公開日
2020/09/21
更新日
2020/10/14

シニア犬が元気に暮らすために【シニア犬の健康対策7選】

9月21日は敬老の日です。敬老の日にシニア犬について考えてみませんか?愛犬は歳を重ねたらいつか、シニア犬になります。いつまでも愛犬に元気でいてもらうために、シニア犬の健康対策をご紹介します。

敬老の日、シニア犬について考えよう

9月21日は敬老の日です。愛犬もいつか歳を重ね、シニア犬になります。

シニア期を迎えると、今まで考えられなかったことが、愛犬の身の回りでおきます。

それをどう受け止めるかが、わたしはとても大切なことだと思っています。

私事ですが、16歳の愛犬と暮らしています。シニアな愛犬との暮らしは、ひと言でいうと簡単なものではありません。ですが、それ以上にシニアな愛犬が、愛おしくて仕方がないのも事実です。

私が体験をしている、シニアな愛犬との暮らしをもとに、知識や資料の情報をプラスして「シニア犬との接し方や健康維持の方法」をお伝えいたします。

シニア犬の健康対策7選

愛犬がシニア期を迎えたとき、気をつけたい健康対策などをまとめました。

シニア犬の食事

シニア犬は噛む力が弱くなり、今まで食べていたドッグフードなどを、かみ砕けなくなることがあります。固いフードをかみ砕けないと、まるのみしてしまいます。そのような場合、消化器に負担がかかりやすいため、体調不良の原因になる可能性があります。

まずは、ライフステージにあった食事を選ぶことと、どのくらいの固さのものなら食べられるのか、実際に調べてみることをおすすめします。

また、嗜好の変化もあるため、今まで食べていたものを食べなくなることもあります。

さらに、認知症の症状が現れると、食べ物にとても執着するようになる傾向があります。

【シニア犬の食事対策】

  • 栄養の偏りに注意してライフステージにあった食事を与えましょう
  • 適度な固さのものを与え、噛む欲求をかなえてあげましょう
  • 食べ残したら、何が原因か(体調不良・嗜好の変化)など考えてみましょう
  • 栄養の偏りを感じたら、サプリメントなどを使い栄養バランスを保ちましょう
  • 食に執着をしても、食べ物の与えすぎは禁物です

足腰の強化と保護

シニア犬になると、後ろ脚や腰が弱くなり、正常な歩行ができなくなるケースがあります。

私の愛犬も後肢に力が入らず、後肢を引きずりながら歩くようになりました。

このような場合、飼い主さんの補助は必須です。

排泄をするとき、移動をするときなど、愛犬が安全に行動するためのサポートをしてあげましょう。

また、長時間のお散歩は足腰に負担がかかるため、シニア犬のお散歩は、愛犬が疲れない程度に時間を短縮しましょう。

肉球が乾燥しないようにケアすることもおすすめです。

【シニア犬の足腰の強化と保護対策】

  • お散歩は疲れすぎない程度に時間を短縮する
  • 愛犬がうまく歩けない場合、胴を支えるなどして、歩行サポートをしてあげましょう
  • 関節の強化や保護をするサプリメントも有効です(愛犬にも飲ませています)
  • 室内犬の場合、滑りにくく踏ん張りやすいトイレを作ってあげましょう
  • 排泄がうまくできないと便秘の原因になります、トイレの環境はとても大切です

白内障が進行したら?

白内障が進行すると、とても視界が悪くなります。

目が見えにくくなると、愛犬の恐怖心が増します。そのため、今までどこを触っても問題がなかった愛犬も、ふいに手が伸びてきて触られると唸る、噛むなど、今までしなかったことをするケースがあります。

また、目が見えにくいため、家具などにぶつかる危険も増えます。

愛犬の目が見えにくくなったと感じたら、できるだけお部屋の中にある危険なものは取り除いてあげてください。

ただ、愛犬は今までの記憶と感覚で、歩くようになります。そのため、大規模な部屋の模様替えはしないようにしましょう。

【白内障や目が見えにくい愛犬への対策】

  • 電気コードやぶつかるとケガをすると想定されるものは、カバーをつけるなどの工夫をしましょう
  • 愛犬がうろうろしている場合、お水がある場所やトイレに誘導をしてみましょう
  • 愛犬が怖がらないように、声を掛けてから触るなどの工夫をしましょう

耳が聞こえにくくなったら?

