さや寒さ対策は必須です。

犬は汗をかくの?犬の汗腺のしくみを解説!

柴犬のお手入れについて知ろう!

柴犬にしてあげたいお手入れをご紹介します。

被毛や皮膚のケアはしっかりと!

柴犬のかかりやすい病気のひとつに「皮膚病」があります。柴犬は他の犬種に比べ、皮膚が弱い犬種です。

柴犬のデリケートな皮膚を守るために、生活する環境は常に清潔に保ち、ブラッシングは毎日、シャンプーも定期的にしてあげましょう。

また、アレルギー性皮膚炎を起こしやすいため、食事や、使用するケア用品などは、体への負担が少ないものを選んであげてください。

歯磨き、耳掃除、基本的なお手入れの仕方

体に触られることが苦手な柴犬。毎日のお手入れに苦労されている飼い主さんも、多いのではないでしょうか。

歯磨き耳掃除肉球のケアなどの基本的なお手入れは、できれば子犬の頃から慣れさせておきましょう。

成犬になってから始める場合は、最初から体を押さえつけて無理やりケアするのではなく、おやつなどを利用し、柴犬が嫌がらない程度から始めることをおすすめします。

ストレスが爆発すると、攻撃行動に出る場合もあります。

例えば、耳掃除を慣れさせるなら、耳に触って嫌がらないなら褒める。まずはそこからスタートしましょう。

焦らずに、時間をかけて毎日のケアに慣れさせることが大切です。

柴犬のしつけについて

短期集中型の柴犬

私が柴犬をトレーニングするとき、気をつけていることは「短時間で教える」ことです。柴犬は集中力を維持する時間が短く、長時間かけてじっくりと学ぶタイプではありません。(中には集中力が継続するタイプのコもいますが・・・)

トレーニングを始めたら、柴犬が飽きる前に必ずトレーニングを終わらせましょう。

柴犬に教えたいしつけ

基礎トレーニングと呼ばれるもの(お座り伏せ待て呼び戻しなど)は、マスターさせましょう。これはどの犬種でも同じです。

子犬なら「社会化」と呼ばれる外の環境に慣れさせる練習は必須です。

一定の環境で育った犬よりも、外の世界に慣れている(社会化した)犬の方が、ストレスを感じにくく、成犬になってからの問題行動が減る傾向があります。

柴犬は特に、繊細な性格の持ち主のため、子犬から外の世界に触れ、怖いものをなくしてあげることが大切です。

ご褒美と罰について

トレーニングでは、うまくできたらご褒美を、できなければ罰をつかいます。

【柴犬に適したご褒美】

褒め言葉よりもなぜることよりも「特別なおやつ」が効果的です。ドッグフードやいつも与えているおやつではなく「特別なおやつ」です。

柴犬のモチベーションを上げるために、トレーニングのときだけ食べられる「おいしいおやつ」を褒め言葉と合わせて使うことをおすすめします。

【柴犬に適した罰】

望ましくないことをしたときに使う罰をご紹介します。

柴犬の場合、体を叩くことや大きな音で怖がらせることなどは、恐怖から起こる攻撃行動につながる可能性があるためおすすめできません。

また、無視することも柴犬には、あまり効果がありません。

効果的な罰は「おいしいおやつを持っているのに、正しい行動をしてくれなかったから、あげないよ」です。

例えば、お座りを練習していて、うまくできなかったとき、「特別なおやつ」の匂いだけかがせ、与えずに回収します。

そして、じょうずにお座りができたら「特別なおやつ」を与えてください。

食べることが好きな柴犬にとって、目の前にあるものが食べられないという罰は、とても効果があります。

ただ、何もないときに、この罰は絶対にしないでくださいね。

食欲の秋!おやつの与えすぎで愛犬に起きる問題

最後に:柴犬と楽しく暮らすには

柴犬の一般的な性格の傾向について書かせていただきましたが、どの犬種にもいえることは「そのコによって性格はさまざま」ということです。

一緒に暮らしている柴犬が「何が苦手か」「得意なことは何か?」「どのようなことにストレスを感じるか」など、そのコの性格を観察し、知ることが大切です。

飼い主さんに甘えていたと思ったら、急にどこかへ行ってしまったり、テンションが高いと思ったら急に冷めてしまったりなど、柴犬は一緒にいて飽きない犬種です。

私が個人的に柴犬に感じることは、彼らは「ツンデレ」という言葉がぴったりで、そんなツンデレな柴犬に飼い主さんたちは、とりこになってしまうのだと思っています。