耳の聞こえが悪くなると、目が見えにくくなるのと同様、恐怖心が増します。

もちろん、飼い主さんの声にも反応しにくくなります。

ただ、耳が聞こえにくくなると今までピンポン吠えをしていた愛犬はしなくなり、雷などの音に恐怖を感じていた子は緩和されます。

決して、耳が聞こえにくいからといって、愛犬の耳のそばで、大きな声を出すなどしないであげてください。

【耳が聞こえにくくなった場合の対策】

  • 恐怖心が増すこともありますが、若いころに怖がっていた音に鈍感になることもあります
  • 耳が聞こえにくくなっても、無駄だと思わず、愛犬に話しかけてあげてください

睡眠時間を大切に

シニア犬の睡眠時間は20時間近いといわれており、1日の大半を寝て過ごします。

眠る時間が長い愛犬のために、体に負担がかかりにくいベッドなどをよういしてあげましょう。

また、シニア期を迎えると、眠りながら排泄をしてしまうこともあります。

私はベビー用の「おもらし用シーツ」という防水加工がしてあるものをタオルの下に敷いて使っています。

どのようなことが起きても、対応できるように工夫をしてみてください。

【シニア犬の快眠対策】

  • エアコンなどで室内を適温に保ち、蒸れなどから愛犬を守りましょう
  • いつでも清潔に保てる寝具を選びましょう
  • ベビー用品や人間用の介護用品はとても便利です。工夫次第で飼い主さんの負担も減ります
  • 寝たきりの愛犬は、床ずれ防止用のベッドや定期的にからだを動かすようにして、血液の循環を良くし、床ずれを防ぎましょう

シニア犬にも適切な運動や刺激を!

眠る時間が長いシニア犬ですが、寝かせっぱなしにしてしまうと、昼夜逆転してしまい、夜鳴きの原因になることもあります。

シニア犬でも楽しめるノーズワークマットなどを取り入れ、適度な運動をさせ、愛犬によい刺激を与えましょう。

寝たきりの子でしたら、外のにおいを嗅がせるだけでもよい刺激となります。

朝が来て昼になり夜になったという時間の経過を、食事や薬の時間だけではなく、自然の力も借りて感じてもらいましょう。

【シニア犬の運動の対策】

  • ノーズワークマットなどで、適度な刺激と運動を!
  • 外のにおいは愛犬によい刺激を与えます

シニア犬と接する飼い主さんの心のケア

シニア期を迎えた愛犬と幸せに暮らすには、飼い主さんの心のケアがとても大切だと感じています。

認知症による夜鳴きや、徘徊などは飼い主さんの心をむしばみ、イライラをつのらせることもあります。犬友達や家族に話をしたり、専門知識がある方に相談をしてみたりすることもおすすめです。

ひとりで悩むと、1点に気持ちが集中してしまい、思考がうまく働かなくなります。そのようなときは周りの力をぜひ借りてください。

愛犬を守れるのは飼い主さんだけなのです。

最後に

シニア犬との生活って大変!と思われるかもしれません。ですが、その大変さ以上に、愛おしくて仕方がないのがシニア犬なのです。

飼い主さんを頼りにし、甘え、不器用に歩き、眠り、優しい顔でこちらを見る愛犬は、天使そのものです。

敬老の日を機会に、愛犬がシニア期を迎えたときをイメージしたり、シニア犬との生活を見直したりするきっかけを作っていただけたらと思います。